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せんせいといっしょ:樋口先生のろっこんお悩み相談室
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【
上穗木 千鶴
の場合】
芸術科1年7組の
上穗木 千鶴
は、樋口先生のクラスの生徒だ。
彼女もまた、もれいびだったという事実に驚かれつつ、おずおずと千鶴が切り出した相談というのは、こういうものだった。
「その……ぼくのろっこんは、相手の運の振れ幅を増幅する、というものなんだけど」
「運の……振れ幅って?」
小首をかしげる樋口先生に、
「このろっこんが発動した人には、とても幸運な出来事が起こり、
またそれに見合うぐらいの、同じだけ不幸な目にも遭うんだ。
な、なんだけど……」
前髪で表情は隠れて見えないものの、耳から首まで真っ赤になっている千鶴。どうやら、とても話しにくいことらしい。
「その……このろっこんを発動させるには、
相手の人の手を……ぼくの、ぉ、おっぱいに押し付けないといけなくて……(ごにょごにょ)」
「まあ」
思わず生徒の胸をまじまじと見てしまう樋口先生。千鶴は小学生のような幼い顔立ちと背丈に似合わず、胸だけはとてもご立派なものをお持ちなのだ。
「しかもぼくは、その……サイズがないから……し、下着も付けてないし。
エロいことが苦手なのに、じかに触らせなきゃいけないなんて、
い、いつも恥ずかしくってもう、どうしたらいいのか……」
数日前に相談に来た生徒たちとは、また対照的な悩みである。
「たまに意識してないのに発動したりするし、
運・不運の現象もぼくにはコントロールできないから、
いったい何が起きるのかも、わからないし……」
切々と先生に訴えているうちに、だんだんと涙声になってきちゃった千鶴。
「うぅ……ぼくのろっこんは、なんでこんな恥ずかしいのなんだろう?
空が飛べるとかさ、みんなみたいにかっこよいのや楽しいのだったらよかったのに」
色々な悩みがあるものである。誰かが求めていたものが、人が代わればまたそれが別の悩みの種になる。
けれども、樋口先生には気になることがあったので、もう少し彼女の話を聞いてみることにした。
「その、『いつも』ってさっき言ってたけれど。
そんなに何度も触らせてるの? まさか……男の人?」
「うん(こくり)。もう5回も、ぼくのおっぱいに触った男の子もいるんだ」
「5回も!」
絶句する樋口先生。彼女はあまり風紀の乱れにうるさい教師ではないが、さすがにどうかと思ったのだろう。しかしすぐに、千鶴の様子がヘンなのに気が付き、そっと黙った。
「……(ぶつぶつ)……まったく……くんは、
いつも、いつも、いつもぼくに、こんな恥ずかしい思いをさせて……
これじゃぼくは、お、およめに行けないじゃないか……(ごにょごにょ)
……でもね先生、不思議なんだ。最近その男の子に触られると、
いつもより体が熱くなってドキドキする気がするのだけれど、それが何でかわからないんだ。
ヘンだよね……ぼくの身体はいったい、どうしちゃったんだろう?」
(あら……これって、)
これが
久保田先生
なら、すぐに生徒の手を取って「恋ね! それは恋よ!」とでも言っているところだろうが、樋口先生はもう少し慎重だった。
「そうね……上穗木さん、あなたはその男の子のこと、どう思ってるの?」
「えっ。仲のいい友達……かな」
ちょっと考えて、千鶴は訂正する。
「ううん、友達以上の……何だか、気になる子」
「さっきのろっこんの話に、戻るけど。
あなたのろっこんは、相手を幸運にも不幸にもする能力だって、言ってたわよね」
「?? うん」
「あなたはその子に、幸せになって欲しいのかしら?
それとも、不幸のドン底に落ちちゃえ、ひどい目に遭っちゃえ、って思ってる?」
「えっ……、」
そんなふうに考えたことが、これまで無かったのかもしれない。とっさには答えられない千鶴。
──彼を、幸せにしたい? 不幸にしたい?
(このぼく……が?)
