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「いい加減にして!」
パア……ン!! パア……ン!!
振り抜かれた自分の手が、
御剣 刀
の頬を打つ。
もう一つの手も、反対側の頬を打っている。
あ、と口を開ける。
自分も、刀も、友人の
小山内 海
も。
自分の髪に結ばれた赤のリボンと、海の髪に結ばれた青のリボンが、一拍遅れて弧を描く。
その一連の動作が、
橘 千歳
にはスローモーションカットのように感じられた。
いや、もちろん。
実際にはフルスピードでビンタをしたのだが、千歳の心情的にはスローモーションだったのだ。
(どうしてこうなったんだっけ。――今、起きたことをありのまま話すとこう。
ある晴れた日の路上、私と海ちゃんと刀君は3人で並んで歩いていた――)
ある晴れた日の午後だった。
学校からの帰り道、千歳と海と刀は、おしゃべりをしながら三人並んで歩いていた。
そこまではいつも通りの光景だった。
千歳と海と刀は、とても仲のよい友人同士である。
千歳と海は互いに大好きな友人でありがなら、それぞれ刀に想いを寄せるライバルでもある。
微妙なつり合いの上に成り立っている三角関係。
それは、当の三人にとっては、存外、心地良いものだった。
ところが、空気を読まない神魂現象が、この三人の均衡を崩した。
『近くにいる人にボディタッチしたくてたまらなくなる』という神魂の影響が、刀を襲った。
――その瞬間の、刀の心にインタビューすると、こんなかんじである。
そりゃあ千歳も海も、可愛い女の子達ですから……。
男として色々としたくなる欲望とか、それに正直になった妄想とか、普段からしてましたよ?
でも、それを実際にするとヤバいよねって自重してたんですよ。
抱きしめてその温もりを感じたり、キスしたり、服の中に手を差し入れて肌に直接触れたりとか、それ以上の事とかですね、ほんとうは色々としたいんですよ。
やっちゃうと止まれなくなるのでやらないけど!
二人とも綺麗で可愛いから我慢するの結構大変なんだぞ!
ただ、このときは、別にいいかな~って気分になったんですよ。
うんいいか、やろう。
そうしよう。
そんなわけで刀は、そりゃあもう唐突に、行動に出た。
片方の手で、海を引き寄せ、抱きしめる。
(えっ)
海は一瞬戸惑った。けれど割と受け入れてもいた。
(こんなところでなんて刀にしては珍しいけど……まぁ、これくらいならよくあることかな)
もう片方の手で、千歳を引き寄せ、抱きしめる。
(なっ)
千歳も一瞬戸惑った。けれど刀の唐突な行動を三割くらい受け入れてもいた。
(無意識とかとか不可抗力とかラッキースケベとか?)
ところが、刀の行動は、抱きしめるだけに留まらなかった。
「ああ、こうしたかったんだよ」
恍惚と上擦った声で囁きながら、二人の服の中に手を差し入れ、すべらかな胸に直に手を這わせる。
(か、刀? こんなところでなんて……)
海は、言葉をスケッチブックに書くのも忘れて身悶えする。
頬を赤らめる海の瞳を、熱いパッションでもって覗き込み、刀は強く言い切った。
「海。この腕の中にある全てを欲望のままに貪り尽くして俺の物にしたいんだ」
(う、うそでしょ。昼間の道端だから、周囲の目だってある)
呼吸を忘れて、あたりを確認する千歳。
幸い、あたりに人気はなかった。
良かった。
安堵して目を閉じ、快感に身をゆだねそうになる。
(いや、待って)
千歳は、くわ! と目を見開いて自らを戒めた。
(周囲の目がなかったらいいとかそういうことでは決してないです。決してありません。大事なことなので二度言いましたまる)
白昼堂々、幼馴染に胸を揉みしだかれるなんてどう考えても普通じゃない。
そんな困惑をよそに、刀は千歳の瞳を、熱いパッションでもって覗き込み、言い切った。
「千歳。この腕の中にある全てを俺の物にして欲望のままに溺れていたいんだ」
(あ……)
海の口から、言葉にならない熱い吐息が漏れる。
海のほうが千歳より先に、この状況に順応していた。
(気持ちいい、かも)
千歳といっしょに刀に触られているうちに、だんだん、一緒なら触られてもいいかなって思えてきた。
海は、より三人が密着するように、千歳の身体を抱き寄せる。
「う、海?」
(千歳ちゃん)
海と千歳も見つめ合う。
海の瞳がうっとりと熱っぽく潤んでいる。
(私、今、千歳と一緒に刀に触ってもらえてるんだ)
「いやいや、海、あなたまで、そんな」
千歳の瞳も潤んでいるが、それは混乱と恥らいから来る涙だ。
刀は朦朧とした様子で、両手から来る甘美な感触に酔いしれていた。
その手の動きが、だんだん過激になっていく。
やわらかい丘の上にぽつんと立つ赤い屋根のおうち。
吹きすさぶ北風みたいに、刀の冷たい指先が無遠慮に撫でてゆく。
海は、そうされることは嫌じゃなかった。
思えばおそらく、海も刀ほどではないにしろ、ボディタッチ神魂の影響を受けていたのだろう。
刀はただただ、己の欲望に忠実な犬と化していた。
過激な接触が、海の唇にまで迫ってくる。
その瞬間、海は我を取り戻した。
(そこはまだ!)
この一線はまだ超えちゃダメ、何かに影響されてこの一線は超えたくない。
そう思ったとき思わず手が出た。
偶然にも千歳と同じタイミングで。
「いい加減にして!」
パア……ン!! パア……ン!!
振り抜かれた自分の手が、
御剣 刀
の頬を打つ。
もう一つの手も、反対側の頬を打っている。
あ、と口を開ける。
自分も、刀も、友人の千歳も。
千歳が唖然と自分の手を見つめる。
刀はダブルの衝撃に白目をむいて、ばたっと仰向けに崩れ落ちた。
(あ……か、刀大丈夫?)
海は両手で口元を押さえて、ぶったおれた刀の顔を覗き込む。
千歳も同じように覗き込んだ。
「思わず本気で張り倒しちゃったけど……刀君生きてる?」
地面に倒れ込んだ刀が、わずかに目を開けた。
「……なんか顔が痛い」
そりゃあそうだ。
刀の両頬は手の形に真っ赤に腫れているし、鼻からは血が垂れている。
それでも意識を取り戻したことに、海と千歳は同時にふうっと安堵した。
『ねえ、千歳。今更思うけどこれっていつものあれだよね……』
海はようやくスケッチブックを使うだけの落ち着きを取り戻し、千歳に向かってそう書いて見せる。
千歳は神妙に頷く。
「やっぱりそう思う?」
わけのわからない刀だけが、横たわったまま海と千歳を交互に見比べ、もにょもにょとなにかを揉みしだくよに手を動かす。
「幸せな感触が残っているんだけど何があった? 是非知っておかなければ!」
『教えない』
「なんだが手の動きがやらしいから助けるのやめた」
なんだろう。
たぶん、いいことがあったんだ。
海と千歳の上気した頬と、やや乱れた服を見れば、そのくらいのことは想像がつく。
けれどそのことを言ったら最後、ボコボコに殴られても文句は言えないような気配が漂っている。
刀は、鼻血を拭いて正座した。
「あっハイ、何もありませんでした」
千歳と海は、顔を見合わせてぷっと笑った。
たぶん許してくれたんだろう。
いつも通りの三人での帰り道。
今日はちょっぴり、いつもよりラッキーだったらしい。
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3人まで
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お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年01月24日
参加申し込みの期限
2019年01月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年01月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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