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チャ・レ・ン・ジ、しましょ♪
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――新しいことにチャレンジしたい!!
ぴるるっと吹いた風に
恵御納 夏朝
がそう思ったのは、
八神 修
の話を聞いている時だった。
「……何だ、今の風? そう、それで、
この間
から和菓子を作ってみたいな、と……」
修の言葉に、夏朝の瞳がきらっと光る。
「そうだ、和菓子! 八神君、僕も参加させて! 一緒に作ろう!」
夏朝の気合の入りように双眸を瞬かせたあとで、
「勿論、構わないけど……」
と言いかけた修は、ぴんっ! と思いつきに表情を明るくした。
「そうだ! あおいも誘おう」
「七夜さんを? いいね、素敵だと思う。……あ、じゃあ、ののこちゃんにも声をかけるのはどうかな?」
「野々か。勿論、大歓迎だ。早速、2人に連絡を取ってみるか」
かくして、美味しい和菓子作り計画は動き出す――!
そして、暫くのあと。
桜花寮の厨房には、修と夏朝、そして、
七夜 あおい
と
野々 ののこ
の4人がすっかり顔を揃えていた。
エプロンを身に付けながら、修は朗らかにあおいへと笑いかける。
「突然の誘いだったのに、乗ってくれてありがとう、あおい」
「ふふ、すごく楽しそうだったから、予定がなくてよかったよ。ね、ののこちゃん」
あおいに話を振られたののこが「うんっ♪」と満面の笑みで大きく頷いた。
そして、ビシッ! と敬礼を決めてみせる。
「『美味しい和菓子を作り隊』の一員に任命されて、光栄です、八神隊長!」
「いつの間にか謎の部隊が結成されてる……そして八神君が隊長に……」
「あ! 夏朝ちゃんは皆の頼れる参謀だよ! 参謀、ご指示を!」
何に影響されたのか、ともあれとびきり楽しそうに、ののこが夏朝に尋ねる。そんなののこへと、
「えっと……今日は、『おはぎ』と『さつまいものういろう』を作るよ」
と、参謀……もとい夏朝は、あたたかな声を投げた。
おおーっ! と、ののこが歓声を上げる。その一方で、
「りょ、両方難しそうだね……私にも作れるかな……?」
なんて、あおいはちょっと不安げな様子。
そんなあおいへと、修は穏やかな微笑を向けた。
「大丈夫だよ。『美味しい和菓子を作り隊』のメンバーが、4人も揃ってるんだからな」
勿論俺もサポートするし、と言い添えれば、あおいの顔に笑みが戻る。
笑みに笑みを返して、修は皆に、印刷してきたレシピを手渡した。
「先ず、俺はおはぎ用の米を炊いて、さつまいもも蒸しておくよ」
「僕は、あんこときなこの準備をするね」
「ああ、恵御納、よろしく頼む。あおいと野々も、恵御納を手伝ってもらえるかな?」
「うん、任せて!」
「私も頑張るよ~! よろしくね、夏朝ちゃん♪」
もち米を炊き始め、きな粉の味を調える。
用意してあったあんこは、女子3人で手頃な大きさに丸めていった。
「材料を見ると楽しくなるな。さて、じゃあもち米が炊けるまでに、ういろうを作ってしまおうか」
「うん、わかった。……ういろうって、小麦粉と砂糖と水でできるんだ……!」
「それと、今日はさつまいもだな」
レシピを目にした夏朝の声に、蒸して柔らかくしたさつまいもの皮を剥きながら、修が応じる。
あおいが、「えへへ」と笑み零した。
「さつまいも、美味しいよね。楽しみだなぁ」
この笑顔が見たくて、さつまいも入りのういろうをチョイスした修である。
「さつまいもは甘いから、砂糖もごっそり減らせるしね。3分の1くらいでもいい」
「そんなに減らせるんだ……!」
「うん、ヘルシーだよな」
夏朝が感心したように言ったのに小さく笑んで、修は手を動かし始める。
修とあおいはさつまいもの下拵えをし、夏朝はののこと一緒に他の材料を混ぜ合わせて――、
「元ができたら、それを、牛乳パックに流し入れる」
この作り方だと型崩れしないんだ、との修の言葉に、女性陣は感嘆しきりだ。
