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【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
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気を取り直して『よーし、んじゃ早速おまつりに行こうぜぃ!』という
志波 武道
の掛け声と共に、5人はのんびりまとまって歩きながらそれぞれが興味ある屋台を物色中。
「どの屋台も気になってしまいますね」
「七瀬くん何が好きー? 何から食べたい?」
「何がきてもどんとこいですよ!」
「そうこなくっちゃ!☆」
「あ、団子あったら買っていいか?」
「もっとスイーツ系じゃないのか正也は」
「ちょっ、煉そんな意外そうな顔すんな! 父ちゃんの地元だと普通にあったんだよ、あと味噌田楽とか」
「あ~いいですねぇ。僕の地元もそういえば、お祭りには明太子とか串ものとかありました」
「倉前くん、福岡出身なのね」
「です~」
和気あいあい♪
提灯の穏やかな光受けて、楽しそうにする皆の横顔を嬉しそうに武道は眺めながら。
横を通る人々も、風情豊かな浴衣が多いのを視界に捉えて眼鏡の奥の目を細める。
ふと、その視界に『激辛』な文字を掲げた屋台の看板が映れば、途端、キラーンッと狙いを定めた。
「激辛……フランク! ちょっと待った俺アレ買ってくる!」
「はいよー」
一旦足を止め、行き交う人の邪魔にならぬよう端っこへ寄った4人の下へ、間もなくホクホク顔した武道が戻って来た。
「いやぁ、やっぱこうピリッと来るのがいいよね!」
「武道の食べとるもの、気になりますねぇ。僕も同じの買ってきますか……」
「ちょっと食べてみる? 辛いけど☆」
「よかですか? じゃあお言葉に甘えて~」
食べやすいように傾けてくれたフランクへ、七瀬が笑顔浮かべて一口ぱくり。
少しもぐもぐと味を確認してから。
「おお、これは……なかなに辛いです。舌がピリピリします」
「よくそんな辛いの食えるな、武道も七瀬も……あ、ベビーカステラ買おうっと」
二人が食べる様子を、うへぇと、食べていないのに辛そうに眉寄せる正也が今度はとある屋台を目にしては。
あくまで、あくまで自然に、見つけたからとりあえず~な軽いノリで言ってみたものの。
煉が、『ほらやっぱりな』という生温かい笑顔を向けてきたので、一気に恥ずかしさが増す。
スイーツ好きを隠しているわけでは無いけれど、こうもツッコまれると男心的に照れるのである。
「べ、別にいいじゃんか、好きなんだよ味とか作り方とか!!」
「俺は何も言ってないが」
「顔面で言ってた!!」
振り切るようにベビーカステラへまっしぐらする背中を微笑ましそうに煉は見送ってから。
「屋台の食べ物って、なんで美味そうに見えるんだろうな?」
フライドポテトをもりもり頬張り、
「普通に買って食べるより、美味しく感じるよな」
間にたこ焼き挟み、
「あ、三宅も食べるか? こっちはまだ手つけてねぇから」
「……いただくわ」
綿飴で口の中の味変えて楽しみながら、待機していたリンゴ飴は葉月へとあげたり。
「ちょぉ――っと待ったぁ! れんちゃんいつそんなに買ってたの!?」
「ん? 何言ってんだ。くっちゃべりながら俺ちょくちょく屋台寄ってたろ」
「え? アレェ? そ、そうだったの??」
「今日はちょっとだけ羽目を外すつもりで来たんだからな。まだこの程度序の口だろ」
「いやしょっぱなから飛ばし過ぎじゃない!?」
「祭りなんだからいいんだよ」
「独自論! 確かにイイと思う!!」
驚愕纏った言葉を飛ばしつつも、全ては『祭りだから』で武道、なんとなく納得してウンウン頷いている横を、煉はもうすり抜けて別の屋台へ向かっていた。
「なるほどこうやっていなくなってたのね!」
「折角だしやってみたくなった」
賑やかな声に、なんだなんだと戻って来た正也始め七瀬や葉月も寄って来た。
射的ゲームに並ぶ景品たちを一通り眺めては、その内の猫のぬいぐるみに煉は視線を止める。
―― 妹が喜びそうだ。
日頃なんだかんだ揶揄っていても、やはり可愛い妹だ。
煉は照準をつける。狙いをすまして……パーンッ!
