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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
ドリーム・ゲーム
「うん、悪くないかな？」
落合 まゆらは所謂グレートソードと呼ばれる種類の大剣を振りながら呟く。
史実の武器のカテゴリには存在しない種類の刀剣だが、ファンタジー世界の武器としてはポピュラーな物だと言えるそれをまゆらは軽々振り回している。
まゆらがこの武器を選んだ理由と言えばどんなものか一度使ってみたかったというだけだったりするのだが。
「ところで……この装備、着心地は良いんだけどちょっと露出多くない？」
現在のまゆらはファンタジー世界の女剣士らしき恰好をしている。問題は一部の露出が多くないかという事であった。
上半身は白に金色のラインが入ったファンタジー風の服の上に白色の籠手と胸当て。下半身は赤いミニスカートに黒の二―ソックスとなっている。
まゆらが気になっているのは服は肩から二の腕の上部までが大きく露出しており、下はミニスカートな上にそれと二―ソックスの間に絶対領域が存在しているという事だった。
何と言うか、何かしらの意図を感じざるを得ないまゆらである。実際にとある神の趣味なのでそれは当っている。
「まぁ、でも文句を言っても仕方ないし行くしかないかな……」
防御力とかに問題はないのかとも思ったが、このゲームにおける防御力は不思議パワーによるものなので布面積は直接関係はしないという但し書きがあった為にわざとである事を確信し、まゆらはもう気にしない事にしたのだ。
「おっと」
歩き出して数分もしない内に、黒色に染まったマネキンのようなものが何体も草むらの中から湧いて出てくる。
油で磨かれたような質感で薄い青色に輝くグレートソードが閃く。重量感が感じられる鉄の塊によって現れた黒いマネキン達はその端から薙ぎ払われていく。
「うっわ、凄い！ まさに異世界転生無双チートファンタジーみたい、というかそのまんま！」
グレートソードが振るわれる。マネキンが吹き飛ぶ。グレートソードが振るわれる。マネキンが千切れ飛ぶ。
無双という言葉が相応しいくらいに痛快にグレートソートがぶんぶんと振るわれている。
当たり前だが今ままゆらは剣なんて握った事はない。なのに、そんな彼女がこんな風に無双を体験してしまえばあまりの愉快さに調子に乗ってしまうのも当然の事だろう。
「きゃっ、えっ、何ぃ！？」
突然のまゆらの悲鳴。何が起こったかと言えば、気分良く無双していたまゆらに水がかけられたというだけの話だ。
ダメ―ジを負ったわけではない。ただ、何故か色々なところが透けるだけだ。――そう、金属で出来ている筈の胸当てさえも。
「ちょ、何か胸当ても透けてない！？ 下着が見えてない！？」
若干パニックになるまゆら。それを見て取った黒いマネキン達は次の行動を起こす。
と言っても、攻撃をしてくるわけではない。いや、一応は攻撃なのかもしれないが。
その鋭い指を使って胸当て、服、ミニスカート、二―ソックスといった装備を一部分だけ剥いだり破ったりしているのだ。
凄いのは見事なまでにまゆらにダメージが入っていない事だ。徹底しすぎだと言えるだろう。
「こらぁあああ！ 止めなさぁああい！？」
草むらや木々の間をまゆらの絶叫が通り抜けていった。
3メートルはあろうかと言う石のゴーレムは地面を踏み出す。それだけで地面が揺れているとまゆらは感じていた。
あれから更に露出が増えた装備のままで、何とかエロマネキン達を倒す事に成功したまゆらはボスであるゴーレムと対峙していた。
切り裂かれた服から胸が見えかけそうだったり、ミニスカートの裂けた部分から下着が見えかけそうだったりと心配はあるがこのボスさえ倒せば終わるとまゆらは考えていた。
だが、まゆらは失念していた。あのエロマネキン達を創った存在がこのまま簡単に終わらせてくれるとは限らないという事を。
「くっ！」
ゴーレムが手の平から飛ばしてきた岩を何とか避けるまゆら。
ボスだけあってマネキンのように簡単にはいかないようだ。幾度か攻撃を加えてはいるのだが、未だ堪えた様子はない。
どうするかまゆらは逡巡する。しかし、それが良くなかったのかゴーレムは今までとは違う動きを見せたのだ。
「え、何？ って、きゃああああ、スカートがっ！」
両手の平をまゆらに見せたかと思うと突然の突風。しかも何故か横だけでなく下からも吹いてくるのだ。
今のまゆらはミニスカートな為、そんな事をされれば当然スカートは捲れる。結果は言うまでもない。
「もう、このいい加減にしなさあああいっ！」
怒ったまゆらの渾身の一撃。まさか攻撃してくるとは思わなかったのかゴーレムはその一撃をまともに喰らい、そして砕け散る。
散々な目にあった。それがこのゲームをクリアしたまゆらの感想であった。
落合 まゆらは所謂グレートソードと呼ばれる種類の大剣を振りながら呟く。
