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【星幽塔】瑠璃色のアクエリアと碧き慟哭
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*・*・*・*
立派な屋敷が立ち並ぶ一角。その1つから若者たちの声がする。
「……この辺りは、貴族の屋敷だったかもしれないな」
「でも、めずらしいものはないね」
修と夏朝が、見つけた物を手に話し合う。少し離れたところにいたアヴィケンナは、2人を手招きすると、奥から引っ張り出して来た資料を広げた。
「びっくりしたね。まるであらかじめ水没することを予見していたように、対策が打ってある。ほら、この本だって全く濡れていないんだ。浸水しても、再び地上に出た時の事を考えて頑丈な箱に入れてあったんだ」
アヴィケンナは少し興奮した様子でテーブルをたたく。珍しい彼の姿に、修と夏朝は少々面食らったが、年相応にも見えて微笑ましかった。
アヴィケンナが見つけて来たのは、恐らくは水没した都市について書かれた書物だった。中には全体図や細かな地図もあり、まるでガイドブックのようであった。
「これはこれで発見だな。一応、知らせておくか?」
「いや、まだ奥を調べていない。もうちょっと探してみようよ」
修がアンテナアスパラを使おうとしたのを夏朝が止める。アヴィケンナもまた夏朝の言葉に賛成のようだ。
「特殊効果があるものとか、かわいい猫さんっぽいものは買い取りたいなぁ」
「善処しよう。だが、君がいくら払えるか、だな」
夏朝がぽつりと漏らした言葉に、アヴィケンナは振り向かず応える。彼には、貴重と思わしき書類の方が大事なのかもしれない。夏朝は(どれぐらいになるのかな)と真顔で考えるのだった。
屋敷をいくつか調べた3人だったが、めぼしいモノは資料しかなかった。それに、少しがっかりする3人。
次に向かったのは、屋敷の半分が水没した場所だった。
「水没部分も調べてみるか」
最初から水没した部分にも潜るつもりだったので準備は万端だ。水中呼吸薬を飲み、水中眼鏡を着けたら、水中ライトで照らしながら進む。
「気を付けてね。僕らはこの周辺を探すよ」
夏朝は彼を見送ると、アヴィケンナと共に残った屋敷を調べることに。オートマータが修の帰りを待っていた。
場合によっては魔水の力で水をジェットのように足から吹かして高速移動を考えた修だが、がれきの中では弱めの水を出して動いていた。
(地震? それとも……何かの爆破か? 相当酷い壊れ方をしている)
水没した館の壊れ具合を見、推測する修。だが、彼はその中で思わず「?!」と驚くものを発見していた。それは、どうみても……水上バイクのような物だったのだ。
(これは、技巧によるものなのか?)
がれきの下敷きになっている、水上バイクみたいなもの。修は己のろっこん『分解』を使って瓦礫を分解すると、それを引き上げる。さすがに重いため、ロープで括り付け、地上に戻る。
(後で恵御納のろっこんの力を借りよう)
ロープを持っていて欲しい、とオートマータに頼み、修は再び水中へ潜るのだった。
一方、夏朝とアヴィケンナは……非常に困惑していた。屋敷に残った応接間だろう場所には、うお座のマークが入ったクロスが下げられている。そして、暖炉の上には……アヴィケンナが大人になったような姿をした男性が、妻らしき女性や子供たちと共に描かれている。
「これ、もしかして君のご先祖様?」
「……かもしれない」
夏朝とアヴィケンナは、まじまじと絵を見てしまう。だが、その時。いくつもの足音が彼らに迫った。
「こっち!」
夏朝がアヴィケンナを庇い、身構える。しかし、その張り詰めた空気は……ドアが開いた瞬間にはじけ飛んだ。
《若様! おかえりなさいませ!!》
現れたのは、どうみてもウーパールーパーっぽいぬいぐるみ(?)。しかもメイド服を着て、メイド帽も被っている。しっぽの赤いリボンも似合っていた。その人形(?)は、アヴィケンナを見て、《若様が帰ってきた!!》と大はしゃぎだ。
「……アヴィケンナ君?」
「いや、僕は知らないぞ! か、かわいいけどこういうのを作ったことはない!」
困惑する夏朝とアヴィケンナをよそに、ウーパールーパーっぽいメイド人形は、しっぽをゆらして嬉しそうに踊っている。
《わっかさまわっかさま~! メルの大好きな若様が帰ってきたぁ!》
「あのっ、その若様って……だれ?」
夏朝が問いかけると、メルと名乗った人形は首をかしげながら
《貴方さまが背中に庇った、そちらの少年……アルステア様の事です》
「アルステア?!」
その言葉に、今度はアヴィケンナが声を上げる。
「母がくれた書物にある、僕の祖先だ! 何代目かのみずがめ座のアステリズムで、発明家だとは聞いている」
「なんだ、やっぱりアヴィケンナ君がらみじゃないか」
夏朝が興味津々な目を向けると、アヴィケンナは事の重大さに気付き……頭を抱えたのだった。
なお、彼は夏朝と共にメルへと事情を説明したことを付け加えておく。
その後、修が発見した水上バイクっぽいナニカの他、カラクリを水中から引き上げる。そしてその間に、メルが機械を操作する。
「何しているの?」
夏朝が問うと、メルは
「旦那様の命令を遂行しているのです。マラータ家の血を引くアヴィケンナ坊ちゃまがここを見つけられましたから。防犯システムを止めました!」
その瞬間、アンテナアスパラの先が光った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月15日
参加申し込みの期限
2018年11月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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