外れた。2発、3発目も狙いから軌道は逸れていく。
「んー……なかなか倒れねぇな」
「オーソドックスだけど意外と難しいよね、射的って」
「なーにやってんだよ! 俺に貸してみ!」
「いや、コツは掴んできた。次は当てる」
武道が興味深そうに見つめ、正也がやりたそうにウズウズしているのを横目にとらえながら。
最後の玉にて、煉は見事目的のぬいぐるみをGETした。
後で彩葉に渡してやるか、と嬉しそうな顔を見ては武道もおもむろに財布を取り出す。
「これは、俺もたー坊に戦利品を渡す流れ!」
「いや知らん。そんな流れ」
「なぁ、どうせなら射的とか金魚すくいで誰が一番かやってみねぇ? 負けたやつが一つ奢りな!」
「きりのんそれフラグって言うんだよ☆」
「負けねーから!」
ついいつもの3人での空気で話を進めていれば、煉がハッとしたように七瀬と葉月へ窺うように視線をやる。
当然真横で見ていた2人にも、今の会話内容しっかり耳に入っていたわけで。
「勝負ですかー。僕も負けんとですよ」
「構わないわ」
やる気の七瀬と葉月見れば正也、ガッツポーズ。
かくして射程バトルは勃発した。
狙いはあやふやなようでいて、マグレか意図的か、時折シビアな位置の景品へスコーンッと命中させる七瀬。
すでにコツは十分会得。堅実に当てて得点稼ぐ煉。
へらっとしても照準は的確。たまに博打勝負で大物へ定める武道。
気迫バッチリ、集中力も文句なしで出だしは当てまくり。そのまま集中力が続けばイイ線いく正也。
精巧なドールが銃を構えて淡々と打ち出す様はシュール且つ芸術。しかも意外と筋が良く当てていく葉月。
次第に白熱していく中、先に自らの番を終えた七瀬は隣りの屋台にいか焼きを発見すれば、食べながら待ってましょうかとふらり購入。
威勢のいい声たちを楽しそうに耳にしながら齧ると、お祭り独特のエッセンスでも振り撒かれたような一味も二味も違った美味しさを感じた。
そんな中、ふと屋台から視線を景色へと移動させると、人波の中に見知ったベリーショートの金色が見えた。
―― あそこにおるのはもしかして……。
「ウォルター先生~!」
「うん? やぁ、倉前か」
ウォルター・B
教諭。現七瀬のクラスの担任であり、イベント毎では共に踊ったり誕生日にはプレゼント贈ったりと、七瀬の中では他の先生方より思い出が多く、憧れの存在である。
小犬さながらに尻尾が見えそうな笑顔で、てててと駆け寄って来る七瀬に気付いて、ウォルターも足を止め待ってくれた。
「今晩はですー。先生は、もしかして見回りですか?」
「まぁねえ。人も集まるし羽目を外し過ぎる連中も出て来るからねぇ。倉前は一人かな?」
「いいえ~。そこで射的やっとるメンバーと一緒ですぅ」
「ああなるほど。如何にも好きそうなメンバーが集まってるね。意外な顔も見えるけれど」
「あ。良かったら先生も参戦しますかー? 得点競ってるとですよ」
「楽しそうだけれど一応仕事中だからねぇ。それに、僕が参戦していいのかい?
