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ワールドツアー <オーストラリア編>
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☆月への階段
「……ここは寝子島じゃなかった?」
セミロングの髪の
佐和崎 紗月
は、周囲を見渡して困惑しました。
どこでどうなったのか、いつのまにかそこは知らない街でした。
(どうみてもここは寝子島どころか日本じゃないし……)
内向的で人見知りが強い紗月は、不安になって傍らにいる理緒のそばにぴたりとくっつきました。
「ここは外国? 英語の看板とかあるからアメリカ?」
ポニーテールの
初瀬川 理緒
は、周囲を珍しそうに見回します。
「大丈夫」
おびえたようにしがみつく恋人の紗月に、安心させるように微笑みを向けました。
そして無謀にも、街行く人に話しかけます。
「えーと、ホエアイズヒア?」
物怖じしない理緒を、紗月ははらはらしながら見守っています。
大胆で甘え上手な理緒のブロークンイングリッシュに、街の人は首をひねりながら答えてくれました。
「ここ? オーストラリアのブルームだけど」
「すごい、通じた! ここってオーストラリアだったの?」
「なんでオーストラリアに? なんか日本語に聞こえるけど……」
困惑する紗月ですが、理緒はノリノリで日本語でしゃべり始めました。
「オーストラリア? ってことはコアラとかカンガルーはどこ?」
「そこに観光案内所があるから聞いてみたら?」
親切な人の指差すほうを見ると小さな建物があり、人がいるようです。
「これは夢? それとも現実なの?」
戸惑う紗月に理緒は優しく言います。
「わからない。でもここ最近色々としんどかったから、夢の中ならそれこそ好き勝手にしてもかまわないよね」
「……そうだね」
最愛の人の言葉に、不安そうだった紗月の表情が和らぎました。
(夢でも現でも、理緒ちゃんが一緒にいるんだもの)
さっそく二人で観光案内所へ向かいます。
「何か珍しいものがないかな」
この時期、どんな見どころがあるか聞いてみると。
「それなら『月への階段』がいいわよ」
という答えが返ってきました。
「月への階段? 何それ。詳しく教えて」
身を乗り出した理緒に、案内所のおばさんが話し始めます。
「それは満月の夜に現れる、月への道しるべと言われているわ……」
「すごく面白そう! 紗月、行ってみよう!」
「すぐ近くのタウンビーチで見られるわ。いつも見られるわけじゃないのよ、今日は天気がいいのでラッキーだわ」
ウィンクしたおばさんに見送られ、二人はわくわくしながらタウンビーチへ歩きだしました。
ビーチにはすでに大勢の人が集まっていました。
「月はまだみたいね。あっ、屋台が出てる!」
理緒が目ざとく屋台を見つけ、財布を取り出します。
「オーストラリアのお金?」
見慣れぬコインと紙幣を、紗月はしげしげと眺めます。
「足りるの?」
「聞いてみるよ。すみません、これいくらですかー?」
理緒が売店の人に尋ね、無事二人は食べ物と飲み物をゲット。
二人でそれを食べながら月の出を待っていると。
「可愛いお嬢さんたち、どこから来たの?」
「俺たち月が良く見えるスポット知ってるぜ、一緒にいこうよ」
オーストラリアでもやっぱり、いかにもなナンパの雰囲気は共通していました。
「えっ……あの……」
おどおどする紗月の肩を、理緒はさっと抱き寄せました。
「ごめんなさい、私たち二人きりで楽しみたいの。他を当たって」
「……残念だな、良い夜を」
男たちは肩をすくめ、行ってしまいました。
いつの間にか辺りは暗くなり、潮が引いていました。
水平線に光の線が見えてきたのに、紗月は気づきました。
「理緒ちゃん、月が……」
「ほんとだ」
月はやがて、海岸を昼のように明るく照らしました。
そして、海岸に打ち寄せる波の上を伝うように、一筋の光の帯が現れたのです。
光の帯はまるで月へ向かう階段のようでした。
息をのむような幻想的な光景に、ふたりともしばらく言葉なくそれを見ていました。
「……綺麗」
紗月はすっかり『月への階段』に心を奪われていました。
紗月は腕を理緒に絡めるようにして立っていて。
(これから先もこうしてふたりでいられたら)
恋人の姿に見惚れながら、理緒はそんなことを思い。
二人はそうしてずっと月への階段を眺めていました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月05日
参加申し込みの期限
2018年10月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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