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【星幽塔】瑠璃色のアクエリアと碧き慟哭
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承:水面の奥底の、その危機に
――第二階層。
「時間がないから、移動しながら説明するよ。いいよね?」
アヴィケンナ・マラータ
が、集まった冒険者たちにそういい船に乗せる。彼は集まったメンバー……
ティオレ・ユリウェイス
、
バナーテイル・シートン
、
龍目 豪
、
白 真白
、
八神 修
、
恵御納 夏朝
、
新田 亮
、
旅鴉 月詠
の8人に事情を説明した。
第二階層は、出現した月影塔が突き刺さったことにより水漏れしている。その位置を特定し規模などを調べてから出現した遺跡を調べる、というのが今回の仕事である。
目的は学術的な面もあるが、大半はトレジャーハントである。
「第一階層の水害……水が引いた後の始末も大変そうだからな。何としてでも復興資金を用立てたいんだ」
アヴィケンナは酷く心痛な面持ちでそう言った。彼がやったことではないのだが、やはり気にしているらしい。
「アヴィケンナ君が気にすることじゃないよ。……それにしても、水が減ると印象が変わるものだね」
真白がアヴィケンナを励ましつつあたりを見渡せば、水にぬれた遺跡が色々と顔を出しており、不思議な雰囲気を醸し出していた。本来ならばこれらは深い水の中にあるのだ。
「あれは……?」
最初にそれ見つけたのは、豪だった。彼の目に入ったのは、泡がいくつも浮かびあげる光景である。不思議に思った一同は、その泡へ近づこうとする。けれども、流れが生まれており、下手したら引っ張られそうだ。
「第一階層からこっちへ来る際、めぼしはつけていたが……、少しずれたか」
修が地図を見ながらふむふむと唸る。彼は水中呼吸薬を取り出し、服用しようとしていた。だが……。
「潜らずに調査したいしな」
と、豪は魔風の力を展開しその間に夏朝はねこさんシールを全員と船に張り、己のろっこん『重く軽く』を発動した。これでめいっぱい軽くして崩落を防ごう、というのだ。
風で水が押しやられ、その中から塔のような物が現れる。その周りから水が漏れ出、罅も広がっている。一部は崩落しているようにも見えた。
僅かではあるが蜘蛛の巣のように入った罅を見、夏朝が僅かに声を漏らす。もしここが崩落し更に水が漏れたとしたら……、第一階層の城下町が大変なことになるのは容易に想像できる。
「ゆっくりはしていられないね」
夏朝の言葉に、豪は頷いた。
「次、伸びたら第三階層に届くかもしれないね。そうなると……この先にあるものを避難させておいた方がいいのかな?」
真白が上をみて首をかしげる。修は「そうだろうな」と空を見上げた。確かに位置を予測しておけば被害を小さくできるかもしれない、と睨んだのだ。
ちなみに応急処置として当初は月詠がろっこん『絵空事』で封じた巨石(彼女のろっこんで絵に収められる最大の物)で栓をする予定だったが、かえって穴を広げてしまう可能性が出て来た。その為、代わりに罅に砂利を詰めて時間稼ぎを行い、穴にはそれより大きい石でふさぐことになった。
穴の点検が終われば、いよいよ遺跡に突入である。
「もうすぐだねぇ」
もふもふしっぽを揺らしてちょっと興奮気味に言うバナーテイル(以後、バナーと表記)。その傍らでは、ティオレが熱のこもった眼差しで遺跡を見つめていた。やはり盗賊の血が騒ぐのだろうか。最近、彼女は妙にツキのめぐりが良かった。故にこの波に乗れるところまで乗りたいのが本音である。
「どのようなお宝があるのかしらね」
「罠とかあるかな? 多分あるんだろうね」
ティオレとバナーが話していると、月詠が頷きながら手にした巨大鍵をちらっ、と見ながら
「盗賊の光があれば、色々やりやすいかなと考えるよ。確かに君がいうように、罠があり作動する可能性もあるわけだから、気を引き締めておこう」
と風にあおられる髪を押さえながら告げる。
「遺跡でバラバラに動くのなら、これをつかったらいいんじゃないか?」
亮が取り出したのは、アンテナアスパラである。3人はいいアイデアだな、と思っているとアヴィケンナが「そういう手もあるか」と感心していた。彼は一応通信できるものを準備していたようだが、質が悪いらしい。今回は亮のアイデアを採用し、アンテナアスパラで通信することになった。
船の上、近づく遺跡を見ながら真白は隠し階層でラピスと話した時の事を思い出していた。
少し気落ちしているようなラピスを見かけた真白は、いてもたってもいられず声をかけた。
「なんじゃ?」
「階層を突き抜けた結果、水が抜けてっちゃうなんてね。……まぁ、でもしょうがないよ」
あの時は大変だったんだし、と苦笑する彼女にラピスもつられて笑う。確かに、あの戦いのさ中ではだれも予想していなかった出来事である。
「復活に関しては私も共犯みたいなものだし、一人で気にすることないない♪ それよりも、今できることをやろう?」
真白が明るくそういえば、ラピスは僅かに面食らう。だが、冷静に考えた彼女は……次第に、楽し気な声で笑いだした。
「あはははは、そうじゃな! こうなってしまったのじゃ。今は、出来る事をするしかあるまいっ。我はここの地下倉庫で探し物をする。早く第二階層の水漏れを止めねばならんからな」
「私は第二階層に行ってくるね。被害状況も気になるし、お宝も気になるし。それに、どれくらいの規模で改装を抜いたのか把握しておけば次の第三階層の時は対策できるでしょ?」
真白があれこれとわくわくした眼でそういい、気持ちを切り替えていこう、と背中を軽くたたく。ラピスは少しばかり気持ちが楽なったのだろう。自然な笑みを向けて送り出してくれた。
(さて、探すぞー!)
真白は、ぎゅっ、とこぶしを握り締めて気合を入れた。
* * *
「へぇ~……広いねぇ」
「これはなかなか期待できそうだ」
遺跡群へ足を踏み入れたバナーとティオレがあたりを見渡し、感心したように言う。
「とりあえず、ここからは3つの班に分かれようと思う。各班にはオートマータ(人型のロボット)を1体つけておくからね」
アヴィケンナの言葉に全員が頷く。更に亮の提案でアンテナアスパラも1本ずつ配布された。
「何かあったらすぐに連絡してくれ。連携して対応した方がいいだろう」
「しかし……思ったより広いな」
亮がアンテナアスパラを配布していると、修があたりを見渡してため息を吐いた。アヴィケンナは少しだけ考えると、班分けを発表する。
一応、何が起こるか分からない。その為各班に戦い慣れている人が一人はいるように配置したようだ。
一同は、変わったものを見つけたり、命の危険を感じたら連絡し合う事を決めたうえで遺跡へと入ったのだった。
さぁ、探索の始まりだ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月15日
参加申し込みの期限
2018年11月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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