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【終業式】負けられない! 夏休み前哨戦!!
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――プール
陽光にきらめく水しぶきもさわやかに、わいわいと掃除する寝子高生たち。だが、この場所は既にカオスに侵食されていた。その事にまだ彼らは気づいていない。
「しっかり掃除をして、いい夏休みを迎えたいものだな」
プール掃除の監督としてやってきた
桐島 義弘
が眩しそうに目を細めながら周囲を見渡しておだやかに言った。
「暑くなりそうだから、準備してみた。みんなで飲んでほしい」
そういって
旅鴉 月詠
がベンチに置いたのは、麦茶の入ったサーバーとコップである。これに義弘は目をわずかに見開く。
「気遣いありがとう。冴えているな」
「暑いのはみんなも嫌だろうし、こういうのがあった方が効率も上がると思ってね」
月詠は僅かにほほ笑んでサーバーに触れる。そうしながらもプールの水の眩しさに僅かに目を細める。
(掃除するなら、水泳部としてもお世話になってるココだよな)
短パンにTシャツに着替えた
志波 武道
は1つ頷くと、道具を倉庫から取り出す。
「デッキブラシにバケツに……っと、ココにあるから誰か運ぶの手伝って☆」
「はいっ!」
「こっちも持って行っていいですか?」
「志桜里君まってぇ~!」
彼の呼びかけにやってきたのは、
宮祀 智瑜
と
吉住 志桜里
。その後ろから
卵城 秘月
も志桜里を追ってやってくる。月詠も「そろそろいこう」と武道の声に反応してデッキブラッシ片手に集まった
「うん。持ってちゃって~☆ がんがん掃除して、綺麗にしたいからネ!」
武道がにっこりと清々しい笑顔を向かえば、後輩4人もやる気がでる。特に智瑜は尊敬する義弘が監督とあって張り切っているようだ。
(水がきれい……。まぶしいけれど、頑張りましょう)
智瑜がぐっ、と手を握りしめる傍ら、武道は「んー……」とメガネを正して表情を曇らせる。何というか、ハードな神魂トラブルにかかわってきた彼の直感が「何かある」と囁いているのである。
(何もなければ、それがいいよネ~)
彼は普段通りの笑顔で、道具を持っていく。その後に続く志桜里たちの後姿を見、月詠はぽつり、と呟く。
「何かあれば、動くとしようかな」
参加者に道具を配った後は早速掃除のスタートだ。
ただし、カオスは既に彼らを待ち受けていた。
(制服に素足で動くのも、足元が涼しくて斬新!)
さわやかな風に髪を揺らし、志桜里は思い切ってデッキブラッシを走らせる。そんな姿を武道は微笑ましいな、と思いつつも苦笑しながら声をかける。
「走ると危ないよ~」
「滑りやすいから気を付けたまえ!」
ルームメイトの秘月も心配して窘め、志桜里は少し恥ずかしそうに「はいっ」と今度は丁寧にプールサイドを磨く。
「うむ、私もまじめに掃除をしよう」
秘月はルームメイトが頑張る姿を見、やる気を出したようだ。彼女も一生懸命デッキブラッシでプールサイドを磨きはじめた。
「それにしても、水面は眩しいな……」
武道の傍で掃除をしていた月詠が、僅かに目を細める。……と、彼女はその水が微妙にぷるん、と粘着質まじりの震え方をしたように見えた。
(……気のせいか?)
だが、月詠は掃除をしつつも水を観察する。今までの経験上、なんかトラブルがすでに始まっているような気がするのだ。
「夏休みの前にプールを綺麗してあげましょうねっ。今年は暑かったからプールの授業が何時もより楽しかったですし♪」
巫部 紫苑
がにっこりとほほ笑みながらデッキブラッシでプールサイドを擦っていた。彼女は濡れると大変だから、と水着に着替えて掃除に参加しているのだが……色々とぱっつんぱっつんで、食い込んだりしている。紫苑曰く「胸とお尻がちょっと窮屈で苦手」なのだそうな。
「なんか騒がしい気がするけど……」
と言いながらホースで水を撒いているのは
水上 桜
。彼女もまた水泳部の競泳水着の上にTシャツという濡れても大丈夫な恰好での参加だ。
「こんな感じかな? 次は洗剤をまいて……と」
桜は手早く洗剤をプールサイドにまくと、紫苑と共にごしごしデッキブラッシでこすり始めた。
(中学の水泳部の時も、こうやって掃除してたなぁ。この辺は去年とあんまり変わってないかもね)
桜は去年の事を思い出し、くすっ、と笑うと紫苑も「こういう作業はやっていくうちに楽しくなるんですよね」とにっこり。
(みんなでわいわいしながら掃除するのも悪くないかもしれない)
と楽しそうにデッキブラッシを動かす
嘉渡洲 稀跡
であったが……足元にかかった水が妙にぷるん、としているような気がした。
「あれ? なんか、水がおかしくないかしら?」
「そういえば……。言われてみれば今日のプールは水が変な感じですね。妙にねばねばしてるような? でもまぁ、そういう日もあるでしょう」
うごめく水に気付いた稀跡と紫苑。だが、紫苑はたおやかな笑みでのんびり答える。違和感を覚えた稀跡であったが、バランスを崩した際、うっかりそれに触れ、ジャージの袖が解けた事に目を見張った。ちなみに、桜はまだ気づいていない。
(この水……服に触れると、繊維を溶かすようね。肌が無事なだけマシなのかしら)
先ほどテオの声が聞こえていた彼女はこれが夢ではない事を自覚している。だからこそ動揺している人をフォローしようと考えていた。が、その時、3人に向かってプールの水が襲い掛かる。
「えっ?!」
「プールの水が襲い掛かってくる!?」
慌てて避ける稀跡と桜。だが、のんびりしていた紫苑はワンテンポ遅れもろに水を被る!
