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ねこじま麺紀行・すすきの
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【4】
蕎麦を食べたい、誰もが時折そう思うように
御巫 時子
もふとそう思った。
近くを探して、見つけたのがここ蕎麦屋『すすきの』だった。
初めて来たお店だが、雰囲気のいい店構え。これはゆっくりと美味しいお蕎麦を食べられそう……静かに微笑んで時子は暖簾をくぐった。
「いらっしゃいませー……あ、御巫さん」
「五月さん……?」
話したことのある女の子に迎えられ、時子はちょっと驚いた。
「すごい偶然ですねー。ここ、うちのお店なんですよー」
「そうだったんですか……」
「あ、でも、ごめんなさい。今、満席で……」
「そ、そうなんですか……」
せっかくよさそうなお店を見つけたのに。時子はしゅんと肩落とした。
(やっぱりいいお店なんですね……こんなにお客さんがいるんだもの……)
踵を返そうとしたその時、ふとテーブルに座る
五十嵐 尚輝
先生の姿が目に映った。
寝子校で化学を教えるちょっとつかみどころのない先生。けれど、そんな先生に時子は憧れているのだ。
「御巫さん……?」
「こ、こんにちは……」
ぼんやりした様子で先生はしばし時子を見つめた。
「えーと……もしかして満席で座れないんですか?」
「はい。残念ですけど……」
「……よければ相席しますか? テーブルの向かいが空いてますよ」
「いいんですか……?」
「はい、御巫さんさえよければ」
「あ、ありがとうございます……」
五十嵐先生と相席、それは時子にとって願ってもないことだ。
テーブルの上にはせいろがひとつ、せいろ蕎麦だろうか。先生らしい飾り気のない食事だ。
「あの、私も同じものをください……」
お蕎麦を食べたくなってよかった、時子はそう思った。
「暑いですね……。水分補給はされてますか……?」
「水分……コーヒーならよく飲んでますよ。御巫さんはちゃんと取ってますか?」
「はい、こまめに取るようにしてます……。熱中症には気をつけないと……ここは涼しくていいですね……」
先生のするすると蕎麦を口の運ぶ動きを自然と目で追っていた。
(今日はお昼をとられてるので安心ですね……。先生は時々、忘れてしまう時があるから……)
そんな時子の視線に気がついたのか、先生は首をかしげる。
「僕の顔に何か付いてますか? もしかして、海苔がどこかに……?」
「い、いえ、なんでもありません……。あ、その、先生はここにはよく来るんですか……?」
「ここですか?」
天井のあたりに視線を漂わせ、先生はしばし考えた。
「そうですね。食事を思い出した時にたまたまこのあたりを通った時はよく来ますよ」
それはよく来るうちに入るのだろうか。
そんな話をしていると、時子の頼んだせいろ蕎麦が運ばれてきた。
いただきます、と手を合わせ、さっそく蕎麦を口に運ぶ時子。
口に入れた瞬間、広がる蕎麦の香り。ふっと山野から吹き抜ける風を感じた。
「美味しい……」
自然と時子の口からも声が漏れる。
「のど越しがよくて、蕎麦の風味もしっかりしてますね。美味しいです……」
蕎麦を食べたい、そんな気分で入った人を心から満足させてくれる味だった。
ふと、先生がこちらを見ていることに時子は気づく。
「どうかしましたか? もしかして、海苔がどこかに……?」
「ああ、いえ。御巫さんは美味しそうに食べるなぁと思ったので」
「そ、そうですか……?」
静かに微笑んだ先生に、時子は胸に温かい気持ちが溢れるのを感じた。
初めてのお店に来るのには少し緊張したけれど、改めてここに来てよかった。
蕎麦も美味しいし、雰囲気もいい。それに憧れの先生と同じ時間をすごすことができた。
「ごちそうさまでした……」
静かに手を合わせ、お昼を終える。
「今度は出前をお願いしたいですね。少し距離がありますが星ヶ丘でも大丈夫でしょうか?」
「アルバイトの子が入って、出前の範囲が広がったと聞きましたから、もしかしたら大丈夫かもしれないですよ」
「そうなんですね。あ、あの、ところで先生、これからのご予定は?」
「ちょっと仕事があるので、学校に行こうかと思ってます」
「あ、それなら途中までご一緒してもいいですか? お散歩して帰ろうと思っていたので……」
「はい、構いませんよ」
嬉しい時間はもう少しだけ続きそうである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月19日
参加申し込みの期限
2018年10月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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