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【暖かな炎を囲んで】
「これで、準備はだいじょうぶかな……?」
「るなさん、るなさん、これあげますわん。
音楽の中でも、歌うなら声届きますわん」
キャンプファイヤーのフリーダンスの時に曲に合わせて
夢宮 瑠奈
が歌を歌うと聞いて、曲に負けないようにと、まるで
あの日のように
、いぬねこが瑠奈に、紙で出来たマイクを渡してくれました。
『このめでたくも楽しい時間は、ずっとずっと残っていてほしいなって思うから』
──だから盛り上げていくの。だってあたしはみんなを、いつも、いつでも楽しませるほうだから──
いぬねこが自由に踊り、そして自由に過ごすこの時間。
……踊っている皆のような主役にはなり得ない。それでも『その場に、なくてはならない想いを込めた歌』が。
静かに、時に明るく。会場の盛り上がりを強く温かく添え支えるように、瑠奈の声はその場に響き渡っていきました……
「あ、もうダンスが始まっていますね」
綾辻 綾花
とねこの王さまが、食事会を終えて戻って来た頃。煌々と鮮やかに燃えるキャンプファイヤーの周りには、曲に合わせて器用に踊るいぬねこと、それを見よう見まねで真似をして踊る、たくさんのいぬねこ達が集まっていました。
「あ……あの、王さま。もし良かったら、一緒にフォークダンス踊りたいです……!
踊り方とかは、全く詳しくはないのですが……」
そこに、ほんの少しの勇気を出した綾花に、ねこの王さまが応えました。
「奇遇だニャ。吾輩も曲毎の踊りは全くもって知らないニャ。
しかし、せっかくの飛び入り参加が出来る機会だから、見よう見まねで踊っておくのも悪くないニャね」
そう言うと、ねこの王さまは綾花にねこの手を差し出しました。
「それでは、お手をどうぞニャ」
綾花は、とても嬉しく、花開く笑顔でそっとその手を取りました。
「楽しいー。また遊びに来たいなー」
お気に入りのねこの姿で、大好きなお酒も飲める贅沢──そんなことを感じながら
アリス・ミーティア
は、いぬねこ達と共に、さらにお酒をこくこくと飲み切ります。
そしてアリスは、キャンプファイヤーで始まった盆踊りを見て目を輝かせました。
「やっぱり楽しそう! ちょっと行ってくるね!」
そう言って飛び出して行ったアリスは、前のいぬねこに合わせるようにしながら、すぐにコツを掴んでひょいひょいと踊り始めました。
そうして。そのまま夜が更けて、お祭りが終わるその瞬間まで。
アリスは、この上ないほど上機嫌で、このお祭りを楽しみ尽くしたのです。
楽しい食事会を過ごした後、
恵御納 夏朝
はグランドフィナーレに差し掛かったキャンプファイヤーの炎を間近で見ていました。
今のダンスは、いくつかの踊りを挟んだ後の、再び巡ってきた自由に踊れるフリーダンスの時間です。
盆踊りなど、前のいぬねこを真似をするのはとても難しいけれども、自由に踊るだけならと様々ないぬねこが近寄ってきます。
『炎に近づきすぎて、髭を焦がさないように』そんな大きな声と共に、フリーダンスの時間が始まると、一気にあちこちからいぬねこ達が自由に曲を弾き始めました。
そして同時に、背後から可愛らしくも楽しい歌声が耳に届く中、夏朝も喜んでバラバラに踊るいぬねこ達に紛れて、夜が更けるまで精一杯踊り明かしたのです。
煌々と火の粉を散らしながら燃えるキャンプファイアーを見ながら、
アケーチ・タッマーキ
はその賑やかさにあわせるように、ギターを弾き始めました。
「──そこなお前。
外の世界の客人と見受けられるワンが、とても器用にそれを弾くワン。楽士か何かであるかワン?」
すると、今までみたことのない、一際体が大きく威圧感のある、黒と白の毛並みをしたいぬが、アケーチに話し掛けて来ました。
「ふふ……ありがとうございます。これは、他の楽器を弾くいぬねこさんを見て勉強させていただきました……ふふ。
皆さん、とても上手に弾かれるのですね。私、感動いたしました」
「成る程だワン。……少し隣良いだろうかワン」
そう言われて、アケーチには断る理由はありません。むしろ何かしらを気に入ってもらえたのであろう事が嬉しく、アケーチは素直に頷きました。
「お客人にとって、今日の祭りはどうだったワン?」
「ええ、とても素晴らしい経験をさせていただきました。
いぬの方もねこの方も、とても仲良しさんで……ふふ。
──そう言えば。お店のお手伝いをしている時に、いぬねこさんが共同で暮らし始めたりしたのは最近だと伺いました。てっきりずっと一緒にいたのだとばかり思っていたのですが……」
アケーチは、炎を見ながら疑問に思ったことを呟くように告げました。
すると、そのいぬは『長くなりそうならギターを弾きながら聞いてほしい』と前置きをして、この世界が辿って来たあらましをアケーチに話し始めました。
その話は、とても丁寧な形で短くされている事が伝わってきました。
短く、分かりやすく、そして怖くないようにとても優しく。
アケーチはギターを弾くことなく、その話に耳を傾けました。
(……私が知るいぬねこさんは、皆さん仲良しさんでしたが……
色んな歴史があったこと、初めて知りました)
