this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
水際の攻防
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
つぎへ >>
【水際の攻防】
鴻は、水飛沫をかいくぐり、今度こそ巨大ワニに肉薄することができた。
「よし、この距離ならやれる!」
もう一度口内を噛み切り、鴻は心の中で強く願う。
(力が欲しい……巨大ワニを倒せる力が!)
刹那、鴻の内側でナニカが膨れ上がり、それが全身に力となって漲る。
「うおりゃあああ!!!」
その渾身の力を込めて、鴻は隠し持っていた瓶のガラス片をワニの鱗の隙間に突き立てた。
ブシュッ!
と、繊維状のものが裂ける音がする。手ごたえはあった。
『ガアアアアアアアアアッ!』
「……なに!?」
しかし、次の瞬間、いまだ目の見えないはずのワニにパクリと丸呑みされてしまう。
「……おっさん!? くそ、奴は気配が読めるのか!?」
飛龍は、危険を覚悟で、鴻がつけてくれたワニの傷に向かう。
『グオオオオオオオ!』
と、そこにワニの大きな口が再び迫る。
「やらせないわっ!」
と、朝衣がそこでタバスコをワニの目に向かって飛び散らせる。
(私にはほかのみんなのような能力はないけれど、サポートぐらいなら!)
実際、その支援は効果が出ている。
先ほどのタバスコがよほど痛かったのか、タバスコの瓶を見るだけでワニの目がこちらに向き、意識を逸らすことができる。
「そんなに痛かったのか……。でも、目を潰されるよりはマシだろ!」
刀もまたタバスコを手に、ワニに肉薄する。
振るわれる巨木のような腕を回避し、「加速」による立体的な動きで、意識を逸らすだけでなく本気に命中させにいく。
しかし、
『ゴオオオオオオオオオオオオ!!!』
「……っ!? 速い……ぐああああああっ……!?」
次の瞬間、両腕に続いた尻尾の思わぬ攻撃が刀に直撃した。
「くそっ……! これはちょっと腕がヤバい感じか……?」
なんとか頭から地面に激突することは避けたものの、もろにぶつけた腕の痛みに刀は顔をしかめる。
「……くっ! これ以上、被害は拡大させられん! もう一度タバスコを……!」
と、修が動いた、その矢先。
『グオオッ!』
「……っ……しまっ……!?」
再びワニが起こした水飛沫に、修も大きく吹き飛ばされてしまう。
「やっぱり自衛隊を呼ぶべきだったんじゃ……」
と、朝衣が呟いたのは、無理からぬことだったかもしれない。
だが、勝機は近づいていた。
「やってくれたな……! だが、今度はこちらの番だ!」
そう叫んだのは、巨大ワニに近づく隙を窺っていた飛龍だ。
朝衣、刀、修の三人に意識が向けられていたために、飛龍は先ほど鴻が傷をつけた場所まで容易に近づくことができていた。
その傷口に、飛龍は精神を集中した突きを放ち、そのまま傷口を限界まで押し開こうとする。
『グギャアアアアアアアアアアッ……!?』
ワニが悲痛な叫びとともに大口を開ける。
その拍子に、丸呑みされていた鴻が浜辺に吐き出される。
「……大丈夫ですか!?」
朝衣が慌てて駆けよれば、
「……ああ。助かったぜ……。あやうく消化されちまうところだった……」
と、鴻がワニの体液まみれの手で額に浮かんだ脂汗を拭う。
「……よし、今だ! ボンベを奴の口の中に……!」
修は、ボンベをくくりつけた自転車を部品レベルにまで分解。さらに進化能力を発動し、くくりつけた自転車の部品ごとろっこんで操作してワニの頭の上まで移動させる。
『グオオオオオオ!』
ワニは身体をじたばたさせて、飛龍を引きはがそうとしている。
だが、飛龍も意地で食らいつく。
そして、もう一度、ろっこんで強化した力で、傷口から内側を引き裂いていく!
『ギャアアアアアアアア……!?』
ワニが激痛に悶えるように、空に向かって咆哮した。
「そこだ!」
修は、そこで、ろっこんを解除。
刹那、重力に従って、ボンベごとバラバラになった自転車はワニの口の中に吸い込まれていき――
『……!?』
ガキンとそれをワニが噛み砕いた瞬間に、口の中でボンベが爆ぜた。
鋭い牙の隙間からきらめく炎と、けぶる煙が見えた。
そして、
『……ウオオオオオオオ……ン……』
ついに、ワニはおずおずと踵を返し、海の方角に去っていった。
これで、どうやらカタはついたらしい。
「……やったのか?」
まだ痛む腕を押さえつつ、刀がどこか哀愁のただようワニの背を見送る。
「……あの子帰るところはあるのかしら?」
ぽつり、と朝衣が呟いたとき、「おーい、刀くーん」と女の子の声がした。
「……桜庭? それに海も」
刀が振り返ると、そこには人魚(男&女)問題を片づけた円と海の姿があった。後ろには一緒に事件にあたっていた幽と碧南の姿もある。
「……そっちでも、カタはついたみたいだな」
「うん。で、人魚クン達から面白い話が聞けたから報告しとこうと思って」
「……面白い話?」
『うん。だから、あのワニも、ちゃんと元の場所に帰れると思う』
海がスケッチブックにそう走り書きした文字を皆に見せる。
「興味深いな。いったいどういうことだ?」
修が訊ねれば、円と海は頷きあって、ゆっくりと事の顛末を語り始めた。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
水際の攻防
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月03日
参加申し込みの期限
2018年10月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!