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ダム、ダム、とバスケットコートにボールの弾む音が響く。
栗色のサイドテールを弾ませて両手を広げた
三宅 ゆり
を躱し、スリーポイントシュートを狙ったのは
雨崎 楓香
。ボールは、ゴールポストに弾かれて、楓香の頭上を越えてゆく。
ボールを見上げる楓香。汗に濡れた濡烏のショートボブが、耳の脇に張り付いている。
「ドンマイ、楓香!」
「あーん、どうしてうまくいかないんだろ!」
ボールを追って、体育館の入り口の方へ走る。
拾い上げたその時、入り口のところにバスケ部所属の先輩、
卵城 秘月
の姿を見つけた。
「自主トレかい?」
「あ、はい。授業の練習試合に勝ちたくて……」
「シュートの練習なら、付き合おうか?」
楓香は顔をほころばせた。本業バスケ部の先輩から直接指導を受けられるなんてラッキーだ。
「お願いします!」
秘月は、ボールを持つ楓香を背後から抱きしめるように、その両腕に手を添えた。
「もう少しフォームを綺麗にしたほうがいいね。ほら肘はをこうして手は添えて」
「は、はい」
素直に指導を受けつつも、楓香は、秘月の密着ぶりに違和感を感じずにはいられない。
(先輩の距離感、ものすごく近い……?)
秘月先輩は、背も高くてスラっとしているし、女子からみても格好のよいスタイルだ。
藍色の長い髪はポニーテールに結いあげて、物静かな雰囲気ながら芯の強さを感じさせる佇まいである。
けれど、今日はどこか不自然。
秘月は楓香の太ももに手を添えて、やわらかい少女の肌の表面に、指先をつつ、と滑らせる。
「はわ! せ、先輩?」
「ほら、この筋肉が大事なんだよ」
楓香は危うい妄想を振り払うように首を振る。
(自分の筋肉の動きを、直接さわってわかりやすく教えてくれてる?)
きっとそうだ。
「先輩すごいなぁ、まるでスポーツ博士だ……」
「スポーツの上で体を把握するのは大事だからね。色々と詳しいんだ。中学は陸上部だったって?」
「はい、だから、走るのは自信があるんだけど……」
さわさわさわ。
「運動するならもう少し筋肉着けたほうがいいかな? 今のままでも十分魅力的だけどね?」
秘月は冗談のようにそう言いつつ、肩や腕や足、お腹を撫でたり少し揉んだり過剰に触りながらフォームを正していく。声のトーンは平静を装っているけれど、息が荒いというか、熱いというか……。
さすがに楓香もこれは若干、貞操の危機かも、と思い始めてきた。
(先輩にさっきから羽交い絞めにされているような。あとなんか筋肉かんけいなくなってません……?)
ゆりが茫然とふたりのボディタッチを見守っている。
何と言っていいか、分らないようで、目が合った途端、ぱっと逸らされた。
ゆりの存在なんかお構いなし、と言わんばかりに、さわさわ、秘月の手が、太腿の上の方に移動してきた。
(いやいや、やっぱりこれって変だよね)
楓香はかあ~っと赤くなって、秘月の手を掴んで引き離した。
「教えてもらうのは嬉しいですが、その、パーソナルエリアがあるので……ごめんなさいっ!」
慌てたように秘月から体を離そうとする楓香。
「待って」
秘月は咄嗟に楓香の腕を掴んで引き留め、そのまま壁にドン! と手をつき、押さえる体勢になった。
「きゃっ」
楓香は某ルーペのCMのごとく小さな悲鳴をあげた。
秘月の青い瞳がじっと自分を覗き込んでいる。
その頬は楓香と同じように上気しているように見える。
(うそ……)
楓香はごくっと息を呑んだ。
心臓がどきどき、激しく脈打っている。
(人生で初の壁ドン? しかも女子の先輩に?)
ぎゅっと目を閉じたその時、おでこに、ちゅ……と湿った温かい唇の感触。
(あ……)
頭が真っ白になって、腰が砕けるような感じがした。
「だめ、先輩……おでこは弱いの……」
そう訴えてもキスは已まない。
ぺろぺろと、おでこを舐められる。
「……なんだか膝がガクガクする」
熱い吐息が漏れ、くずおれてやっと、楓香はキスから解放された。
秘月は力の抜けた楓香の身体を抱き留めて、その耳元にこうささやいた。
「咄嗟に海外育ちで別れる時にはこういう事をするのが常識でつい出てしまった」
嘘だ。
本当は、衝動的過ぎて自分でも何故こんなことをしてしまったのかわからなかったから出た、苦しい言い訳。
ところが、楓香はものすごく真っ直ぐな目で、
「えー、別れ際にこうするのが海外の礼儀なんですか……? 文化なら仕方ないですよね」
真っ赤な顔をしたまま、「オーゥ」とぺしゃり、おでこを叩く。
「あ、ありがとうございましたー!!!」
そそくさとその場を立ち去っていく。
そのすぐあとを、ゆりも「オーゥ」とおでこを叩いて。
「あー、っと。授業始まっちゃうー。いそげいそげー」
そそくさ。
(ううむ)
秘月は嘆息した。
時計は休み時間終了間際を指している。
廊下を走って遠のいていく後輩の背を見つめる。
信じてくれる辺りいい子なんだと思いながら、騙した罪悪感はしばらく消えそうにない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年01月24日
参加申し込みの期限
2019年01月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年01月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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