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【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
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アリス・ミーティア
が竹燈籠を水面に浮かべたのを見てから、
ルーク・ポーラスター
もマネするようにそれを川へと流す。
嫌な思い出を運んで忘れるんだって。
そうアリスが教えてくれた笹流し、まだ不思議そうにその淡い光を見つめているルークの横顔へ、アリスは声を掛ける。
「私の場合嫌なことはすぐ忘れちゃうから。
星幽塔のみんなの嫌なことが流れちゃいますようにーって込めてみたよ。
ルークの嫌な事って何? 私も知ってる事?」
「ん~……嫌なことっつーか、女の子が泣くのは見たくねーなって」
「泣かせたことがあるの?」
「違うぞ! そうじゃなく! むしろ泣かせる奴許せねーし!
なんつーか、なにで泣いてんのかオレあんまり理解してやれないというか、
上手く涙止めてやれないというか……っ」
「優しいからだね」
アリスの言葉に、照れたように言葉に詰まったルーク見て。
寝子島のお祭り、楽しんでもらえたならいいなとアリスは今夜の思い出に思いを馳せるのだった。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
川のほとりで、ゆっくりと流れていく灯りや笹飾りを優しく見つめる視線が二つ。
スタッフから手渡されそうになったモノを、微笑んでやんわり断るのも同時だった
戌井 創
と
添木 牡丹
は、
繋いだ指を絡めて遊びながら、それぞれの想いを口にする。
「嫌な思い出も全部合わせて僕になって、みんなと出会って楽しいこともいっぱいできたから、
だから流さないよ、全部ぼくのもの。
バスケも先輩も友達も全部好きだし、もっと欲しいものもいっぱいあるけど……
それは全部お願いするんじゃなくて僕の力でつかみ取るのだっ!」
「創君、えらいのです」
「(えっへん)それに先輩と一緒にいられる今は……それだけですごく幸せだからね……」
「私は……創君のように、真っ直ぐに強いわけでは無いけれど、」
途中まで紡いで、牡丹は灯りに揺らめく創の瞳を覗き込む。
じっと見つめ、促すように、今にも両手広げるように、自分の言葉を待ってくれる彼の雰囲気に心から嬉しそうに微笑み向けて。
―― 一年前は……穢れた自分の中に巣食う闇と私自身に不安があったけど。
出会えたから。
一呼吸おいてから、再び唇が動かされる。
「この一年……本当に色々あって……でも、創君はどんな時も創君らしくて。
どんな時も一緒に居てくれて、受け止めてくれて、……誓って、くれて。
ふふ、世界で一番大切で愛おしい貴方が傍に居るから……牡丹は不安なく今日も幸せなんですよ」
だから穢れを持って行ってもらうとか、嫌な思い出を運んで忘れさせてくれるとかは、私たちには関係ないんです。
そう紡ぎ切った牡丹の姿は、妖艶なまでに美しき淡い光に包まれていた。
―― 僕の、僕だけの先輩……いつだって迷ってばかりで、どうすれば先輩にふさわしくなれるのかってどうしても考えてしまう時はあるけれど。
夢の中で確かに誓った。誓うことができた。あれは紛れもなく、自分の意思で紡いだ言の葉。
自分の事を大好きだと言ってくれる人がいる。ただそれだけで自分は強くなれるのだと思えたから。
「ぼたん先輩……」
「創君……」
そこに在る幸せを確かめるように、二人は口づけを交わす。
自身の温度が相手へ移った頃に少し離れれば、近距離で見つめ合った。
ぜんぜん足りないね。
笑い合った唇たちは、そんな思いを伝えていた。
「もっといっぱい、いつでもぎゅーってしてもいいんだよ」
「じゃあそうします」
遠慮し合う仲なんてとうに過ぎたから。
本心を伝えてくれる人だとお互いに信じているから。
楽しそうに、幸せそうに、笑顔に包まれる二人の姿があるのだった。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
静かに、厳かに、竹燈籠を流す
仙藤 紫
の横顔を、倣うように流した自身の竹燈籠には目もくれず
仙藤 蒼
は見つめていた。
―― もう……終わったことだと大分受け入れていたはずなのに。
紫の心の、ずっと奥深くに沈めていたはずの過去の恋。
それが昼間ひょんな切っ掛けから、ゆっくり、確実に思い起こされてしまった。
気休めだろうとも、少しでも運び去ってくれるならばと祈るような瞳で、水面を滑って行く光を切なそうに見送って。
どうしてこれ程に美しいと感じるのだろう。
ずっと傍で見て来た顔のはずなのに、今、蒼の目には初めて見る繊細な彫刻のように映っていた。
切なげで、哀し気で、どこか浮世離れしたその幻想的な横顔に息をのむ。
どこをみているの。
蒼はここにいるよ。
何がそんな表情にさせてるの。
色々な思いが湧く中で、気付けば蒼い浴衣が紫陽花へと影を落とした。
「お姉ちゃん……」
掛けられた声にこちらを向いた姉の唇を、奪った。
見開かれた長い睫毛にくすぐったさを感じながらも、蒼はまだ唇を離しはしない。
優しく、甘く、そして激しく。
身じろぐ気配。
逃げないで。今は私を感じて。
視界いっぱいに覆われた妹の影とその温もり。耳から聞こえるのはさやさやと葉の擦れる音と水の音。
紫の思考は、今だけは確かに、辛さや後悔から遥か遠い場所へと引き寄せられるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
102人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月22日
参加申し込みの期限
2018年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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