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【星幽塔】瑠璃色のアクエリアと碧き慟哭
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「おおっ! それはナイスアイディアだね!」
ぐっ、と両手を拳にして語るリリエルの後ろではマスターが頷いている。食材とか余裕があるから安心して、と2人に言うと奥の方へと戻っていった。どうやら準備を始めるらしい。
「水がはけるまでお店に避難して、帰れるようになるまで食べて飲んで気持を落ち着かせてもらえたらうれしいですよね? メリィちゃんは町中でそういった人達の誘導をお願いしますっ!」
リリエルの頼みに、メリィの黄色い猫目がきらり、と光る。困っている人を助けたいのはメリィも同じだ。
「そうだね、もしかしたらどこに行けばいいか分からない人もいるかもしれない。あたしに任せて!」
連れてくるよ、と胸をとん、と叩くメリィ。彼女は早速外へと飛び出していった。
その頼もしい背中を見送ったリリエルは深呼吸をすると厨房へと駆けだした。
(それじゃあ、炊き出し用の料理を作りますよ! 濡れて体が冷えている人も多そうですし、あったかい料理がいいですね)
リリエルは外の様子を見、タオルをたくさん用意した方がいいだろうか、なども思いつつもメニューを考える。そこで思いついたのは……カレーであった。
思い立ったが吉日、とばかりに魔火の力を宿した大鍋を準備すると手早く野菜とお肉をを切って、切って、切りまくる。すべての材料を切り終わると手際よく炒め、カレーを作っていく。
(このカレーで、困った人たちが元気を出してくれればうれしいです)
心を込めたカレーが、人々の心を温めますように、とリリエルは祈るのだった。
一方、その頃メリィは街をつっぱしっていた。立ち往生した人を安全な道まで連れて行ったり、お店の場所を説明したり。場合によっては運んだりとメリィは大活躍である。そのおかげで『Barアストラル』を避難所だと認識し、人々は集まっていた。
――現在。
メリィは、足腰が弱くなったおばあさんに出会い、避難所まで案内していた。
「ごめんなさいね。足を怪我してから思う様にうごかなくて」
「大丈夫だよ! 辛かったら言ってね。あたし、おんぶするから!」
申し訳なさそうに言うおばあさんに、メリィが笑顔で胸を叩く。おばあさんは「気持ちだけ受け取っておくわ」と上品に笑って、ゆっくり歩いていく。その途中、階段が崩れて歩けない場所を見つけた。
「ちょっと待ってて!」
メリィはそう言うとおばあさんを下がらせ、呼吸を整えて階段へと手をかざす。と……、黄色のメッシュが僅かに光り、音を立てて階段が修復されていった。魔星の力をつかって修復したのだ。
「おや、まぁ……」
「いこう!」
驚いて目を丸くするおばあさんに手を差し出し、メリィは微笑んだ。
この後も人を助けながら『Barアストラル』に案内し、濡れた人には用意されたタオルを渡す。小さな子供やお年寄りの場合はおんぶしたり、とメリィは大活躍! 帰ってきた彼女に、リリエルはタオルを渡しながら労をねぎらった。
「お疲れ様です、メリィちゃん! あったかいカレーがありますよ!」
「ホント? みんな、カレーだって! おいしいよ~!」
メリィは連れて来た人たちや彼女から話を聞いてやってきた人たちにその話をすると、みんな嬉しそうな顔をする。
給仕をするリリエルをメリィも手伝い、避難にきた人々をもてなす。そうしつつも2人は笑顔でハイタッチ。作戦は成功だ。
「それにしても……どうして洪水が起きたんだろー……」
やだなー、もー、とため息を吐くメリィ。
「あ、カレーはメリィちゃんの分もありますよ。今はカレーを食べて英気を養いましょう」
リリエルは一緒にランチにしよう、と彼女の背中をたたいて席を勧める。メリィはうん、と頷くとさっそく食べ始める。
「しっかり食べたらまた頑張るね! 食べて回復だー!」
まだまだ水は引いていない。困っている人もまだまだいるだろう。メリィはやる気に満ちた瞳でそう言った。リリエルもまだまだ料理がいるだろうか、お風呂の準備も必要だろうか、と考察するのだった。
その後、店を訪れた
フランチェスカ・D・S
によって事情説明を受けるメリィとリリエル。だが、その時2人は
「あの騒動が原因だったとは……」
と真顔で硬直したそうだ。
ところで、クポラッチョはどうしているのだろうか?
濡れてはいけない物をがんばって運んでいた少年は……、お届け物を終えて新たな依頼人を探していたのだが……?
「うわぁ……!」
クポラッチョが見入っているのは、天から注がれる水に虹がかかっている様子だった。どういう原理なのかはさておき、それはとてもきれいな光景であった。
「キラキラ光っててきれいだね~」
ゴンドラに揺られながら、クポラッチョは虹を見る。目的を忘れて近寄る少年だったが、その時きらり、と光るものが落ちるのを見た。
(あれ、なんだろ?)
それはコンッ、と音を立ててゴンドラの中に落ちてくる。不思議に思ってそれを拾い上げると、淡い水色の宝石だった。
「これ、とってもきれい! まるで水が宝石になったみたいだねっ」
クポラッチョが拾い上げて見つめていると、光の加減によってうお座のマークが見えることに気が付いた。これが一体なんなのか……。それをまだ、この少年は知らない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月15日
参加申し込みの期限
2018年11月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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