時に激しく、時に柔らかく照らす火の灯った櫓の周りで、幸せそうに踊るいぬねこたちを見ながらアケーチは思います。そして、
「──しかし、こうして楽しく過ごすことが出来た。
皆様の力は、凄いです」
……思っていた言葉が、そっとアケーチの心から唇に乗せて。そのいぬに深い感銘を添えて伝えられました。
すると、その話をしたいぬは、アケーチの言葉にとても嬉しそうな、満足げな顔をして告げたのです。
「ああ、この国のものたちは、本当に素晴らしい」
いぬが立ち去って、少しの間。アケーチの目には、変わらず温かさを宿したいぬねこ達の時間が残ります。
ずっと、このいぬねこ達を見ていると、思うのです。
(きっと何事も、乗り越える道があるのでしょう。
──私は、そう信じます)
アケーチは、そんな心に春の雪解けのような感情を覚えながら、胸から溢れそうな程の万感の思いで、紫の双眸を閉じました。
ねこの王さまと
綾辻 綾花
は、ダンスをとても楽しく踊りきって。キャンプファイヤーからそんなに離れていない、炎が見える芝生へと腰を下ろしました。
「やはりここの方が、炎が良く見えるニャ」
少し離れていても、暖かな炎の明るさがニ匹を、そして空までもを大きく照らしているかのようで。
ニ匹がその幻想的な雰囲気に浸る中。先に綾花が口を開きました。
「──王さま、お誕生日おめでとうございます」
「ニャ、そう言えば」
「これを──」
綾花がバッグから取り出したのは、小さな王冠のブローチと、
『幸せ』の願いが込められた紫の花びら
が入った栞でした。
「……。これを、吾輩に?」
「はいっ、ブローチは王さまがいつも持っているトートバッグに付けてもらいたくて」
ブローチにはキャンプファイヤーの灯りを反射して、中央にあつらえられた猫目石がきらりと光りました。
「もう、宝物庫に保存する必要もニャいから、胸を張って個人所有に出来るニャね。……有難く使うにゃ」
そう言って、ねこの王さまは栞を大切にしまい、そのいつも持っている肉球マークのトートバッグに猫目石の王冠ブローチを丁寧に付けました。
その横顔が、一見では分からないけども、綾花にはとても嬉しそうに見えて。プレゼント出来て良かったと、心から思えたのです。
「そう言えば、名前を決めるとプレゼント広場にありましたが……王さまは昔はなんて呼ばれてたんですか?」
綾花の質問に、ねこの王さまはしばし考えてから、その声に珍しく苦笑じみた様子を滲ませ答えました。
「……忘れた、ニャね。最初は覚えていても『名前は捨てた』くらいの心意気でいた気がするニャが、時間の流れは残酷ニャ。1000年経ったら容赦無く忘れたニャ」
「プレゼント広場で投票し忘れたんですが、ここで伝えてもいいですか?」
「ああ、実際に決める時は中立共存の会も関わるから一筋縄ではいかニャいが──」
そうして、綾花から聞いた名前をその由来ごと、ねこの王さまはきちんとメモに取りました。
「……いぬのにまで考えていたとは。アレは地面に転がって感謝すべきニャね。
しかし、名前──か。中立共存の会に『凄そうな名前が付いていると頼りたくなる』という酷い理由で募集をされたニャが、実際に使う機会があるのニャが……」
ねこの王さまが考え込みます。そこに綾花は思いついたと言う表情で告げました。
「星幽塔を通って寝子島に来た時に、いぬねこさん達も『ひと』になると聞きましたから、王さまとしょうぐんさまが寝子島に来た時に使えばいいと思います。
──王さまの『ひと』の姿も見てみたいです」
その言葉に、ねこの王さまは深刻そうに、よく見ないと分からない眉根を寄せました。
「ひとになったら毛皮がない上、うっかり食べ過ぎてメタボだったりしたら、アヤカに合わせる顔がないニャ。毛皮は無理でも、せめて今からダイエットしておくニャ」
「ふふ……王さまは、カッコいい大人な男の人になってそうです。
ねこさんといぬさんたちと観光スポット巡りのガイドしますよ。どこか行きたいところはありますか?」
そうして、キャンプファイヤーの炎の温かさを受けながら、綾花とねこの王さまは、夜が更けて祭りが終わるその瞬間まで、ずっとこうして話をしていました。
ねこの王さまは隣に座ってもふもふすれば、極上の柔らかさ。
「王さま大好きです」
綾花が、もふもふすれば自然と湧き上がる幸せを伝えれば、
「自慢の毛並みの、至極のねこ生毛皮ニャ。恥ずかしいニャが、誰も見ていニャいから堪能して帰ると良いニャ」
ねこの王さまも、両頬に手を添えて『キャッ』とわざとらしくも恥ずかしそうにしながら、最後までずっと、その毛皮のもふもふを触らせてくれたのです。
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3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年12月30日
参加申し込みの期限
2019年01月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年01月06日 11時00分
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