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恵御納 夏朝
は店を後にした。手に提げた白いビニール袋の側面には水着ショップのロゴマークが印刷されていた。
――可愛いデザインだもの。買っちゃうのは仕方ないんだよ。
自身を納得させて歩き出す。白いスカートが軽やかに弾む。薄紅色のTシャツは心の中を現しているようだった。
数分後、足取りが重くなる。恨めしそうな目を空に向けた。
――今日は本当に暑い。喫茶店に寄っていこうかな。
見つけた水色の店舗に引き寄せられる。どこか安らいだ顔で中に入っていった。
視界が白く染まる。猛吹雪の只中に夏朝はいた。驚きで放心している暇はない。
「さ、寒い! 涼むどころじゃないよ!」
身体を抱き締める格好で一方に歩き出す。風雪に押し返されないように前傾となって進んだ。
「……走馬灯なのかな?」
夏朝は弱々しく笑った。
猛吹雪の向こうに青空が見える。発達した積乱雲を目にして、懐かしい、と自然に口が呟いた。
夏朝は雪に塗れた姿で夏の風景へと一歩を印す。
「え、夏だよ!?」
曇天は爽快な青空となった。雪は白い砂浜に取って代わられた。
夏朝は後ろを振り返る。見えない硝子に押し込められたような冬が間近にあった。
「これって」
冬の空間に手を突っ込んだ。身体が震えて急いで引き抜く。雪が付着した手を軽く振った。
「神魂の影響で空間が捩じれて、二つの季節が引っ付いたのかな」
「そうなのか? 俺は神が用意した牢獄をイメージしていた」
声が降ってきた。夏朝は目に付いた樹木を見上げる。枝分かれした太い幹に
折河 樹
が立っていた。一度、飛び降りるような姿勢を見せた。考えるような間のあと、幹にしがみつくような格好で降り始める。残りの高さが一メートルを切ったところで飛び降りた。片膝を突き、成し遂げたと言わんばかりの息を吐く。
夏朝は表情を緩めた。
「どうして君は牢獄をイメージしたのかな」
「答えは簡単だ。俺の中に封印されている炎魔を神が恐れ、この空間に封じ込めようとしたのだろう」
立ち上がった樹は前髪を掻き上げる。舞台で喝采を浴びる俳優のような笑みを浮かべていた。
夏朝は困ったような笑顔を返す。
「そういうこともあるのかな。僕も、いろいろと見て回るよ」
「用心することだ。ここには氷魔もいるからな」
樹は冬の空間を指差し、軽く笑って背を向けた。ひらひらと手を振りながら歩き出す。その背中が小さくなるまで夏朝は見守った。
――これくらい距離があったら大丈夫かな。
視線を樹木に向けると急いで駆け寄る。人がいないことを確認して水着姿となった。脱いだ衣服は綺麗に畳んで白いビニール袋に収めて幹に立て掛けた。
夏朝は笑みのまま、くるりと回る。
――試着の時も思ったけど、いいかも。
興味は海へと向かう。
「今を楽しもう!」
素足となった夏朝が走り出す。砂を巻き上げ、波打ち際で急に止まった。海に浮かんでいた氷山に目がいく。平たい部分にはアザラシやペンギンの姿があった。
緊張した面持ちで寄せる波に爪先を浸す。
――海水の温度は普通だ。
夏朝は浅瀬を陽気に歩く。腰まで浸かると頭から飛び込んだ。のんびりしたクロールで海を満喫する。
――海の中はどうなっているのかな。
適当なところで潜ってみた。
原色の珊瑚礁が陽光を浴びて鮮やかに見える。小さな熱帯魚が群を成し、ゆったりと泳いでいた。
近づきながら夏朝は他の方に目を移す。
――え、海の猫さん!?
小魚を押し退けるようにして猫が現れた。ふくよかな身体で目を見開いて泳いでいる。推進力となっているのは平たい尻尾であった。それなりに長く、しなやかに動かすことで方向を自在に変えていた。
――海にゃんこさん!
夏朝が近づく前に猫が興味を示した。周囲をぐるぐると回り始める。
――僕と友達になろうよ。
両腕を広げて微笑むと猫が飛び込んできた。その人懐っこさに表情で驚きつつ、夏朝は優しく抱き締めた。受け入れられたことが嬉しいのか。猫は喉を鳴らした。
その後、一人と一匹は海中散歩を楽しんだ。
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担当ゲームマスター
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
NPC交流
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年12月26日
参加申し込みの期限
2019年01月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年01月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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