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自室にて、
タイラ・トラントゥール
はカプセルギアのメンテナンスをしていた。
窓の外を、風が通り過ぎていく。
ふと、タイラの手が止まり、露草色の双眸は思案に細められた。
(
バルティーグル
は、未だ近距離でしか攻撃手段を持たない……)
そろそろ、遠距離攻撃に対応させる改造も加えたい、と思っていたタイラ。
そのことが、今日は常よりも余計に気になった。
それでも普段のタイラなら、自分ひとりでの解決を試みただろう。
けれど、今日は。
(……誰か、詳しい奴に相談してみようか)
ふっと頭に浮かんだのは、
深谷 博士
の顔。
連絡を入れてみるか、と、自然と思った。
スマートフォンを手に取り、電話をかける。間もなく、
『もしもし、タイラ君? 珍しいね』
なんて、聞こえたのは、スマートフォン越しの、博士の少し驚いたような声。
タイラは、やれやれと息を吐いた。
「騒ぐほどのことでもないだろう。だが、それはそれとして、突然ですまないな」
『全然だよ! どんな用事かな? あっ、もしかして、ギアの話!?』
この場に博士がいたなら、ずずいっ! と身を乗り出していただろう。
博士の瞳がきらきらと輝いているのが見えるような気がして、タイラは小さく苦笑した。
「ご明察、と言っておこうか。ギアのことで、博士の意見も聞きたいと思ったんだが……」
『えっ、本当に!? なになに!? どんな話!?』
大丈夫だったか? とタイラが尋ねる前に、博士はもう乗り気も乗り気だ。
タイラが、どちらが年上かわからなくなるような大人びた息を吐いたところで、
『そうだ! タイラ君、今からうちに来ない?』
と、博士が、弾む声はそのままに言った。
『その方が、ギアの話をゆっくりと、直接ギアを見ながらできるし!』
「それは……まあ、確かにその方が効率的か。迷惑でないなら、伺うとしよう」
『やった! じゃあ、決まりだね!』
かくして、タイラは、博士の家へと向かうことになったのだった。
「タイラ君、いらっしゃい!」
そわそわと自分の到着を待っていたのが丸わかりの勢いの博士に迎えられて、タイラは博士の家の中へ。
部屋へとタイラを案内しながら、
(ギアの相談で、タイラ君がお家にくるなんて!)
なんて、博士は、わくわくに、頬をゆるゆるとさせる。
「……博士? どうした、変な顔をして」
「へっ!? いや、何でも! 何でもないよ!」
そんなこんなで、2人は博士の部屋へ。
来客が腰を落ち着けるや、博士は、今度こそ身を乗り出した。
「で、ギアの話って!?」
「あぁ、バルティーグルのカスタマイズを考えているんだが……」
「カスタマイズ!!」
早速、博士の手が、パーツが山と入ったボックスへと伸びる。
待て待て、と、供された麦茶を床に置いて、タイラはそれを押し留めた。
「話を最後まで聞け! ……今までは、接近攻撃とトラップでやってきたが……」
遠距離、もしくは中距離での攻撃も必要だと思っていてだな、とタイラが言えば、
「ふむふむ……中・遠距離武器の搭載について、だね」
と、顎へと軽く握った拳を当てる博士。
「ああ、それで……」
「まずは、どういうタイプにするかだよね。火力重視でいくのか数で攻めるか……バルティーグルの性能を考えると、連発できるものがいいかな。いやでも、一発を強くして相手を撹乱するのも相性がよさそうだよね。タイラ君ならそれでも充分扱えるだろうし。だとしたら……」
「って、まだ話は途中だぞ!? いいから話を聞けっ!」
「あいた!」
博士の暴走を、タイラの渾身のチョップが止める。
チョップを食らった頭部をさすりながら、「ご、ごめん……」と博士が言った。
「また、一人で考えこんじゃった」
「まったく……もう、落ち着いたか?」
こく、と頷いて、博士は、手近に置いてあったノートを手に取る。
「えっと、とりあえず、バルティーグルにつけるなら、こういう上から装着させるのがいいと思うんだ」
さらさらさらっとノートにペンを走らせて、その頁を、タイラの前に掲げる博士。
ふむ、と、口元に手を宛がって、タイラは唸った。
「成る程……悪くないな」
「それか、ほら、こうして見えないようにするとか……」
再び、さらさらさらっ。
2枚目のイメージ図も的確かつ分かりやすいもので、タイラは一つ頷いた。
「そうだな。いずれにせよ、装甲をつけるならば、ボクも前足部分がいいと思う」
その反応ににこりとした博士の瞳が、次の瞬間には、眼鏡の奥できらっと光る。
「次は、パーツだね!」
「ん? ああ、レーザーかミサイル、もしくは銃のようなものが良さそうだと……」
「うんうん。あまり変えちゃうとスピードに影響が出ちゃうから、元のギアを最大限生かすのがいいよね。となると、アームは攻撃力を分散させるしかないかな? 使うとしたら、こっちのパーツとか……あっ、でも、片足ずつでいけばもう少し威力の高いものも装備可能かな。だとしたらこの部品が使えるかも。そうだ! ボディに組み込むなら、僕的にはこれがおすすめで……」
「って、またかっ!? だから、落ち着けと言っているんだっ!!」
タイラチョップ、再び。
「あいた!」
なんて声を上げたあとで、我に返った博士は、
「あ、ごめん……またやっちゃった」
と、しゅん、と眉を下げた。
辺りには、つらつらつらと喋りながらボックスから取り出しまくったパーツが広げられている。
タイラは軽く肩を竦めて、冷えた麦茶を喉に流した。
そうして、真っ直ぐに博士の顔を見る。
「改造はボクの手で行うつもりなのだから、そこまでせずとも、博士は相談にのってさえくれればいいんだ」
「う、うん……」
「だが……どのパーツも良いな。参考になった、メルシー」
タイラの言葉に、博士の表情がぱっと華やいだ。
「そうだ。ギアを、机に置かせてもらってもいいだろうか? 話の内容を、スマホに纏めたい」
「あ、勿論いいよ。どうぞ」
メルシー、ともう一度言ってバルティーグルを博士の机に置くタイラ。
そのあとタイラは、元いた位置に腰を下ろすと、スマートフォンを取り出した。
(博士の暴走には参ったが……為になったことは確かだな)
なんて思いながら、スマートフォンに情報を打ち込んでいく。一方の博士は、
(あ、そうだ! せっかく新しい武器作るんだから……)
と、『V』の字が金色に煌めくシールを取り出して、机の上のバルティーグルにぺたり。
「これでよし! 新生バルティーグルVだ!」
博士、これ以上ないほどのドヤ顔。
V! とか、Z! とかを、カッコいいと思うお年頃なのだ。と、
「……うん? 博士、何か言ったか?」
スマートフォンでの作業を終えたタイラが博士の方を振り返り、
「おい! なんだコレは!?」
と、勝手に魔改造(?)された自身のギアを見留めて声を跳ねさせた。
「えへへ、かっこいいでしょ?」
「コレは、ボクには必要ないっ!」
そして、容赦なく剥がされるシール……。
ああっ!? と、博士がちょっぴり悲痛な声を上げた。が、しかし。
「……もしかして、タイラ君は『Ⅱ』とかの方が良かった?」
なんて具合で、次の瞬間には小さく首を傾けるものだから、
「……はぁ」
と、タイラは、痛む頭を押さえて、大きなため息を吐いたのだった。
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月25日
参加申し込みの期限
2018年11月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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