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アニメ『らっかみ!』のファン感謝デー
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声優インタビューコーナー
館内から出ていった人々が戻ってきた。濡れた手をハンカチで拭きながら席に座る。売店で手に入れたのか。専用のカップホルダーに飲み物を置いた。
司会進行役の桜山シズカがステージ上から様子を窺う。全ての席が人で埋まった。
「ここからはみなさんの質問に声優さん達が答えてくれます。質問がある人は大きな挙手でお願いします。スタッフがマイクを持って走ります。それではー質問をーどうぞ!」
最前列に座っていた
片山 修
が挙手と同時に跳び上がる。
「はい、はい、はい!」
その場で飛び跳ねて首から吊るしたカメラが小躍りした。
「はい、そこのカメラをぶら下げたあなた!」
シズカの言葉に反応した男性スタッフがマイクを持って駆け寄る。
修はマイクを受け取った。緊張が顔に表れていた。
「特定の声優さんの質問ではなくて、その、裏話やアニメ『らっかみ!』の感想、あ、それと実際の寝子島のどこを見たとか。見てみたいとかもできれば。キャラの声でして、いえ、何でもないです」
「おとなしそうな顔で欲張りセットの注文が入りましたっ! この注文を受けて立つのは誰だぁぁぁ!」
シズカは後方に振り返る。若手声優の
奏 優希子
が垂直に手を挙げた。
「熱い魂を込めた挙手がロックだぜ! 張り切ってどうぞ!」
優希子は長机の手前に置いていた自身のマイクを手に取った。
「裏話と言いますか、
雨寺 凛
を演じたことで少し、話してみたいと思います。
凛ちゃんは活発な子なので、色んな人との会話シーンが多くありました。声優さんとの交流が広がりましたね。キャラクターの個性に負けない声優さん達に驚きながらも楽しく過ごせました」
「ボクも楽しかったよ。一緒にご飯を食べに行きたいね」
声優の一人、
篠山 純一郎
がマイクを手にして言った。
「本当ですね」
「その時は先輩らしく、ボクが奢って貰うよ」
「え、私が奢るんですか? 仕方がないなー、私が一肌脱いでって、いやいやいや、おかしいでしょ!」
優希子は手の甲で打つような動作を見せた。その乗りに純一郎が合わせる。
「そうだね。脱ぐのは
志波 武道
の専売特許だから、ボクが神速脱衣を見せないと」
「ちょっと先輩、脱ぐのは背広だけにしてくださいよ。全く、もう」
流れるような会話に観客席から笑いと拍手が沸き起こる。修も笑顔で拍手を送った。
「仕事場でも、こんな風にほんわかした感じでしたね。これからも元気でアグレッシブな凛と一緒にがんばっていきます。みなさん、よろしくね!」
拍手が収まると後をシズカが引き継いだ。
「アドリブもお手の物でとても勉強になります。他に質問に答えてくれるのは、篠山さんですね。では、先輩らしくポロリとしてください!」
「裏話的なことだよね? 別の物をポロリではなくて」
「そんな危ないポロリは厳禁です!」
何のイベントなのか。わからなくなるような笑いが起こった。
「年甲斐もなくドキドキしたよ。まあ、苦労話みたいなものなのかな。寝子高の三年生が集まるシーンは緊張したね。若者の中におじさんが挟まれて、場違い感が半端なかったよ」
「篠山さん、それこっち。こっちの台詞だから」
冬水 瑛太
は自身を頻りに指差した。必死な形相に純一郎は朗らかに笑った。
「そんな風には見えなかったよ。あー、それとコメディの時にリテイクを連発させたんだよね。三年生役のみんなに迷惑かけちゃって、あの時はゴメン」
該当する四人を見て軽く頭を下げた。
「僕も
服部 剛
のキャラクターが乗り移った感じでテンション高くて、みんなに迷惑かけたと思うんで堪忍やで」
井上 千秋
は苦笑いを浮かべた。
「確かに役と人物がそっくりだね」
純一郎の言葉に同意するように拍手が送られた。
続いて
藤堂 和也
がマイクを握る。
