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新月の夜に ~熱々おでんと、もう会えない筈のあの人と~
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深倉 理紗子
が職場を出たのは、日付が変わった頃だった。
理沙子は、医師といて働いている。
朝から晩まで働き詰め、更にその日は急患続きだったので、まともに食事もしていない。酷く空腹だった。
(お腹空いたな……)
なんて、そんなことをぼんやりと思いながら歩いていたら、
「……え?」
ふと気付いた時には、理沙子は知らない店の前に立っていた。
「……『星灯亭』?」
青い提灯が、柔らかな光を辺りに散らしている。
店の方からは、おでん出汁の良い香りが漂ってきていた。
(ここで食事してから帰ろうか)
見知らぬ店だが、この香りならきっと、おでんの味も悪くないだろう。
暖簾を潜る。
カウンター席に座って、おでん種を適当に見繕ってもらった。
冷酒をくぴりとしたところで――隣の席に、誰かが腰を下ろす気配。
何気なくそちらへと眼差しを遣ったその刹那、理沙子は息を飲んだ。
そこにいたのが、5年前に命を落とした次姉・
深倉 紗智子
だったからだ。
理沙子が23歳の時に、急死した人。享年は、27歳だった。
もう会えないはずのその人が、理沙子の視線に気づいて、こちらに微笑みかけてくる。
何も、変わっていない。
柔らかな表情も、「理沙ちゃん」と呼ぶ声の優しさも。
「さ……紗智子お姉ちゃん……?」
思わず、口元を押さえる。
その口元に当てた手が、どうしようもなく震えた。
視界がぼやけたと思ったら、涙は、もう溢れ出している。
あとからあとから、透明で熱い雫が、とめどなく零れた。
我知らず、理沙子は紗智子に抱き着いていた。
紗智子の腕が、理沙子の身体をふんわりと包み込む。
その感触は、間違えようもなく、記憶の中の姉のそれと変わらないものだった。
(わたし、お姉ちゃんより年上になったのに、)
(泣き虫だけは直りそうもないな)
これが夢だとしても、折角逢えたのだ。
最初に見せるのは、泣き顔じゃなく、笑顔がよかった。
「理沙ちゃん、もう大丈夫? 少し落ち着いた?」
「うん……もう、平気」
理沙子が泣き止むことに何とか成功した、そのあとのこと。
2人は、お酒を飲みながら、色々な話をした。
「お姉ちゃん、大根が好きだったよね」
「うん、味がよく染みてて、これさえあればあとはいらないって感じ」
よく覚えてるわね、と、紗智子が笑う。
「忘れないよ。忘れるわけ、ないじゃない……」
酔いが回ってきたのか、頭が、ふわふわとする。
姉との再会が嬉しくて、知らず飲みすぎてしまったのかもしれなかった。
眠気が、抗い難い波のように押し寄せてくる。
(少し……少し、だけ……)
堪らず、カウンターに突っ伏す。瞼を閉じる。
姉の手が、自分の背中にそっと触れるのを感じながら、理沙子は眠りの底に落ちていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年02月07日
参加申し込みの期限
2019年02月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年02月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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