史実の武器のカテゴリには存在しない種類の刀剣だが、ファンタジー世界の武器としてはポピュラーな物だと言えるそれをまゆらは軽々振り回している。
まゆらがこの武器を選んだ理由と言えばどんなものか一度使ってみたかったというだけだったりするのだが。
「ところで……この装備、着心地は良いんだけどちょっと露出多くない？」
現在のまゆらはファンタジー世界の女剣士らしき恰好をしている。問題は一部の露出が多くないかという事であった。
上半身は白に金色のラインが入ったファンタジー風の服の上に白色の籠手と胸当て。下半身は赤いミニスカートに黒の二―ソックスとなっている。
まゆらが気になっているのは服は肩から二の腕の上部までが大きく露出しており、下はミニスカートな上にそれと二―ソックスの間に絶対領域が存在しているという事だった。
何と言うか、何かしらの意図を感じざるを得ないまゆらである。実際にとある神の趣味なのでそれは当っている。
「まぁ、でも文句を言っても仕方ないし行くしかないかな……」
防御力とかに問題はないのかとも思ったが、このゲームにおける防御力は不思議パワーによるものなので布面積は直接関係はしないという但し書きがあった為にわざとである事を確信し、まゆらはもう気にしない事にしたのだ。
「おっと」
歩き出して数分もしない内に、黒色に染まったマネキンのようなものが何体も草むらの中から湧いて出てくる。
油で磨かれたような質感で薄い青色に輝くグレートソードが閃く。重量感が感じられる鉄の塊によって現れた黒いマネキン達はその端から薙ぎ払われていく。
「うっわ、凄い！ まさに異世界転生無双チートファンタジーみたい、というかそのまんま！」
グレートソードが振るわれる。マネキンが吹き飛ぶ。グレートソードが振るわれる。マネキンが千切れ飛ぶ。
無双という言葉が相応しいくらいに痛快にグレートソートがぶんぶんと振るわれている。
当たり前だが今ままゆらは剣なんて握った事はない。なのに、そんな彼女がこんな風に無双を体験してしまえばあまりの愉快さに調子に乗ってしまうのも当然の事だろう。
「きゃっ、えっ、何ぃ！？」
突然のまゆらの悲鳴。何が起こったかと言えば、気分良く無双していたまゆらに水がかけられたというだけの話だ。
ダメ―ジを負ったわけではない。ただ、何故か色々なところが透けるだけだ。――そう、金属で出来ている筈の胸当てさえも。
「ちょ、何か胸当ても透けてない！？ 下着が見えてない！？」
若干パニックになるまゆら。それを見て取った黒いマネキン達は次の行動を起こす。
と言っても、攻撃をしてくるわけではない。いや、一応は攻撃なのかもしれないが。
その鋭い指を使って胸当て、服、ミニスカート、二―ソックスといった装備を一部分だけ剥いだり破ったりしているのだ。
凄いのは見事なまでにまゆらにダメージが入っていない事だ。徹底しすぎだと言えるだろう。
「こらぁあああ！ 止めなさぁああい！？」
草むらや木々の間をまゆらの絶叫が通り抜けていった。
3メートルはあろうかと言う石のゴーレムは地面を踏み出す。それだけで地面が揺れているとまゆらは感じていた。
あれから更に露出が増えた装備のままで、何とかエロマネキン達を倒す事に成功したまゆらはボスであるゴーレムと対峙していた。
切り裂かれた服から胸が見えかけそうだったり、ミニスカートの裂けた部分から下着が見えかけそうだったりと心配はあるがこのボスさえ倒せば終わるとまゆらは考えていた。
だが、まゆらは失念していた。あのエロマネキン達を創った存在がこのまま簡単に終わらせてくれるとは限らないという事を。
「くっ！」
ゴーレムが手の平から飛ばしてきた岩を何とか避けるまゆら。
ボスだけあってマネキンのように簡単にはいかないようだ。幾度か攻撃を加えてはいるのだが、未だ堪えた様子はない。
どうするかまゆらは逡巡する。しかし、それが良くなかったのかゴーレムは今までとは違う動きを見せたのだ。
「え、何？ って、きゃああああ、スカートがっ！」
両手の平をまゆらに見せたかと思うと突然の突風。しかも何故か横だけでなく下からも吹いてくるのだ。
今のまゆらはミニスカートな為、そんな事をされれば当然スカートは捲れる。結果は言うまでもない。
「もう、このいい加減にしなさあああいっ！」
怒ったまゆらの渾身の一撃。まさか攻撃してくるとは思わなかったのかゴーレムはその一撃をまともに喰らい、そして砕け散る。
散々な目にあった。それがこのゲームをクリアしたまゆらの感想であった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2018年10月12日
- 参加申し込みの期限
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- 2018年10月19日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2018年10月19日 11時00分