「千秋くんは口調まで似ているね。それと俺だって失敗はありましたよ。声優歴はそこそこですが、知名度が上がったのはアニメ『らっかみ!』の
桐野 正也
役のおかげなので少し気負っていたのかもしれません。でも、楽しい現場で助かりました。それにジュンジュンさんはシリアスが得意じゃないですか」
「その呼び名は照れるね。ネーミングセンスが疑われるよ。ジュンジュンだからね。あ、ボクが付けたんだっけ?」
観客席から笑い声が起こる。何人かの声優も口元をそれとなく押さえていた。
弾む会話を耳にしていた
小早川 賢太郎
がうずうずした様子でマイクを手に取った。
「みんなの話を聞いていたら現場を思い出して、なんか過去の回を振り返りたくなったんですけど、いいですかね?」
「もちろんだよ」
代表として純一郎が朗らかに言った。
「聞きたーい!」
観客席からの後押しもあって賢太郎は笑顔となった。
「やっぱり最初は千秋とやった
ゲーセン回
だよなー。アレはキツかったな。監督がリアリティーを求めて、その場でスクワットだもんな。すぐに録音だから喘ぎ声が大きくて困ったよ」
「あったなー、男二人が並んでハアハアはさすがにくるもんがあった」
千秋は目頭を揉んだ。
「再現してー!」
観客席の声に千秋は苦笑した。
「見苦しいですって。それよりも熱血ヒーローの方がいいですよ。剛くんは星幽塔編では竜騎士になっています。
龍戦斧マグナ
で敵を突いては薙ぎ倒し、『仲間を守るんや!』って台詞が個人的に気に入っているのですが、みなさんはどうです?」
拍手の大きさに千秋は頷き、笑顔で親指を立てた。
「千秋は本当に剛だな。話を戻すけど、ゲーセンの筐体で流れた音楽が必聴なんです!
アイドル曲はピコピコの電子音が多めで、BPMも高い。踊れる曲だけではなくて聴かせるんですよね。他にも打ち込みの曲があって……篠山兄さん、すいません。また空気を読めてない感じになって」
「いいよ、いいよ。ボクと君の仲じゃないか、ハート」
「ど、どんな仲ですか!?」
その返しに拍手が起こった。
「
伝説のバラバーラの回
は楽しかったよ!」
観客席の声に、それ、と賢太郎は声を上げた。
「ありましたねー。伝説のバラバーラの木に花が咲いて、
宇佐見 望月
役の僕と
志波 武道
役の篠山兄さんがラヴィでしたね。なんてことを話していると」
「再現してー!」
「そうですよね。くると思っていました。篠山兄さん、どうします?」
「もちろん、こうだよね」
純一郎はスーツの上着に手を掛けて脱ぐような動作を繰り返す。
「わかりました。では、僕から触りの部分を」
賢太郎は喉の調子を見る。静かに息を吸った。
「ぶっどうちゃああああんの甘い果実を食わせろおおおお、ラヴィ!」
「なにがなんだかわからないんだけど胸が疼いちゃうよおおおお、ラヴィ!」
二人は口を蛸のように尖らせて自分自身を強く抱き締めた。
館内は笑いの渦に叩き込まれた。迫真の演技に涙を流す者もいた。
「なんですか、このカオスな状況は! ここで仕切り直します! 次に質問のある方は、そこのお嬢さん!」
男性スタッフが素早く対応する。高校生くらいの女子にマイクを渡すと、どうぞ、と手で促した。
「あの、冬水さんに質問します。アニメの
高梨 煉
のように料理をしますか?」
「良い質問ですね! では、答えて貰いましょう!」
シズカは瑛太に注目した。机上に戻していたマイクを再び手に取る。
「それがですね~、料理はダメなんですよ。外食と出前がおふくろの味です」
「一回も作ったことがない?」
「そこまでじゃないですよ。最近だとホットケーキにチャレンジして、確か粉と卵と牛乳だったかな。混ぜてフライパンで焼いたら黒いホットケーキが完成しました。記念に写真を撮って同じ声優さんに送ったら『炭のUFOですか』って返ってきましたね」
遠慮したような笑いが起こる。
何かを思い付いたかのように賢太郎がマイクを握った。
「あ、もしかしてエータ君、写真を送った相手って、アニメで胸の大きな役の」
「うわああああ! な、何を言い出すんですかっ!」