頭がこんがらがってきて、その両方のような気すらしてくる。そうして、黙り込んでしまった千鶴に、
「ちゃんと、考えてごらんなさい。
そうしたらきっと、そのドキドキの正体も分かると思う」
と先生が告げ、彼女の相談は終わったのだった。
【
花厳 望春
の場合】
「飲み物ですか? ああえっとおかまいなく!」
普通科1年2組の
花厳 望春
は、気遣いのできる少年だ。3人の姉に囲まれて育った影響なのかもしれない。それでも、差し出されたグラスを、強いて断らずに気持ちよく飲み干すと、
「うわっ、甘酸っぱくてうまい、美味しいですね。コレ、梅……ですか?」
「そう、梅シロップを炭酸水で割ったの。口の中がすっきりするでしょう?」
にっこり笑って、自分も席に腰掛ける樋口先生。
「へえ……先生の自家製ですか?」
「ええ、知り合いから分けてもらった梅で……シロップならこれからの季節、
かき氷なんかにかけても合うわよ。気に入ってくれたのなら、少し持っていく?」
「わっ、はい。ぜひ!」
こんなふうに望春の相談は、なごやかに始まった。
「えーっと、俺は別に、自分がもれいびだってことを他の人に隠すつもりは全然ないんだけど、
こんな相談にのってくれそうなの樋口先生ぐらいだから……」
と前置きして彼が始めたのは、こんなお悩みだった。
「えっと、俺のろっこんは『棒付き飴を舐めている間だけ鷹を召喚することができる』ってろっこんなんです。
俺が自分の力に気づいたのは数か月前で、最初は気のせいだと思ってたんです。
でも、飴を食べてる時に鷹の事考えるといつも近くに同じ鷹がいて……これはおかしいかもって」
「話の腰を折って、ごめんなさいね。『召喚』って、何かしら?」
「ああ……そっか、ええっとですね」
相談を聞いてくれるから、つい同じ立場で話していたが、そう言えば先生は、もれいびではない、ただの一般人だった。
「召喚っていうのは……どこからともなく来てくれるって感じかな。
瞬間移動して現れたみたいに、気が付くとシキさんがいつも側に」
「シキさん?」
「あっ、俺が召喚する鷹のことです。シキって名前をつけたんです。ちなみにメスです」
「ウフフ、続けて」
「で、ここからが本題なんですが──
このシキさんがなんというか気難しい性格で、シキって呼びすてにしたら怒るんですよ!?
召喚にはいつも応じてくれるんですけど、用もないのに呼び出したりしたらすごく怒るし……
この間、屋上の風がすごく気持ちよかったから
シキさんと一緒にのんびりしよっかなって思って召喚したら、それだけでひっかかれちゃって……」
と手の甲の3本線を見せる望春。
「あらあら……けっこう、容赦のない傷ね」
ふつう、召喚系のろっこんで呼び出された動物は、もれいびの言うことを素直に聞くものだが、この男の子の場合は、力関係が完全に逆転してしまっているようである。
「あっ……すっ、すみません」
ふと、樋口先生に手をにぎられている自分に気が付き、あわててその手を引っ込める望春。
「あら、何が?」
「ええと……その、そうだ、こんな平凡な相談をしちゃって」
「平凡な相談なんて無いわ。どんな相談も、本人にとっては大事なことよ」
「そうですかね……それで俺、この先シキさんとうまくやっていけるんでしょうか……?」
対する先生の答えは、きっぱりと明快だった。
「そうね、しばらく召喚しないであげるといいわ」
「へっ?」
「用もないのに呼び出したぐらいで怒り出すなんて、女心が分かってないもの」
「いや俺、こんなヘアピンとかしてますけど一応男ですし。女心……?」
「召喚も電話もメールもしないで、しばらく放っておくの。
そうしたらそのうちソワソワし出して、向こうから連絡を取ってくるわ。効果的な手よ」
「いや、シキさんメールとか打てないですし! 彼氏とかでもないですから!」
「ともかく、甘やかすばかりじゃ駄目。
時には距離を取って、冷たくあしらうことも必要よ。
そう──【飴とムチ】を適度に使い分けて、相手に自分のことを考えさせるの」
「いやそれだと俺、完全にシキさんに忘れ去られちゃいますってば!
だいたいシキさんはあれで……」
「いいわ、今日はとことん聞きましょう。あ、飲み物のおかわり要るかしら?」
「是非ともお願いします」
こうして望春はその後も、パートナーの愚痴(惚気け?)をひたすら先生に聞いてもらうのだった……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月01日
参加申し込みの期限
2013年08月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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