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【3】
運命の神がいるなら感謝したい。
今日は
八神 修
にとってそんな気分にさせてくる日だった。
古本屋で買い物を終えたあと、
七夜 あおい
と偶然出会ったのだからそれも当然である。
気になる女の子と運命的な出会い、いや、これを運命と呼ばずしてなんと呼ぼう。
泉のように湧き上がる恋心をクールな仮面の下にぐぐっと押し込め、あおいをお昼に誘うことに成功したのが数分前。
(あおいの用事が終わったあとでよかった……今日はついてる、のかもな……)
「修君、修君」
「え……? ああ、どうした?」
にこりと爽やかな笑みをあおいに向ける。
「注文! 修君は何にする?」
「あー、そうだな……今日は天ざるかな。せっかくだし、天ぷらは食べたい。あおいは?」
「私はこのすだち蕎麦! 見て見て、こんなに切ったすだちが乗ってるんだよ〜!」
「へぇ、夏季限定のメニューか。うん、美味しそうだ。じゃあ、注文するよ」
忙しそうに働く五月に声をかけ注文をする。
さすが商店街で愛されるお蕎麦屋さん、昼時はどの席も埋まって賑わっている。
店にすんなり入れたのもの、また運命かもしれないな……と思う修。
「ねぇ、修君? あそこにいるのってののちゃんだよね?」
「野々? ああ、本当だ。すごい偶然だな」
カウンター席に座るののこ。向こうはこちらに気づいていないようだ。
「えへへ、だね。ちょっと声をかけて……」
「あ、待った。連れがいるみたいだ」
ののこの横には大盛りの天丼を食べている英二の姿があった。
ののこはその英二を何やら応援しているようだ。
あんなに苦しそうな顔で食べるなら、大盛りを頼まなければいいのに……と修は思った。
「たぶん、デートなんじゃないか? それなら声をかけるのは野暮だよ」
「で、デート! そ、そっか、気がつかなかったよ!」
「というか、俺たちも……」
はたから見れば、デートに見えるんじゃないか。というより、自分はそのつもり……そう伝えようとあおいに目をやる。
「あおい……」
「あ、そうだ! これ見て!」
「え? あ、ああ、それ……『萩屋』の袋?」
苦笑いを浮かべながら、あおいの出した袋に目をやる。
「クラスの子にここの和菓子が美味しいって聞いて買いに行ったんだ」
「水饅頭? 俺もこの間、萩屋に行ったよ。あそこの和菓子は美味しいよな。自分でも食べ過ぎかなって思ったけど、4つも食べてしまったよ」
「あはは、そんなに食べちゃったの? 虫歯になっちゃうよ〜?」
「まあ、美味しいものには逆らえないさ。あおいは好きな和菓子はあるか?」
「うーん、なんだろ……? よく食べるほうじゃないけど……あ、あのたまに売ってるお魚みたいなやつは好きだな〜」
「魚……? ああ、若あゆかな? 鮎の解禁の時期にあわせて売り出される和菓子だよ」
「へえ、だからたまに売ってるんだ! 修君はほんとに物知りだね!」
「まあ、人より本を読んでるだけさ。ああ、鮎といえば古本屋でこれを買ったんだ」
「釣り雑誌? 修君、釣りが好きなの?」
「素人釣りだけどね。堤防釣りはよくするよ。でもこの雑誌の川釣りの特集が気になってさ」
「あ、鮎特集!」
「そう。難しそうだけど、一度やってみたいなと思って」
「鮎かぁ。いいなぁ、塩焼きにしたら美味しそうだね〜」
「俺も鮎は好きなんだ。繊細な旨味、臭みもほとんどない。塩焼きや田楽もいいけど、寿司や造りにしてもいいよ。たくさん釣れたら、鮎づくしでじっくりいきたいな。季節だしね」
「うう、そんな話を聞いたら食べたくなってきた〜」
「はは、俺もだ。あ、よかったら一緒に行ってみるか? 俺も川釣りは初めてだから、上手くいくかわからないけど」
「いいの? ちょっと興味あるかも!」
「ならよかった。ああ、料理が来たみたいだよ」
待ってる間に鮎腹になってしまったが、蕎麦が来たらどんどん蕎麦腹に戻っていった。
天ざるもすだちそばも、空腹のふたりにはどこか輝いて見える。
「食べ終わったら蕎麦湯をもらおう。蕎麦屋ならではの楽しみだよ」
「ふふ、美味しいものには抜かりないね」
「美味いものには逆らえないのさ」
爽やかに微笑み手を合わせる。いただきます。
今日のお昼はいつもより充実したお昼になりそうだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月19日
参加申し込みの期限
2018年10月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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