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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
灼熱！ 激辛！ 真夏の我慢大会！
「私だ」
旅鴉 月詠だった。白いノースリーブのワンピースを着た彼女が志波に歩み寄ってきた。
「やぁ、武道。激辛好きの君が此処に居ながらエントリーしていないのは、きっと何かの手違いかと思ってね。私がさっき、一緒にエントリー登録をしておいたよ。安心したまえ」
「いや～、冗談キツイってば、月詠ちゃん☆」
志波、思わず両手で顔を覆って愕然としてしまった。だが、切り替えも早かった。
「まぁエントリーされたのは仕方ないね、やるか！ 暑さの我慢大会じゃないから服装の規定はないよな？ よーしっ！」
いきなり脱いで軽装になる志波が闘志を奮い立たせる傍らで、旅鴉は１枚のタロットカードを引いた。
「む、やっぱりか」
「どうした、月詠ちゃん？」
志波の問いに、旅鴉はカードの絵柄を見せた。
「タロット占いをすると、何度も死神が出てくるんだ。これで７回目だ」
「７回も！？ それ、すっごく不吉なんじゃ……」
うわぁ、と心配そうな声を上げる志波に対して、旅鴉は首を横に振ってみせた。
「武道、逆だよ。これは吉兆に違いない。考えてごらんよ。同じカードが頻繁に７回も引くことなんて滅多にないことだ。それに、死神のカードの解釈はネガティブな意味の物ばかりではない。これはきっと、“変化が必要”という意味だろう」
旅鴉の口ぶりに、志波はいまいちピンとこない様子。それに彼女はこくこくと頷いてみせた。
「武道が釈然としないのは無理もない話だ。でも、実をいうと、今、私、ちょっと新作の構想に物足りなさを感じていてね？ なので普段参加しないであろうこういう催しにも参加してしまうのは道理だ。皆、私が参加すると知ったら驚くかもだし」
「そりゃ驚くって！ あ、でも月詠ちゃんみたいな芸術家でも、アイデアの着想を得るために無茶するんだなぁ～っ。……って、こう言うと失礼かな？」
「ああ、気にしなくてよいよ、武道。何事も面白そうなら、とりあえずやってみた方が手っ取り早いだろう？」
「なるほど、そういうものなのか……」
旅鴉の考えに、志波は深みを感じて考えさせられるのであった。
高杉 かよう、響 蒼留人、マーガレット・ライカーの３人は仲良くイベントにエントリーすることに。
「たかが60分だ、勝ちにいくぜ。お前にだって負けねえからな、響」
「とりあえず、高杉には負けない！ 暑さはグラウンドの鍛錬で多分慣れてるし、武道場で胴着をつけてる剣道なめんなよ！ こっちは匂いとも戦ってるんだからな！？」
「ある意味、今回も刺激臭との戦いになりそうですね」
高杉と響が火花を散らす横で、冷静にツッコミを入れるマーガレット。
だが内心、かなりクラクラしていた。
（競い合う二人の間にいつしか別の感情が芽生えるというのは、定番と言えば定番……！ 響くんと高杉君にはぜひ頑張っていただいて、私の薄い本づくりのネタになってくださいね）
全然冷静じゃないよ、マーガレットさん！？
（ああ、ふたりが競い合えば合うほど、近付きすぎて“お突き合い（男色）”、げふん“お付き合い（男色）”が始まるのですね。素晴らしいですね。創作意欲も湧くと言うものです！）
いかがわしい視線をこっそり男たちを向けるマーガレットだが、ばれないように充分留意していた。
その時、高杉がカバンからゴーグルを取り出して装着してみせた。
「こんな暑いのにゴーグル？？」
響が首を傾げるが、高杉は「これだから素人は駄目だな」としかっり煽ってゆく。
「これな、誰がどうやってもな、慎重かつ繊細に食おうとしたって無駄なんだよ。ってー跳ねんだよ、カレーうどんって！」
「……洗濯すればいいだろ。俺は暑さ対策で風通しと吸水性のいい服を着てきた。服の指定がなくて助かった」
「お前、白い服かよ、おいおいおい死んだぞ、お前の白い服」
「黒い服だと日光の熱を吸収して地獄なんだぞ。剣道着のまま外でランニングすると死ねるぞ！？」
「まぁまぁ、おふたりとも。ここで気力を消費しても仕方ありません。賞金５万円と海の幸は私たちが戴くのですからね」
マーガレットの言葉通り、この３人は協力関係を結んでいる。
高校生にとって５万円と海の幸山盛りは見逃せない賞品だ。何としてでもゲットしておきたい。
「カレーはイギリス人にとってもソウルフード。まぁ、何とかなるでしょう」
「あまり無理するなよ、マガレ？ 響もな？」
「俺はヨーグルト飲むからぜってー勝つ！」
この３人の楽観的な態度がいつまで持つのやら……。
旅鴉 月詠だった。白いノースリーブのワンピースを着た彼女が志波に歩み寄ってきた。
