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【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
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順路示す竹燈籠の間隔が大分ある為、三夜湖を歩く参加者たちは手元の灯りが暗黒から己を救ってくれる命綱代わりになっている者もいたりする。
新田 亮
も、その一人とまではいかずとも、明かり握る手には一際力が込められている。
決して暗闇が恐ろしいわけでは無い。
月が見えないこのような湖のほとり、出るかもしれないからだ。何とまでは言わないが。
それでも、男を見せて自身が湖側となるようにさり気なく相方を誘導して歩いている。
今夜のご縁である
串田 美弥子
、彼女の安全を確保するために。
とはいえ、照れくさくてそのような事は本人には内緒である。
「新田くん新田くんー。なんかさ、次の灯り見えなくない?」
「……なに」
確かもうこの辺りのはずなんだけど、ときょろきょろする美弥子に続いて亮も周囲へ目を配る。
ぼんやりと発光する物があった気がして近づいてみれば。
「……何か変だ。火の玉っ?」
「わ! こっちきたー!」
「逃げるぞ!」
「がってん!」
亮と美弥子、提灯持つ二人三脚の如く息ピッタリに同じ方向へ走り出した。
しかしてその途中で、その提灯の光までもフッと消えるとたった今真横に居た相手の気配までも感じなくなる。
亮は立ち止まって、すぐそばにいないだろうかと少し暗闇へ目をこらしてみるも、足音すら聞こえてこない。
「くそ、何故か提灯までも消えた。また神魂の仕業だろうか……」
怪異事態への対処はそれ程問題無い。
問題なのは、心霊現象は大変苦手だということ。
ふと、背後を振り返っては、そのどこまでも続いていそうな暗がりを見つめる。
………今にも、長い髪で白い服、裸足のソレがいつかのように追いかけてきそうな……。
考えそうになって、亮は思い切り被りを振った。
彼女、串田を探すことに集中しようソウシヨウ。
向こうもきっと探してくれているだろうと信じて、その名を呼んでみる。
「串田―、いるかー!」
『新田く~ん』『ここだよ~!』
「む? ……声がそこら中から……?」
本人の声ばかりなのに、一方向からだけでは無い……ということは。
正直コワイ。例の物体だとしたらばめっちゃコワイ。
だが彼女を見つけなくては。無事か確かめなくては。亮、己を鼓舞するよう深呼吸した後その声たちへ言葉を投げてみる。
「お前のカバンに懐中電灯があっただろう。それをつけてくれ」
『えっ、懐中電灯?』『ごめーん、無くしちゃったぁ』
その瞬間、亮は偽物の方向を確信する。
懐中電灯、そんなものが彼女の鞄に入っているかなど知る由も無い。というか普通持っていないだろう。
無くしたと即答した方へ、亮は足早に近寄って行く。
ホンモノの物体だとしたらば、何をしてもすり抜けてしまうかもしれないが、これ以上被害者を増やさぬためには挑む他なかった。
亮、なんだそこか、とまだ気付いていないフリをしながら偽物の声がした方向へ進んでいくと、
己のテリトリーに入った瞬間声の主へ飛びかかる。
「(ぅおっ、か、河童?)」
柔道技で組み伏せた時に、その正体が見えれば若干安堵の息をついたり。ヨカッタ、例の物体じゃなかった。
苦手なモノでは無いと判明すれば、本領発揮である。
チョークスリーパーへと体勢変えては、全力で締め上げた。
中々に太いマッチョ河童、気絶までもうちょいか……?
そう亮が思案したその時、
「ふ、ふ、ふえ―――っくしょん!」
「(びくぅ!)」
中々な音量のくしゃみが響いたかと思えば、ゴォッ! と突風が駆け抜ける。
驚きと風で、一瞬力が緩んだ拍子にマッチョ河童、全力疾走で逃げ出した。
「しまった。……まぁ、少しはこれで懲りただろうか」
「ご、ごめぇん。我慢してたんだけど、その分盛大になっちゃったというか」
「いや、気にするな。大丈夫だったか?」
「うん! ポケットにいつの間にかティッシュも入ってるし!」
「………そうでなく。いや、いい」
怪我もなさそうだし元気もあるし。
美弥子のいつも通りの笑顔見ては、ふぅと息を吐いてから。
―― そういえば彼女のろっこんはそういうものだったな……。
もしやそれですぐに本物を見つけられたのでは?
そう思い至って、微か遠い目になりながらも。
新田くんが一緒で良かったよ~♪ なんて朗らかにまた歩き出す彼女見れば、亮も口元緩め微笑んだ。
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担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
102人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月22日
参加申し込みの期限
2018年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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