「きゃっ!? ……でもひんやりプルプルですねぇ」
「って巫部さんっ……!」
紫苑は何事もなかったかのようにとろみのある水を纏ったまま掃除再開。だが桜は見てしまった。
紫苑の水着の(一部)が見事に溶けて素肌が見えている事に。
「あら? なんか開放的な気分になった気がしたとおもったら……何だか水着が溶けてる? でも、プールの水がひんやりしてて気持ちいいですし、水着もきつかったから寧ろ掃除が捗りそうですね♪」
紫苑はきわどい恰好になっているのだが、特に気にせず掃除を続ける。そんな光景にうっかり鼻血をたらした男子生徒もいたとかいなかったとか。
「巫部さんの羞恥心はどこにいったの?」
稀跡はおもわず突っ込みを入れる。その傍らで、桜は怒りでふるふると震えていた。普通を乱す「フツウ」を彼女は許さない!
「スライムに触れたら服が溶けるって!……またか、また『フ ツ ウ 』かぁ────っ!!!」
桜の魂の叫びが、夏空に響き渡った。
「……やっぱりか! 磨いている最中になんか水がとろとろしているかも~って思ったけどやっぱり大丈夫じゃなかったネ!?」
嫌な予感がして周囲を警戒していた武道だが、桜の叫びではっきりと感じ取った。
「なんか、水が跳ねると服が少し溶けてるような気がしていましたが……。それだったら只事ではありません!」
智瑜が焦っていると、近くで掃除をしていた義弘が顔を押さえてふらついていた。どうやら紫苑の艶姿を目撃してしまったらしい。
「せ、先生大丈夫ですか?!」
「いや、大丈夫だ。少し太陽が眩しくてな……。最近宿題の製作などで忙しくてあまり眠っていないのもあるだろう。恥ずかしい姿を見せてしまった」
義弘はクールに、紳士的に謝罪するが鼻から一筋赤いものが垂れている! それではまるわかりだ!!
「ベンチで休んでいてください!」
智瑜はふらつく義弘に肩を貸し、ベンチに座らせる。その間に志桜里と秘月はデッキブラッシでスライムをおいはらう。
「ならば、こうしよう」
冷静な月詠はどこからともなく油性ペンを持ってくると、バケツにすらすらとペンギンやらイルカなどを描いていく。そして発動するのは彼女のろっこん『絵空事』である。絵に触れた非生物を封じるそれは、絵を中心に5m以内にあるスライムをどんどん吸い込む。彼女のろっこんの進化能力によるものだ。
「すっごいねー☆ どんどんすいこまれていく~」
「でも限度があるからね。別のバケツも用意しておこう」
武道が感心している横で、月詠は複数のバケツに絵を描く。そうしながらも、彼はどうすればいいのか考察し、一つ閃いた。
「ともかく、水で押し流そうっかな~?」
武道がホースを探していると、咄嗟にそれを見つけた秘月が手渡す。受け取った武道は蛇口をひねってほしいと頼み、改めて辺りを見渡す。
(なにかバリケードになるものがあれば……)
ふと、目に入ったのはビート板。同時に閃く武道。
「ごめん、手が空いている人でビート板を持ってきてくれないかい? これでスライムを防げないかな?」
「わかりました! 持ってきますっ!」
志桜里がはきはきとした声で答え、日陰のベンチに義弘を座らせた智瑜もまた彼女と共にビート板を取りに行く。月詠はぽん、と手を打ち
「場合によってはビート板にも絵を描いて対処しようかな……」
とあたりを見渡すのだった。
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担当ゲームマスター
菊華 伴
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
54人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年01月10日
参加申し込みの期限
2019年01月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年01月17日 11時00分
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