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【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
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「刀君、お待たせ」
『ごめんね、まった?』
「二人とも浴衣可愛いですありがとうぐっじょぶ(いいや、大丈夫待ってないよ)」
『たぶんねー、心のこえとセリフがぎゃくかなー』
「も、もう……刀君ってば……」
女の子は支度が大変だよな、と待ち時間中に三人分の食べ物を屋台で買っていた
御剣 刀
。
両手に色々持ち、時々モグモグしながら暫し待ち合わせ場所に立っていれば、白と水色の波模様な浴衣と赤地に白い風鈴模様が揺れる浴衣が視界に映った。
思わずつるりと飛び出した刀の言葉に、すっかり彼の性格をお見通しな
小山内 海
から、ふふりと笑顔で
筆談ツッコミが入る。
同じく彼の性格は分かっているけれど、素直な褒め言葉に慣れていない
橘 千歳
は、少し頬を染めてから仕方なさそうな微笑みを浮かべた。
お祭りの雰囲気に華やぐ女子二人へ、先に買ったあんず飴を渡してあげれば、いつもの二人らしい笑顔。
……が、3割増しで色っぽく見える。
―― 悪い虫が寄ってこないよう警戒しよう。
刀の胸の内で、そっと誓われた瞬間である。
屋台の通りを楽しそうに並んで歩く海と千歳のすぐ真後ろで、暫くの間こっそり鋭い視線をナンパそうなヤロウ共へと光らせている刀がいたとか。
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透き通っているようで頑なに何かを拒絶する硬質な美貌。
その上に浮かぶメランコリィたる無表情さは、目に留めた異性へ近寄りがたい雰囲気を与えると同時に、反発されるからこそ惹かれる麻薬が如く香りが過ぎる。
意を決してナンパする極少数の者たちの、誰がその彼女がまだ高校生であると見抜けたであろうか。
実年齢の証たる制服を今はまとわず、代わりに紺地に水仙があしらわれた独特な色香な浴衣で肌を覆う
朝鳥 さゆる
の姿は、さながら長身な麗人であり成人というより玄人さすら感じる程。
七夕祭りが行われているらしい当日。
昼過ぎに睡眠薬による強制的な眠りから覚めては、時間間隔が狂ったまま最愛の人との隠れ家たるワンルームマンションを、足取りおぼつかぬまま出た。
目的とする場所など無い。ただ当てもなく歩いていると、どの通りの人や店先も祭りからくる高揚感に満ちており、無防備が歩いているようなさゆるはあっさりと呼びこみに掴まることとなる。
流されたまま入ったのはレンタル衣装店だった。
店を後にする頃には、上から下まですっかり祭り仕様に仕立て上げられていた、という顛末である。
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タチアオイと月見草、淡いピンクと白が控えめに浮かんでいる浴衣が、行き交う人影でまるで風に揺れているよう。
ナナカマドの実をイメージした赤い飾りのついた指輪が、その薬指に浮くことなくそっと彩りとして添えられているのを目にすれば、
卯木 衛
は彼女の立ち姿に思わず見蕩れ呆けそうになったところで、我に返って駆け寄った。
「由貴奈さん浴衣滅茶苦茶似合いますね!」
本当はもっともっと、世界中に聞こえる程声を大にして叫びたかったけれど、公衆の場ということでどうにか自制される。
傍までくれば照れ笑いであどけない表情になる衛を、
壬生 由貴奈
は微笑ましそうにへにゃりと受け止めて。
「ふふー、今日に合わせて新しい浴衣用意しちゃった。ありがとぉ。
うーちゃんの浴衣もかわいくてよく似合ってるよぉ、うんうん」
「そ、そうですかー? 俺としてはかわいいより、もうちょっと男前な色が良かったんですけど」
「元気なうーちゃんに、明るい色はピッタリだと思うよぉ。かわいいかわいい」
「由貴奈さんの方がかわいいんですう!」
ここは男として譲れぬ! とばかりに強調して伝える勢いで、指輪も浴衣に合ってますねっなどと口をついた所で、ハッと衛の言葉が切れた。
由貴奈と視線がぱちっと出会い。
にこー。
ぎくぅっ。
「うーちゃん、花冠はしてこなかったのー?」
「ごめんなさい超だいじにとってありますゆるしてください」
冗談だよぉ、とコロリと笑う彼女へ、一生敵わないんだろうな~なんて視線を送りながら。
衛はそれすら慈しむような微笑を形作ってから、いつのものように手を取って歩き出した。
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去年は拓郎が誘ってくれたんだよね。
なら今年は……、なんてはにかんだ笑顔で、大好きな人へお誘いの言葉をかけてから今日までがすごく待ち遠しかった。
高梨 彩葉
はきょろきょろと人垣の中背伸びしてみる。
すると待ち合わせ場所あたりに、背の高めな頭がちらちら動いているのをすぐに見つけて、おかしそうに笑んでから。
「拓郎~」
「あ……彩葉さん」
手を振ってみた彩葉の方へ、体格の良い男子がひょこひょこ近寄って行く。
うーん。大型のワンコみたいで可愛い。
こっそり呟いた彩葉の真正面まできた
志波 拓郎
、その細めな瞳に自分が映ったままへにゃりと緩んだ表情されれば、彼女としては正直たまらないところである。
立場が逆じゃないか? 何を言う! 女の子だって彼氏が可愛い時は可愛い!
脳内で自己ツッコミしながら、彩葉はがしっと拓郎の手を握った。
ちょっぴりビックリした顔を一瞬したものの、拓郎の方も照れくさそうに握り返す。
「拓郎と七夕のお祭り来るの、二度目だね」
「うん……また、一緒出来て……すごく嬉しい」
「去年はまだ、しばっちって呼んでた時だしね。へへ! 私も嬉しい!」
くっ……可愛……ッ。
真顔のまま心の内で悶える拓郎がいることなど露知らず、彩葉はぐいぐい拓郎の手を引きながら。
「食べ歩きながら、ちょうちん散歩っていうの行ってみない?」
「ちょうちん散歩……? そう、だな……せっかくだから、いこう?」
「決まりー!」
道中お祭りらしさを全力で楽しみながら、拓郎と彩葉は目的地まで足を進めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
102人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月22日
参加申し込みの期限
2018年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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