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芸術科:演劇の授業の場合
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姫神が舞台に立った。
急がなければと思いつつも、大久保はまだ舞台上に居た。
パン。
(え?)
ジュリエットが一人で踊っている。しなやかな足を、手を広げて踊っている。
そして、ゆっくりとお辞儀をして下手――客席から見て左側に去っていこうとする。
大久保は体操服の上にジャケットを羽織り、無我夢中で腕を掴んだ。
「あ、あの!」
長い、美しい髪がさらさらと流れたその先には、大きな瞳の、お姫様が。
大久保は唾を飲む。
「一緒に、踊って頂けませんか?」
顔が自然と赤くなる。
「私とですかっ? は、はい! 喜んでっ」
抑揚なくとにかく元気に答えるジュリエット。
(かっこいいなぁ)
頬をうっすら染める。
ロミオはニコリと微笑んで、ジュリエットの手を握り直し、中央へと導く。
ロミオが足を滑らせるように一歩出す。
ジュリエットは細やかにステップを踏んで彼の前に踊り出る。
深く互いにお辞儀をして、ワルツが始まった。
体を寄せ合い、愛を囁く。
「本当に、なんて君は美しいのだろうか……」
ロミオの言葉にジュリエットは笑みを深め、手を離した。くるりと体を反転させ離れる。
花が開くように、舞い落ちるように、ジュリエットは回転しながらゆっくりとロミオから離れていく。
ロミオはすかさず彼女を抱きしめ、軽く横抱きにする。
ロミオの首に腕を絡め、ジュリエットは片足で空を払った。
そのままゆっくりとジュリエットの体を抱え上げ、最初のワルツの形に戻る。
「ロミオ様、すっごく楽しいですっ。ずっとこうしていたいな……」
台詞回しは拙い。
しかし、キラキラとした笑顔は、ダンスは、観客を捉えて離さない。
「私もだよ」
ロミオの言葉が、彼女の華やかさをなによりもよく伝えることだろう。
渇いた拍手が響く。
ほんの短い演技だったの言うのに大久保はびっしり汗をかいていた。
「綺麗ね……」
後に演技を控えている者の着替えを手伝いながら、尾鎌はうっとりと呟いた。
「ありがとうございました!」
「私も楽しかった。ありがとう!」
姫神とフジコ先生にしっかりと頭を下げる。
すかさず姫神もちょこんとお辞儀をする。
フジコ先生は髭面でニコリと笑う。
「急なことなのに二人共良かったわ。姫神ちゃんは華があるわね。大事なことよ。セリフは追々稽古していきましょ」
「はい!」
姫神は快活に返事をする。
フジコ先生は真顔に戻ると、大久保の目を見て言った。
「次も楽しみにしているわ」
たった一言の中に込められた小さな信頼。
さあ、次は誰。と先生が言っているのにも関わらず、大久保はその余韻から抜け出すことはできそうになかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月16日
参加申し込みの期限
2013年07月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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