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【星幽塔】瑠璃色のアクエリアと碧き慟哭
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起:その都の『違う』ひとときに
――第一階層
突如起こった洪水に対し、大半の人は「こんなに水が来るのは今までにない! 綺麗だし解決するまで楽しもう!」と考えたらしい。高さがそこそこある椅子とテーブルを用意して営業する店があれば、船に乗って移動する人もいる。
その明るい様子の影で、困っている人も確かにいるのだ。
「ふぅ、店の中までくるとはねぇ……」
『ブラック・リキッド亭』の店内で水かきをしているのは
鎌八 まもる
。彼は突然の洪水に思わず苦笑していた。相棒たる少女は訳あって水がありすぎると不便なのである。
突然の洪水に面食らったまもるは、とりあえずこの店を守ろうと水かきにいそしんでいるわけだが……、なかなか水は減らない。少々くたびれてしまった彼は思わずこんな事を呟く。
「はぁ……、こんな時、水もしたたるいいポニテでも通らねぇかなー」
普通だったら、いや、普段だったらそんな都合よく彼の好みドストライクなポニテ(ポニーテール)が現れたりする事などないに等しい。だが、この時は違った。偶然とはいえ、彼好みのポニテが出現した。……というより、ポニーテールの美少女が現れた。今日も元気な狐獣人の
フォルカ・ヴィクスン
である。だが、今の彼女は非常に慌てていて、自慢の狐しっぽも毛が濡れて少しぺったん、としている。
「ごめん、ちょっとタオルかなにか貸してもらえないかな? 派手に飛沫がかかっちゃって……」
「あぁ、いいよ。それにしてもどうしたんだい?」
フォルカが済まなそうにそういえば、まもるは高いところに置いていたふわふわのタオルを手渡した。
「だって、空? から水が流れてきているんだよ?! とてもきれいなんだけど……なんか嫌な予感するのよね」
「……え?」
フォルカの言葉に、まもるは思わず怪訝な声を上げる。その様子に「ホントだよ!」とムキになったフォルカは、彼の手首をつかんで外に連れて行った。そして初めて、まもるは現状を知ったのである。
伸びた塔のようななにかが天高い部分に突き刺さり、そこから水が滝のように流れているのである。
「相棒からは、月影塔が復活したことは聞いていたけど、まさか第二階層まで到達してるなんてな……」
再びため息を漏らしたまもるであったが、状況は非常によろしくない。彼はともかく水かきをして店内の水を減らし、濡らしたくない物を高台に挙げ、などと作業に追われた。助けてもらったお礼に、とフォルカもそれを手伝ってくれた。
(一先ず、水が減ることを祈ろう。このままじゃ相棒が動けないからね)
まもるはそう言いながら、水かきを続けるのであった。
「お~……。すごいね、すごいねぇ!」
クポラッチョ・ププル
もまた、天に突き刺さった月影塔と天から流れ込む水を見て驚いていた。だが、目の前に広がる光景に、思わず眉を顰める。大半の人はこの状況を楽しんでいるようだが、中には水に足を取られる人もいれば店の中に水が流れ込んで、対応に追われる人もいる。そんな様子にクポラッチョの胸が痛んだ。
(うーん、困っている人もいるみたいだねぇ。ボクは助けにいこう)
そう言ってウサギ耳をゆらし、行動しようとしたのだが……、クポラッチョもこのままでは沈んでしまう。
「うーん、このまま泳いで遊ぶのもいいけれど……。何か舟はないかなぁ」
クポラッチョはあたりを見渡し、どうにか舟になりそうなものを探す。そうしてみつけたのは、頑丈そうなゴンドラだった。どうやら、どこからか流されてしまったようだ。
「わぁ! 立派なお舟だねぇ! これなら沈まないねぇ」
少年はどうにかゴンドラに乗り込むと、近くにあった細い板を使って漕ぎはじめた。最初はなかなか進まず苦労したが、次第に慣れてきたのだろう。スムーズに進み始めた。
これでクポラッチョが始めたのは運び屋さんである。彼は濡れたら困るものを運ぼうと人々に声をかけた。すると、次々に依頼が舞い込む。クポラッチョは地図をもらい、それを頼りに少しずつお届け物をしていく。
勿論それは『ブラック・リキッド亭』も同じ。同人誌や画材を扱うこの店も濡れたら困るものがとても多い。故にまもるが苦労しているのだが……。彼はクポラッチョに注文があった画材を届けてもらう事にした。
「それじゃ、この荷物を頼むよ。楽しみに待っている人がいるんだ」
「わかったよ。がんばるね」
まもるから荷物を扱ったクポラッチョは、ぺこっ、と一礼して船に乗った。
荷物をいくつか乗せてもびくともしないゴンドラに安堵しつつ、クポラッチョは水の上を進む。運河のようになった道を漕ぎながらあたりを見渡し、身動きが取れない人がいたら乗せようか……と考えたその時。小柄な女の子がおばあさんの手を引いて歩いているのを見かけた。
クポラッチョが見たのは、
メリィ・ランページ
である。彼女は第一階層の状態を見、いてもたってもいられなくなったのだ。
――30分前・『Barアストラル』
「ひぇ~、大変なことになっちゃったねぇ……」
バーの窓からメリィとその友達である
リリエル・エーテライト
は、第一階層の状態に思わず息を飲んだ。天から流れる水、洪水で困る人々……。メリィはそんな惨状にぐっ、とこぶしを握り締めた。
「でも……、幸いにもこの店は大丈夫そうですね」
リリエルは店の中を見渡し冷静に何ができるか考える。そしてマスターに2、3相談をするとぽん、と手を叩いた。
「私はここで、洪水で家にいられなくなった人達の為に、炊き出しを始めようと思います!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月15日
参加申し込みの期限
2018年11月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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