this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ドリーム・ゲーム
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
伊藤 美緒
と
伊藤 佳奈
の二人は気付けば妙な空間に連れて来られており、神の使いを自称する老人に説明を受けていた。
(……先日のコスプレと言い変な神様が多いわねこの島)
半分呆れたように思わずそんな事を考えてしまう美緒だったが、それも仕方のない事かもしれない。何せ美緒からすれば先日、妙なコスプレをさせられる羽目になったばかりなのだから。
今回はそんな変なコスプレをされるというわけではないようなのが美緒からすれば幸いと言えた。
しかし、説明の中で対戦プレイも可能だと聞いた美緒はこれは佳奈と対戦するチャンスだと考える。
「美緒はザ・ブレイドをやるわ! 佳奈、対戦で勝負よ!」
「仕方ないなぁ。でもやるからには手加減しないからね~」
ビシッと人差し指を突きつける美緒に対し佳奈はどこかのんびりとした感じで答える。この辺りの空気感の違いは最早いつも通りと言えるので美緒とて一々指摘はしない。
何より、言葉の通りにいざ勝負となれば佳奈は本当に手加減しないのだから問題はないのだ。
襖の中に二人同時に入り、それぞれザ・ブレイドというタイトルの対戦プレイを選択。そして、使用する武器も選択する。
そして、美緒がゲームスタートよ! と言って佳奈がそれに同意をすると、二人の足元から光の柱が立ち昇る。
光の柱が消え去った後にはどこまでも続く草原が広がっていた。二人が選んだステージは草原のステージなのだ。
更には何時の間にやら二人の手元には刀が現れていた。やはり伊藤家の娘としては使用する武器はこれ以外有り得ないという事なのだろう。
「へぇ、凄いね。ご先祖様の弟子、善鬼と典膳が戦った小金原の決闘の舞台ってこんなだったのかな?」
「かもね。当然美緒が典膳よね。だって勝つのは美緒だもん!」
そんなやり取りを交わしつつもどちらもが一刀流の剣士。既に思考は臨戦態勢へと入っている。
佳奈は刀を正眼に構え、美緒は八双に構える。お互いの距離感は間合いの僅かに外。どちらかが動いた時、その時が勝負の幕開けとなる。
完璧に再現された草原の世界に風が吹く。傍から見れば構えているだけのように見える二人。
だが、実際には佳奈と美緒の間で幾通りも見えないやり取りが交わされている。ほんの僅かな身体の動きから感じ取れる予測。そして、その予測を逆手に取ろうとするフェイント。
同じ流派であるが故に、感じ取れる予測は増える。その互いの予測を如何に上回れるかが勝負の鍵とも言える。
互いの心の眼には今も向かい合う相手の動きが見て取れていた。それはまるで影のように幾通りにも重なる。
数々のやり取りの果てに、先手を取ったのは美緒だった。
「せいっ!」
「っ! ……美緒ちゃん、腕上げたねぇ」
裂帛の気合いと共に美緒が力強く踏み込む。刃が風を切る。八双の構えからの逆胴を狙った一撃をしかし、佳奈は後ろに軽やかなステップで下がる事で見事に躱す。
だが、実のところ極一瞬だけ美緒が先手を取っており、それによって佳奈の動きは遅れていたのだ。その為、鋭い一閃を完全には躱しきれてはおらず、佳奈のスカートの裾に僅かに切れ目が入っていた。
美緒からの思った以上の一撃。その前段階の動き。それを見せられて佳奈は思わず嬉しそうに呟いていた。
「勿論よ! ずっと佳奈に勝つ事を目標に修行してきたんだから!」
佳奈から褒められた美緒が言った言葉はこれだったが、内心ではお姉ちゃんが褒めてくれたー! と、テンションが上がりまくっていたりする。
何と言うツンデレ。これこそ正真正銘のツンデレである。
しかし、だからと言ってこのまま大人しくしているような性格を佳奈はしていない。
でも、美緒ちゃんにはまだまだ負けられないな~、とやはりどこかのんびりした内心とは裏腹に鋭い突きを繰り出す。
その突きの勢いは正に佳奈は本領を発揮したという証でもある。
「くっ!」
「いっくよ~」
突きによって美緒が下がったところを袈裟切り、逆袈裟と攻めたてる佳奈。見事なまでの連撃に美緒の体勢はすっかり崩れている。
しかし、これは布石でしかない。更に追い立てようとしたところで一瞬何かに足を取られた演技を佳奈が行う。
「っ! 今っ!」
お、落ち着くのよ、美緒! と、自分に言い聞かせている時に突然見えたチャンス。
落ち着く間もなく見せられたその隙に、美緒は飛びかかっってしまう。それが罠とも気付かずに。
(やっぱり来ちゃうか。変わってないなぁ)
先程までの佳奈の攻勢により体勢が崩されていたというのに、何も考えずに打ち込んで来てしまう美緒の姿に思わず佳奈は苦笑してしまう。
これがまだ美緒側が体勢を崩されてなければ解らない。けれど、体勢が崩れている状態ではどうしても一歩が出遅れてしまう。そして、一瞬の間が重要な勝負の中でその一歩の出遅れは致命的なのだ。
佳奈は冷静に一刀流の基本にして奥義である切り落としで美緒の刀を摺り落とす。
驚愕の表情を浮かべる美緒。その段階になってようやく彼女も先程のが演技である事に気付いたのだろう。
だが、時すでに遅し。美緒に出来た隙を逃す佳奈ではない。
切り落としから刀を翻し、美緒の頭上で刀を寸止めする。
「ちょ、切り落とし……今の態とね!」
「美緒ちゃん、変わってないねぇ」
悔しそうに地面を踏み憤慨する美緒と刀を肩に置きながら朗らかに笑う佳奈。
どうやらまだまだ美緒が佳奈に勝つのは先の話であるらしい。
「もう悔しー! 次は絶対勝つんだから!」
「うん。あたしでよければまた相手してあげるよ」
足を踏み鳴らしながら宣言する美緒に対して、再び笑いながら佳奈はそう返す。
とは言えども、次の勝負の舞台はこことは違う場所であるのだろうが。
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ドリーム・ゲーム
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月12日
参加申し込みの期限
2018年10月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!