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ブリリアントナイトメア ~悪魔は残滓の狂乱を弄する~
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★廃遊園地に狂気は佇む(3)
八神 修
の放つ金属片が、“怪物”の意識を他の仲間達から逸らす。
じれったさにずいと伸ばされた手を、修はヨクに合図して軽やかに避けた。
修に向かって、
ウォルター・B
先生の青いチョークが群れになって飛ぶのを、
「させるか!!」
と、カイの背から、
卯木 衛
が教科書を投げつけて叩き落とす。
「先生ほどコントロールはできねぇけど、面積がでかけりゃチャンスはあんだろ!!」
眼差しを眩く煌めかせる衛の声に、カイの得意げな鳴き声が重なる。
悔し紛れのように今度は衛へとチョークの矢が迫ったが、
「カイくん! 全力で避けろ!」
との衛の言葉にカイは微塵の躊躇いもなしに従い、チョークはただ空を裂いた。
その様子を確かめて、修は、ほう、と小さく息を漏らす。
基本的に、“怪物”をチョーク避けに使っている修だが、
(あの化け物の注意を引き付けるとなると、捕まらないよう、動き回る必要があるからな)
となれば、辺りを縦横無尽に飛び回る衛の存在は、より一層、頼もしく有り難い。
修達が空中戦を繰り広げる一方で、
志波 武道
は、ウォルター先生と“怪物”の隙を窺っていた。
しかし、まだ、打開策は見えていない。
(一度は背後まで迫ったのに、怪物から、徐々に引き離されてる。近づけなきゃどうしようもないのに……)
何せ、“怪物”に近付かんと試みる度に、牽制のようにあの剣呑なチョークが飛ぶのだ。
武道の、盾代わりの上着を握る手に、自然、ぎゅうと力が篭る。
(上着でチョークの直撃は防げるけど、先生があの怪物を守ってる限り……あれ?)
不意に、武道は気付いた。
それは、首筋にズキズキと残る痛みと共に、ずっと胸を刺していた、違和の正体。
(怪物が先生を守るんじゃなく、先生が怪物を守ってる……?)
急ぎ、記憶を辿る。
(――そうだ、“シシドウ”。先生はあの怪物を、シシドウと呼んでいた)
そしてウォルター先生は、“怪物”――シシドウに、いっそ屈託なく喋りかけていた。
(あの怪物と誰かを重ねて認識している状態なのか? シシドウ……宍道? 獅子堂? 誰かの苗字か?)
思案の淵を彷徨っているところに、修の声が、耳に届く。
「先生、どうしてこんなことを!?」
今の状況が、ウォルター先生の本当の意思によるものでないことを、修は知っている。
それでもそう声を投げたのは、返事を促すことで、戦闘に専念させないためだ。
「どうして? どうしてって、何が? 要らないモノはお片付け。当たり前でしょ?」
幼子のようにきょとりとして瞳を瞬かせる、ウォルター先生。
そんな先生へと、シシドウへの攻撃の手は休めぬまま、修は声を張る。
「それはあなたの本心じゃない! 抵抗してください、先生!」
「僕は、君達に無駄な抵抗をやめてほしいんだけどなぁ。僕とシシドウの邪魔、しないでよ」
どこまでも噛み合わない、修とウォルター先生の会話。
けれどその中に、武道は確かな希望を見出した。
(やっぱり、シシドウの存在が、この状況を打開するカギだ)
ならば、武道がすることは、決まっている。
(雑談でもいい、話しかけながら、なんとかチャンスを探す……!)
一歩、踏み出す。
ウォルター先生が、躊躇いなく放ったチョークを上着で受け止めて、武道は笑った。
「やだなぁ。センセーのチョーク、無限じゃないですかぁ! あと何本ー?」
「さあ、何本だろうねぇ。君達を片付けたら、数えてみようか」
「そんなコト言ってー。センセーのこと、みんな心配してますよ!」
「みんな? みんななんて、知らない。僕には、シシドウがいるから」
「シシドウって誰ですかー!」
「誰って、ここにいるじゃない。そう、ここにはシシドウがいる。シシドウがいるんだ……」
狂気に染まった顔に恍惚の色が浮かぶのは見えても、情報を引き出す正しい問いかけがわからない。
それでも、次の言葉を考えて考えて、武道は、
「……そーいえば俺、将来警察官目指してるんですけど、なにかアドバイスありますかー?」
と、問いを絞り出した。
途端――ウォルター先生の顔から、表情がすっと消える。
「……ケイサツカン?」
妙に平べったい声が、ウォルター先生の唇を細く揺らした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年08月31日
参加申し込みの期限
2019年09月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年09月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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