射撃部顧問は伊達じゃないよ?」
迫力すら含む綺麗な微笑み見ては、『チョークも毎度的確ですもんねー』と七瀬は朗らかに笑う。
―― お祭りでお会いできるとは。とてもツイてます。いつもと違ったおしゃべりもたのしか~。
嬉しそうに歓談しては、そういえばと何かに思い至る。
「そういえば先生、お祭りで何か食べられましたかね?」
「ん? いや~、僕もまだ見回り始めたばかりでねぇ。
終えたら何を食べよーかと目星をつけながら、ってなに言わせるのぉ」
「ふふー、イカ焼き美味しいですよー。先生もいかがです?」
つい今まで自分が食べていたイカ焼きを、口をつけていない面を先生の口元まで近づけた。
相当近い。『一口どうぞ』な有無を言わせぬ七瀬の笑顔。
可愛い生徒の押しにウォルターも負けたような笑みと共に、差し出されたものへ齧り付いた。
「どうですどうです、おいしかですか?」
「うん、これはいいねえ。僕も後でちゃんと買うとしよう」
「あ! ウォルター、先生!?」
「おーホントだーっ。お晩ですー!」
イカ焼き共有し合って幸せそうに表情緩めていた七瀬の後ろから、射的に精を出していた友人たちもウォルターの姿に気付いて寄って来る。
「やぁ君たち。こんな所で楽しく時間をつぎ込んでいるならば、当然今後続々と訪れる小テストや模試なんて、楽勝だよねぇ(ちゃきっ)」
「先生! お祭り!! 無礼講!! 現実を忘れてもイイ日!!」
「ってかなんで学校じゃ無いのにチョーク持ってるんスか!?」
「とあるコが、いつでも持ち歩けるようにって素敵な缶ケースをくれたんだよぉ」
「誰だそんなのあげちゃった人!!」
背広の胸元から、アンティーク調の本を模した缶ケースをチラリと皆に見せながら、ウォルターは七瀬へとこっそりウィンクした。
あっと思った瞬間のお茶目な仕草に、七瀬、緩み切って仕方ない口元を慌てて隠したり。
「まぁ半分はジョークとして。女の子、一人で帰らせるなんて愚行は勿論しないでねぇ?」
葉月へと視線やったウォルターから、威圧感たっぷりの微笑みもらえば男子陣、『かしこまりましたぁ!』の敬礼一つ。
と、ちょうど勢ぞろいしている最中、向こうからぱたぱたとこちらへ駆けてくる足音が。
「ほわ! 先輩方にウォルター先生です! コンバンハー」
「新聞部の美咲紀ちゃんだっ、ヤッホー☆」
武道がひらひら手を振ってくれたのへ、ぶんぶんと手を振りながらやってきた
椿 美咲紀
。
「美咲紀も来てたとですねえ。もしかして、新聞部の取材ですか?」
「そのとおりなのです。決して屋台を食べ歩いてるだけじゃないのです。
あ! よかったら先生も入って並んでくださいー。お祭りの記念に一枚撮るですよ」
「おお、それいいな。あとで焼き増し頼めたりするか?」
「お任せですよ♪」
「僕まで入ったら、なんの集合写真か分からなくならないかい?」
「そんなことなかです」
被さるように七瀬が(どこか必死に)一緒に撮りましょーと告げれば、ウォルターもそれ以上断る理由なく立ち並んだ。
「いきますよー! ハイ、チーズ!」
上手く人波が引いた隙にシャッターが押されて、美咲紀の大変満足そうな微笑みがカメラから顔を出した。
では先輩方! よい七夕をー☆ なんて来た時と同じように手をぶんぶん振って、元気にまた駆け出していく様子を3年生一同見送って。
その後ウォルターも見回りへと戻って行った。
誰からともなく、ふぅ、と吐息が漏れる。
「ちょっとビビッた……何もしてねーけど外で先生に会うとやたら緊張するよな……」
「きりのん赤点とお友達だからじゃない?」
「取ってねぇから! 最近取ってねぇからな! 部活に悔いなく出てーから!」
「あははー、先生も色々想ってくれとるんですよぉ」
「確かにこれから待ち構えてるもん色々あるしな。……やっとくか? 笹流し」
煉が思い出したように口にした単語に、武道がお祭りパンフレットと腕時計を交互に見る。
「笹流し、ってことは……うん、祭りの最後っぽいなこのイベントが。
……んー……せっかくだし、俺も流してみようかな」
「んじゃこの後は笹流しってことで決まりだな」
「そういえば~、射的は結局誰が勝ったとですか?」
「全くブレずに点数稼いでた、三宅さんの優勝~☆」
「おーっ、おめでとさんですぅ」
「……ありがとう」
「えっとぉ、ビリはー……」
自分だろうか、とソロソロ尋ねた七瀬へ、にっこりと微笑んだ武道と煉の視線。
それがそのまま、ある人物へ一点集中した。
「うわああああちくしょう俺だよ!!
最後アイツ(=大きな将棋型お菓子箱=高得点)が潔く倒れてくれれば!」
「正也に驕ってもらいながら、竹燈籠受け取れる場所探すか」
「恐らく、あちらじゃないかしら」
淡々と葉月が指し示した方向へ足並み揃えて。
正也の財布を軽くすべく一同、また談笑しながら歩き出すのだった。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
102人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月22日
参加申し込みの期限
2018年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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