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丑三つ時のモノたち
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第1話
彼女の中に入れるのだと知った時、モノは全ての絡繰に気付いていなかった。代わりに彼女がモノになるのだと、わかっていなかった。だから、声を掛けた。
◇◇◇◇◇◇◇
闇の中に彼が立っている。部屋は暗いのに、彼の姿はぼうと光ってはっきり見えた。
(……夢か)
そう思ったが、そもそも自分は寝ていなかったことを思い出した。
「ということは、現実……ということじゃな」
大田原 いいな
は目の前の彼を見上げてひとりごちる。彼はいいなを見降ろして、『ああ、現実だ』と肯定した。どこか挑発的な笑みにも見える。
『いいな、会いに来た』
と美丈夫は言い、にっこりと笑った。
「秋でもないのに物思い等と柄にもないことをするもんではないわな。……儂の願望が首をもたげておるわ」
彼は、いいなが会いたいと思っていた男だった。
(儂が憧れておる『奴』が、儂の目の前に『いつもの格好』で立っておる)
そう考えていると、男は先程からの笑みを消してよくわからない表情を浮かべる。
『髪が伸びたな。でも瞳に宿る意思の強さはお前のままだ』
相変わらず怒っているのか困っているのか戸惑っているのからない仏頂面だ。
(ああそうだ……)
懐かしい気持ちになると同時に、いいなは以前のことを思い出した。
(『奴』は全く内心を表情に出さなかった)
何か自分の意に沿う現象が身の回りで起こった時のみ、口の端を上げるのだ。
そこまで考えて、いいなはふと違和感を覚えた。会いに来た、と言った時のにっこりとした笑みが脳裏に浮かぶ。
「久しいの」
声をかけてみると、彼の口の端がくいっと上がった。
『会いたかった』
その直後、彼はいいなを抱きすくめた。
「…………!」
密着して彼の温もりを感じると同時、背中に込められた強い力がいいなの心を鷲掴みにした。鼓動が五月蝿くなり、心拍数の増加と共にろっこんが発動し、いいなは20歳程の姿になった。彼と身長差が変わらないものになり、抱かれていても彼の顔が見られるようになる。身を捩って表情を伺うと、相も変わらぬ仏頂面が目に入った。そこで、いいなの背から手が離れる。
その顔で、彼はいいなの胸を揉みしだき始めた。びくん、と体が震える。彼の手首を持って引き離そうとするが、ぴくりとも動かない。
「んっ……」
抵抗しようとする思いが薄れ、彼の行為を受け入れていく。胸を揉まれるままになる中で、いいなは思い出す。
(あーそうじゃったそうじゃった! こやつは前にもこの状態の儂の胸をおんなじ表情でがっつりしっかりもにもにと揉みしだいておったわ)
「馬鹿野郎儂の純情返せ!」
隙を見て体を離す。鼓動はまだ早い。キッと睨みつけると、彼はとんでもないことを言い出した。
『俺と1つにならないか?』
「!!!」
その言葉から想像したことに、一気に顔が熱くなった。
(待て。今、何と口走りおった?)
いいなの動揺が見えているのかいないのか、暗闇の中で彼は彼女を誘い続ける。
『俺とお前が交じり合い俺とお前との境目が無くなれば、お前は俺を思って寂しくなることもない。俺もお前の見ている世界を見ることができる。良いと思わないか?』
「…………」
彼はいいなに近付き、また抱きしめてくる。体を撫でられながら、いいなは少し混乱した。彼は何を言っているのか。1つになるというのは、つまりそういうことではないのだろうか。
だが、どういう意味であろうが、いいなの答えは決まっていた。
「主が言いたいのは、それだけか?」
睨みつけると、彼は何かを察したようにいいなから離れた。愕然とした顔をしている。
(そりゃそうじゃ貴様は……『奴』ではない)
いいなの前で、彼は寂しそうな顔をした。
『何で俺じゃダメなの?』
それは、偽物の感情から来るものではない、本物の表情に見えた。
彼の姿がかき消え、部屋が真っ暗になる。ぱさっという音が耳に届く。布系の何かが落ちた音だった。電気を点けると、そこにはコートが落ちている。
「貴様の心配は有り難いが……わたしだって独りで頑張りたい時があるのよ」
大人の姿のまま、いいなはそう呟いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
定員
15人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月23日
参加申し込みの期限
2018年09月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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