this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ブリリアントナイトメア ~悪魔は残滓の狂乱を弄する~
<< もどる
1
…
12
13
14
15
16
★再会、想い、帰還(3)
ドーム内に現れた、帰還用の《ゲート》。そこを覗き込んで、
「……不思議ね。さっきまで、この向こうに、翼獣達の世界が見えていたのに」
と、
仙藤 紫
は落ち着いた、けれど言葉通り相応に不思議がっているような声音で零した。
「全ての翼獣が元いた世界に戻ったから、かな? 次は僕達の番ってところか」
サキリ・デイジーカッター
が軽く首を傾げて意見を述べ、
「今はお別れだけど……きっと、じゃなくて、絶対、カイくん達にまた会いたい!」
と、
卯木 衛
は声を光らせた。
そうだねぃ、と、衛の言葉に
呉井 陽太
も頷く。
「オレも、衛君と同じ気持ちだよぅ。……ええと、皆。忘れ物とかはないかな?」
眼鏡越しの眼差しがぐるりと仲間達を見渡せば、
「あの、」
と、
恵御納 夏朝
が、固さを帯びた真面目な面持ちで挙手をした。
「僕は、此処は封じるか、調査の必要があると思う」
悪魔達がこの場所を経由して寝子島を訪れ、悪さを働く可能性を、夏朝は懸念していた。
それに、封鎖をしないならば、
「逆に、僕達が此処経由で魔界に行く必要も、いずれ出てくるかも……」
夏朝が自身の考えを伝え終えると、
八神 修
は、「ふむ……」と顎に手を宛がい、
「検討すべき意見だと思う。守りに出るか、攻めを取るか、だな」
と、皆の顔をぐるりと見回す。そこで、
「はいはーい☆ それなら俺も提案でっす!」
という調子で、明るく元気よく手を挙げたのは
志波 武道
だ。
「とりあえず、
ミラ
ちゃんに話を聞いてみるっていうのはどうかな?」
自分達を《たゆたう黄昏》に転送させた彼女の意見を聞くことに、異論のある者はない。
「ミラちゃん、聞こえる?」
と夏朝が虚空に問えば、
『はい! 聞こえてます! ばっちりです!』
と、その場にいる全員の頭に、ミラの愛らしい声が響いた。
紫が、言葉を続ける。
「私達の声、ずっと聞こえていたのかしら? 状況はわかる?」
『はい、大丈夫です! ただ、私にできることは少ないので、中々口を挟めなかったというか……』
曰く、一行をすんなりと《たゆたう黄昏》に送り出せたのは、
「――ウォルター先生がここにいたから、ですか?」
ミラが語った理由に、
倉前 七瀬
はこてんと首を傾けて、
ウォルター・B
先生の顔を見た。
『はい。本来は《たゆたう黄昏》に存在し得ない先生の存在が、今回は指標になったので』
「……だったら、指標なしに、オレ達がここを訪れるのは難しい?」
『そう、そうなんです! 陽太さんのお言葉通りなのです!』
「じゃあ、封鎖も厳しいか……」
苦い声で修が言い、ミラが、やはりそうだと応じる。
「うーん。なんか、上手くいかねえもんだな……」
衛が腕を組み、少し難しい顔になって唸るその横で、
「じゃあ、こういうのはどうかなぁ?」
と、ズボンのポケットからチョークを取り出したウォルター先生が、
「えーっと、これは……落書きですか?」
七瀬が言った通りに、ドームの壁に、大きなバッテンを描いた。
「そうそう。指標ってやつになるかもしれないじゃない? ねぇ、ミラちゃん?」
『うーん……上手く機能するかわかりませんが、可能性はゼロではない、かもしれません』
ミラの返事に、「良かったぁ」と満足げににこにことするウォルター先生。
「……センセー、もしかしてちょっと、楽しんでます?」
武道の言葉に、「そんなわけないよぉ」とウォルター先生はころころと笑う。
「自分のせいで可愛い生徒達を大変な目に遭わせておいて、楽しむなんてとんでもない」
でも。
「僕さ、こう見えて……やられたらやり返したいタイプなんだよねぇ」
「……つまり、自分から厄介ごとに首を突っ込むつもり、ってことかな」
「君達に面倒をかけない範囲で、ね」
ウォルター先生の返事に、サキリは軽く肩を竦める羽目になった。
苦笑交じりに、修が口を開く。
「ともあれ、一旦帰還するか。……それでいいですよね、先生」
「勿論。怪我をした子達に、早く、しっかりした治療も受けてもらいたいしねぇ」
武道と夏朝、それからその場にいる全員の顔をウォルター先生は順番に見て、
「皆……迎えに来てくれて、ありがとう」
と、澄んだ青い目を眩しげに細めて、言った。
<< もどる
1
…
12
13
14
15
16
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
巴めろ
ファンレターはマスターページから!
お世話になっております、ゲームマスターの巴めろです。
まずは、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
久しぶりに出させていただいた、ゴールドシナリオ。
久しぶりすぎて、内心、ちょっぴりどきどきだったのですが、
皆様のアクションのパワーで、ぐんぐんとリアクションを書き進めることができました。
改めまして、ありがとうございます。
此度のシナリオでは、ウォルター先生の秘密に少し触れたり、
はたまた、悪魔ブブ・ベルゼとの直接対決を描かせていただいたり……などなど、
ゴールドシナリオらしく色々な要素を詰め込ませていただきましたので、
そんな中でのPC様方のご活躍、お楽しみいただけましたら、こんなに嬉しいことはありません。
また、ウォルター先生も、何だか火が付いてしまったみたいで……?
なお、今回、ゴールドシナリオということで、個別コメントもご用意させていただきました。
お時間があるときにご確認いただけますと、幸いでございます。
重ねてになりますが、ご参加くださった皆様に心からの感謝を。
この度も、本当にありがとうございました!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ブリリアントナイトメア ~悪魔は残滓の狂乱を弄する~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年08月31日
参加申し込みの期限
2019年09月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年09月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!