「やぁ、武道。激辛好きの君が此処に居ながらエントリーしていないのは、きっと何かの手違いかと思ってね。私がさっき、一緒にエントリー登録をしておいたよ。安心したまえ」
「いや～、冗談キツイってば、月詠ちゃん☆」
志波、思わず両手で顔を覆って愕然としてしまった。だが、切り替えも早かった。
「まぁエントリーされたのは仕方ないね、やるか！ 暑さの我慢大会じゃないから服装の規定はないよな？ よーしっ！」
いきなり脱いで軽装になる志波が闘志を奮い立たせる傍らで、旅鴉は１枚のタロットカードを引いた。
「む、やっぱりか」
「どうした、月詠ちゃん？」
志波の問いに、旅鴉はカードの絵柄を見せた。
「タロット占いをすると、何度も死神が出てくるんだ。これで７回目だ」
「７回も！？ それ、すっごく不吉なんじゃ……」
うわぁ、と心配そうな声を上げる志波に対して、旅鴉は首を横に振ってみせた。
「武道、逆だよ。これは吉兆に違いない。考えてごらんよ。同じカードが頻繁に７回も引くことなんて滅多にないことだ。それに、死神のカードの解釈はネガティブな意味の物ばかりではない。これはきっと、“変化が必要”という意味だろう」
旅鴉の口ぶりに、志波はいまいちピンとこない様子。それに彼女はこくこくと頷いてみせた。
「武道が釈然としないのは無理もない話だ。でも、実をいうと、今、私、ちょっと新作の構想に物足りなさを感じていてね？ なので普段参加しないであろうこういう催しにも参加してしまうのは道理だ。皆、私が参加すると知ったら驚くかもだし」
「そりゃ驚くって！ あ、でも月詠ちゃんみたいな芸術家でも、アイデアの着想を得るために無茶するんだなぁ～っ。……って、こう言うと失礼かな？」
「ああ、気にしなくてよいよ、武道。何事も面白そうなら、とりあえずやってみた方が手っ取り早いだろう？」
「なるほど、そういうものなのか……」
旅鴉の考えに、志波は深みを感じて考えさせられるのであった。
高杉 かよう、響 蒼留人、マーガレット・ライカーの３人は仲良くイベントにエントリーすることに。
「たかが60分だ、勝ちにいくぜ。お前にだって負けねえからな、響」
「とりあえず、高杉には負けない！ 暑さはグラウンドの鍛錬で多分慣れてるし、武道場で胴着をつけてる剣道なめんなよ！ こっちは匂いとも戦ってるんだからな！？」
「ある意味、今回も刺激臭との戦いになりそうですね」
高杉と響が火花を散らす横で、冷静にツッコミを入れるマーガレット。
だが内心、かなりクラクラしていた。
（競い合う二人の間にいつしか別の感情が芽生えるというのは、定番と言えば定番……！ 響くんと高杉君にはぜひ頑張っていただいて、私の薄い本づくりのネタになってくださいね）
全然冷静じゃないよ、マーガレットさん！？
（ああ、ふたりが競い合えば合うほど、近付きすぎて“お突き合い（男色）”、げふん“お付き合い（男色）”が始まるのですね。素晴らしいですね。創作意欲も湧くと言うものです！）
いかがわしい視線をこっそり男たちを向けるマーガレットだが、ばれないように充分留意していた。
その時、高杉がカバンからゴーグルを取り出して装着してみせた。
「こんな暑いのにゴーグル？？」
響が首を傾げるが、高杉は「これだから素人は駄目だな」としかっり煽ってゆく。
「これな、誰がどうやってもな、慎重かつ繊細に食おうとしたって無駄なんだよ。ってー跳ねんだよ、カレーうどんって！」
「……洗濯すればいいだろ。俺は暑さ対策で風通しと吸水性のいい服を着てきた。服の指定がなくて助かった」
「お前、白い服かよ、おいおいおい死んだぞ、お前の白い服」
「黒い服だと日光の熱を吸収して地獄なんだぞ。剣道着のまま外でランニングすると死ねるぞ！？」
「まぁまぁ、おふたりとも。ここで気力を消費しても仕方ありません。賞金５万円と海の幸は私たちが戴くのですからね」
マーガレットの言葉通り、この３人は協力関係を結んでいる。
高校生にとって５万円と海の幸山盛りは見逃せない賞品だ。何としてでもゲットしておきたい。
「カレーはイギリス人にとってもソウルフード。まぁ、何とかなるでしょう」
「あまり無理するなよ、マガレ？ 響もな？」
「俺はヨーグルト飲むからぜってー勝つ！」
この３人の楽観的な態度がいつまで持つのやら……。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2018年12月24日
- 参加申し込みの期限
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- 2018年12月31日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2018年12月31日 11時00分
