this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
逆襲の時
1
2
3
4
5
…
26
つぎへ >>
黒いパーカーを着た
服部 剛
が機嫌よく道を歩いている。赤茶けた髪が少し額に垂れてきた。ヘアピンで留め直す。
横手から大柄な人物が現れた。黒いスーツを着ている。
「おい、そこの赤茶頭。目の色が違うな。そりゃ、カラコンか? 夏はバカの発生率が高いな」
「なんや、おっさん。この剛さんにケンカを売るつもりなんか?」
「いいや、俺じゃないな」
「どういう……グッ!」
頭部に強い衝撃を受けた。剛は前によろめきながらも振り返る。別の黒服が立っていた。手には特殊警棒が握られていた。
「……よくも……やりおった、な」
「ガキは早く寝ろ」
首筋に一撃を食らって剛は膝から崩れ落ちた。
偶然に目にした
霧谷 朧
は瞬間的に止まった。隠れる間を惜しんでポケットに手を入れる。スマートフォンを握ったところで背後から首を絞められた。
「余計なことはするな」
両手で引き剥がそうとしたが離れない。太い腕は着実に締り、頸椎が軋む。
叫ぶことも出来ず、朧の意識は深い沼に引き摺り込まれた。
黒服の男達は手早く二人を運ぶ。
少し離れたところで一部始終を見ていた
上下 左右
は愛用の
ステッキ
を震わせていた。
「一大事ですわ!」
見失わないように黒服達を追い掛ける。微妙な距離を保ちつつ、時にスカートの裾を撥ね上げた。
「ここは」
行き着いた先は地下駐車場であった。先の方に見張り役の黒服が立っていた。
左右は物陰に隠れて様子を窺う。黒服は軽く腕を回した。屈伸運動を経て立ち塞がる。移動する気配はなかった。
「どうすれば……」
「困り事かい」
左右はビクッとする。作り笑いを浮かべて、そっと後ろを向いた。
不思議そうな顔で
サキリ・デイジーカッター
がいた。黒い衣服を身に纏い、髪は銀色の刃のように光っている。
「僕で良かったら力になるよ」
赤い双眸に励まされ、左右は笑顔を見せた。
「私の、皆の力になって欲しいのですわ」
「どういうことだ?」
「黒いスーツの輩が島の人達を拉致しているのですわ。偶然に目撃した私は後を付けて、あの場所を見つけたのですわ」
事情を知ったサキリの目に憤怒の色が混ざる。懐に手を入れる。携帯していた
ダマスカスブレード
を取り出した。刀身には独特な波模様が浮かんでいた。
「目視で三十メートルくらいか。ここは僕に任せて欲しい」
「お願いするのですわ」
サキリは黙って頷いた。黒服を目で捉える。凶器を水平に掲げ、脳内で空間を切り裂くイメージをした。
瞬間、ろっこんの『斬空赤刃』が発動した。瞬間移動を果たしたサキリは黒服の背後に現れた。手にした凶器は進化能力1の効果で赤く染まり、威力を増した柄が相手のこめかみに直撃した。苦鳴を上げる間もなく、真横に倒れた。
「上々だ」
適当な植え込みに黒服を押し込むと、サキリは左右に手を振った。
「すごいのですわ」
「問題はここからだ。音を立てずに慎重に行動しよう」
「ステッキの鈴は手で握っておきますの」
二人は上体を屈めて侵入を開始した。緩やかなコンクリートの斜面を下る。
白色灯に照らされた広い空間に出た。人為的に封鎖されていたのか。車は見当たらない。肝心な人の姿もなかった。区切る鉄骨が寒々しく見えた。
先頭にいたサキリが囁く。
「もう少し奥にいく」
「了解ですわ」
後方にいた左右が静かに返した。
先にサキリが出た。しなやかな動きで足音を忍ばせる。黒豹となって進み、即座に後方に向かって掌を開いた。
左右は硬い表情で距離を詰める。
サキリは指先で横手を示す。鉄骨の合間から拉致された人々が見えた。各々がロープで縛られていた。囲むのは例の黒服で見ている間にも被害者の数が増えていく。別の出入口を想像させた。
「……あの監視は厄介だ。様子を見た方がいいだろう。陽動になる爆竹を用意すれば良かったか」
サキリは一抹の悔しさを滲ませた。
左右は地下駐車場の把握に努めた。拉致された人々の死角になった場所に一台の車が置かれていた。隅の壁にはホースを格納した赤い消化箱が見える。コンクリートの床には大きなマンホールが幾つもあった。
「陽動は私に任せて欲しいのですわ」
「方法はどうするんだ?」
サキリの問い掛けに左右は消化箱を笑顔で指差した。
間もなくステッキに付いた鈴を微かに鳴らす。ろっこん『Dear Door』の効果で消化箱が僅かに開き、音もなく閉じられた。
「全てのドアは私の支配下にあるのですわ。目に見えるところに繋げることもできますの」
「陽動と脱出も兼ねているのか。頼もしい限りだ」
サキリと左右は笑みを交わし、決行の時に備えた。
1
2
3
4
5
…
26
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
逆襲の時
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
17人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月23日
参加申し込みの期限
2018年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!