「
高梨 煉
と同じで中身は純朴だね」
そこにシズカの声が割って入る。
「とんだ青春野郎でした! 次の質問に行きます。はい、そこの男性の方、どうぞ!」
慣れた調子で男性スタッフが駆け寄ってマイクを渡した。
「
烏丸 蓮
さんが好きなゲームはなんですか」
「マニアックな質問がきましたねー! では、回答をよろしく!」
シズカの声に着ぐるみの猫は反応しなかった。そっと近づいて肩の辺りを揺する。
「もしかして中の人はすやすや状態ですか?」
「……何のことかな。質問に答えよう。私の台本には、ほとんど決まった台詞がなくてアドリブオッケーとなっている。円盤には不条理で狂気の未収録場面が満載だよ。君達はお布施のつもりで買いなさい」
「……あの、質問は好きなゲームですよ」
シズカは着ぐるみの側で囁いた。
「今やってるゲーム? 最新版のニャンハン(ニャンスターハンター)で周回だね。イベントも開催中で回すんだよ。魂を込めて回すしかない!」
「なるほど、重い話になる前に次の質問にいきましょう! それでは次の質問者は誰かなー!」
シズカは観客席に目を向けた。
「元気に手を挙げている、そこのおさげの女の子! どの声優さんに、どんなことを聞きたいのかな」
「えっと、三島さんに質問です。アニメで委員長とか、まじめなキャラの多い三島さんが、どうして小萩のキャラをしてるんですか。あと三島さんは小萩みたいなキャラになりたいですか」
「質問は二つですね!
三島 さやか
さん、回答をよろしく!」
「わかりました。一つ目の質問ですが、あまり知られていないみたいですが、アニメの
本条 小萩
は美化委員長ですよ!」
「えー!」
複数の驚きの声にさやかは苦笑した。
「小萩は自分が大好きなだけで、性格は真面目だと思います。演じるこちらは、その微妙なニュアンスを伝えないといけないので苦労しますが。
二つ目の質問はとんでもないです! あんな無茶は小萩だから許されるんです。質問者のあなたは、あんな風になってはいけませんよ」
さやかの諭すような声に女の子は、うん、と元気に頷いた。ほのぼのとした笑いに包まれて質問を終えた。
シズカが観客席に向かって身を乗り出す。
「次々、いきますよー! はい、そこの眼鏡を掛けた男性! 質問をお願いします!」
「あ、マイクをありがとう。藤堂 和也さんに質問します。最近の出来事で嬉しかったことを教えてください」
「なるほどの質問ですね! どういう答えが返ってくるのでしょうか。わくわくが止まりません!」
シズカの声に和也はぎこちない笑みを見せる。
「ハードルを上げないでくださいよ。最近、嬉しかったことはアニメの
桐野 正也
の知名度が上がったことですね。役名を言うと『ああ!』と驚いてくれて、自分が褒められているような気分になります。
あとファンの方の差し入れも嬉しいです。きりのんは抹茶やビター系のお菓子が好きだけど、俺は煎餅が好みです。オシャレなカフェでスイーツを食べながらコーヒーって柄じゃない。縁側で緑茶を啜って煎餅や団子を楽しみたいですね」
「おじいちゃーん!」
純一郎が声を上げた。
「演歌が合いそう」
賢太郎が付け加える。
「ヒーローでも煎餅はないわー」
「ないですね」
千秋の言葉に瑛太が頷いた。
やんわりとした否定に和也が面々を指差す。
「な、なんでよ! 別にいいじゃん、煎餅は和風の代表でしょ!」
他の声優達は目を合わせてひそひそと否定的な言葉を並べた。
和也は慌てた。手で宥めるようにして目を泳がせる。
「ちょっと待ってよ。な、何なの、この流れは。なんで俺が悪いってなるわけ? 言い出しっぺの法則とかじゃないよね? みんな、俺はおかしくないよね!」
観客席に向かって声を張り上げる。
「おかしいー!」
大勢の声に対抗するように和也が叫んだ。
「煎餅は永遠に不滅なんだぁぁぁ!」
大きな拍手と笑いが起こり、場を盛り上げた。
シズカまで笑っていた。
「いやー、素晴らしい流れでした。この勢いに乗って次の質問に、はい、中程にいる黒いTシャツを着た男の子!」