電子レンジに入れれば、ういろうは完成を待つのみ。
次は、おはぎの仕上げだ。
夏朝は、もち米の中にあんこを包んだものに、更にきな粉をまぶしていく。
「僕が知ってるおはぎだと、きなこのおはぎの中にあんこを入れるんだ」
「へえ、豪華だな」
応える修は、もち米を丸める作業に、こっそりと悪戦苦闘。
(中々、難しいな……ええっと、丁寧に、心を込めて……)
まるまる、まるまる……。
「七夜隊員! 八神隊長が、謎の呪文を唱え始めました!」
「え、口に出してた!?」
きゃはは♪ と楽しげなののこのツッコミ(?)に、目に見えて慌てる修。
そんな修の様子に、あおいも、くすりと小さく笑って――。
「そ……そうだ、寮母さんにも味見して貰おう。どうかな?」
「そうだね、いいアイデアだと思う。けど……」
「修君、誤魔化すのはあんまり得意じゃないね」
夏朝とあおいが、「ね?」とばかりに顔を見合わせた。
その時、「できた!」と眩く響いたのはののこの声。
「見て見て! 巨大おはぎ怪獣だよ! ぎゃおー!」
「確かに……大きい……」
知らず、夏朝の口から真面目な声が漏れる。
もち米とあんこを普通サイズおはぎの何個分使ったのか、という代物が、そこにあった。
「こういうのって、個性が出るね。七夜さんのは……」
ちら、と、夏朝はあおいの手元を見る。
そこには、あんこでもち米を上手く包み切れていない、黒白まだらのおはぎがちょこん。
「えっと、その……あんまり、上手くできなくって……」
「俺も、似たようなものだよ。そういえば、こういう柄の猫、いるよね」
気を取り直した修が、にこやかにフォローに入る。
いるいる! と、ののこの声が華やいだ。
「猫さんといえば……僕、この間、可愛い猫さん達に出会ったんだ」
「え!? どこでどこで!?」
猫、と聞いて幾らか弾む夏朝の言葉に、ののこが食いつく。
そんな2人の様子を微笑ましげに見つめていた修が「あっ」と気付いた。
「どうしたの、修君?」
「いや……恵御納のおはぎ、可愛いなと思って」
夏朝のおはぎには、猫耳をイメージしたとんがりが2つ、ちょんと付いている。
そうだ、と、修は自身のおはぎにも耳を付け、更に、
「……よし。ほら、猫の目だ」
きらきらと煌めく金平糖を2粒、猫の目に当たる位置に軽く埋め込んだ。
それを皿に乗せて3人の前に翳し、修は、「にゃあ」なんて茶目っ気を覗かせる。
「わああ! 私のにも付けようっと! 巨大おはぎ猫怪獣!」
愉快な時間は、わいわいとして賑やかに過ぎていく――。
和菓子が完成し、片付けを終えたら実食タイムだ。
「ん、美味しいね。皆で協力して作ったから、なおさらだ」
なんて、黒白まだらのおはぎをぱくりとして修が笑い、その横で、
(これは……きなこに塩を入れすぎたかな、もしかして)
と、夏朝は、女子3人で調整したきな粉の味に、ちょっぴり難しい顔になる。
犯人は夏朝か。それともあおいか、ののこかもしれない。けれど。
(大丈夫。これもまた思い出、だよね)
なんて具合に胸をほこほこさせて、夏朝は、ちょっぴり不思議味のおはぎを大きく頬張った。
「しかし、楽しかったな」
「うん、すごく。3人とも、本当にありがとう!」
笑顔で零された修の言葉に、夏朝は力強く頷き、そして、
「機会があれば、また一緒に何か作ろうね……!」
と、友人達の顔を見回して、柔らかい声音で言ったのだった。
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担当ゲームマスター
巴めろ
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月25日
参加申し込みの期限
2018年11月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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