男性スタッフが駆け寄ってマイクを渡した。
「よ、よろしく。あの、南さんに質問です。キャラクターをやる時に気を付けていることを教えてください」
「良い質問ですねー。それでは
南 明日香
さん、答えをよろしくねー!」
明日香は考えるような顔でマイクを口に持っていく。
「うーん、そうですねー。私が演じる
鈴原 天音
ちゃんは喋り方に特徴があるから、わざとらしくならないように気を付けてるよ」
「やって欲しいんだけど、ダメですか?」
男の子は恥ずかしそうな顔で言った。明日香は明るい顔で、いいよ、と返した。
「天音ちゃんはみんなに会えたおかげで、今日も元気にれっつごーだよー!」
「うれしいです! ありがとうございました!」
「私もほっとしたよー」
館内は声援と拍手に包まれた。
「どんどん行きますよ! 続いての質問者は誰だー! 後列の端で飛び跳ねている、スポーツ刈りの野球少年君!」
近くにいた女性スタッフが中腰でマイクを手渡す。
「カッコイイ薫さんは、どうやって声優さんになれたんですか」
「さすがは野球少年! 剛速球の質問だね! え、卓球少年? 意外性もたっぷりだッ!」
館内が沸いた。シズカは好機とばかりに波に乗る。
「中性的な魅力に溢れている
細入 薫
さんの回答に注目だぁぁぁ!」
涼しげな笑みで薫はマイクを手にした。
「私は五歳の時に子役でデビューしました。その所属事務所からアニメ『らっかみ!』のオーディションを聞いて受けに行きました。高校生の役とあったのでクール系の美少年を想像していたら、全く違っていて驚きました」
「そうなのですか?」
シズカが興味深げに聞いてきた。
「私は声が低いから、知的な美少女役は合わないと思っていた。人違いかもしれないという考えで監督に聞いてみたら、『君の役だよ』って言われて決まりましたね」
「妹役の
山路 真菜
さんは、どう思いましたか」
シズカの突然の問い掛けに真菜は、え、と声を漏らす。大慌てで自身のマイクを手に取った。
「えっと、そうですね。普通の会話だと細入さんの声は少年っぽくて、姉のキャラデザに合っていないように感じて戸惑いました。でも、本番になると知的でクールなお姉さんになっていて『声優さんって凄い』って本気で思いましたよ」
「真菜さんも声優さんじゃないですかー。あたしゃ、モブ子だけどね!」
先手を打って自虐に走る。
「シズカも立派な声優だよ!」
「ありがとうー! 話を戻しますね。妹さんからの評判も上々です。姉として最後に一言、お願いできますか」
シズカの言葉に薫は頷き、真菜を見詰める。
「不慣れな役も試行錯誤を繰り返すことで、はまり役になります。これからもアニメ『らっかみ!』で仙道姉妹としてがんばっていきます」
「素敵な言葉をありがとうございました! この流れで
遠藤 詩子
さんにも声優の切っ掛けを聞いちゃいます! お願いできますか?」
「いいですよ。私の場合は偶然です。芸大のデザイン科に在籍していた時、友達が声優のオーディションを受けることになりました。心細いから一緒にきてと頼まれて受けたら、その、私だけが合格して、こんな感じになりました」
「現実は時に残酷ですが、
水上 桜
のファンの人達にとっては幸運でしたね!」
「その通り!」
「桜ちゃん、大好き!」
「ありがとう!」
観客席に向かって詩子は大きく手を振った。
その後も質問は続いた。声優達の受け答えに館内は大いに盛り上がるのだった。
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2019年02月11日
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2019年02月18日 11時00分
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2019年02月18日 11時00分
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