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【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
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桜花寮女子棟、とある部屋内。
中からは、キャイキャイと楽しそうな声が響いている。
「あー! 髪結うのあたしやってあげようと思ったのに~」
「じゃぁ、ペンダント後ろ付けてくれる? 私も理緒ちゃんの付けたいな」
「おっけー!」
初瀬川 理緒
の強い眼差しがブーとむくれるのを、可憐な口元綻ばせ
佐和崎 紗月
は受け止めて。
最近この部屋で二人が逢う時は専ら、理緒の勉強を紗月が教えに来る時であった。
紗月との約束の末、大学受験を目指すことを決めた理緒。
更には、モデル所属事務所から『偏差値30からの大学合格作戦』なる催しという名の強制ミッションが言い渡されれば、勉強に拒否反応を起こす理緒も今回ばかりは必死にならざるをえない。
なぜなら、不合格=グラドル引退、という条件付きであったから。
ただでさえ高校、グラドル仕事と忙しくしていた所へ、予備校も加わった最近の理緒の過密スケジュールっぷりは大人でも悲鳴を上げるところであろう。
全ては将来の、自分のため。グラドルもそうだがなにより、大好きな人と共に在る時間を掴むため。
とはいえ、根を詰めて勉強しっぱなしというのは元来理緒の性に合うところでは無い。
紗月も理緒の身体の心配をし出した頃であれば、どちらからともなく『気分転換』という言葉が出るべくして出たのであった。
「よっし! カンペキ! 今日もあたしの紗月は最高に可愛い!」
「あ……ありがとう。理緒ちゃんも、とっても素敵だよ」
お揃いの月長石のペンダントを付け終われば、向かい合って最終確認。
いつものポニーテールを簪でお団子に纏めている理緒は、空色地に牡丹が浮かぶ浴衣。
セミショートの髪をハーフアップに小花添えた紗月は、白地に月下美人が揺れる浴衣。
最後に『すごく似合う』と声が重なれば、額をコツンと付き合わせて花びら舞うよう笑い合う。
好きな人との時間はあっという間に過ぎていく。
既に夕日が傾き始めているのに気付いて、二人は慌てて手を取り合っては駅まで猛ダッシュ、……は格好として難しかったので小走りに。
寝子電に揺られた後は寝子島駅にて降りて、すっかり賑やかになっている参道商店街の屋台を眺めて歩く。
リンゴ飴に視線を向けていた紗月に気付けば、理緒は返答を聞くことなく颯爽と買いに行っては、
ハイ♪ と差し出し。
はにかむ表情を嬉しそうに見つめる理緒へ、紗月が半分こ、とニッコリ差し出し返したり。
そんな二人を遠目に見ていた一部の通りすがりから、『あれ!? グラドルの……っ』と
視線が集まることも。
それに対し理緒は、『人違いだよー』なんて笑っておどけてみせて足を止めることはしなかった。
「……いいの? 理緒ちゃん」
「いいの! 確かにファンも大事だけど、この時間は紗月より大事なものなんてないもの」
今はグラドルの私じゃなくて、紗月の恋人・初瀬川理緒でしょ? なんてウィンクして見せれば、紗月がどこかホッとしたように表情緩める。
いじらしい紗月の仕草に、温かい気持ちでいっぱいになりながら。
寄り添う二人の足は神社の方へと向かって行った。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
「ねこじま、夜ですな……うな、七夕ゆかた祭り……ねこじまのお祭りですな!?」
某星の塔からの、当日知った来客さんもここに1名様いたりする。
ミーツェ・M・フェリス
は、元の姿の色とおんなじ金色お目めをきらっきら輝かせて、やけに明るい参道商店街の方へと寄って行けば、本日がお祭りだったと知る。
―― いつも楽しいこと、ねこじまやってますにゃー。来るのやめられないですにゃ。
三毛猫さんはニコニコと心の中で呟いて。
ニンゲン仕様な自身の姿を再確認。
体よーし。耳も帽子の中……よーし。尻尾……ふんわりめなお洋服の中、よーしっ。
「楽しみますなー!」
小さな女の子な見た目よりかなりの素早さで、あっという間に人混みの中へ嬉々として飛び込んでいった。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
―― 夜に九夜山なんて殆ど行ったことないから、どんな感じなのか楽しみ。
お祭りな夜は無礼講となるのは子供も一緒。
両親の許可を得て、
水戸 健吾
は新鮮そうに街の夜景たちへ視線と足を走らせる。
思った通り、キラキラしていてとっても綺麗だ。
「そうだ! 思い出に写真撮ろう。いっぱい、いっぱい。いつでも絶景を見られるようにね」
思い立てば、お祭り用にもらったお小遣いを確かめてから、使い捨てカメラを真っ先に買いに健吾は駆け出すのだった。
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「お父さんから千円貰ってきてるから、大事に使うよぉ!」
万歳な両手を上げては、全身でお祭りエネルギーを吸収しようかというポーズの、三毛猫さん柄Tシャツに動きやすそうな半ズボン姿の男の子1名。
オレも4年生だから一人で行けるよお、と用事で来れない両親へ懇願してみれば、
曖浜 瑠樹
は無事信用を得られた模様。
誰か来てるかなーとキョロキョロしながら、さてまずは何をやってみようかなと屋台の列を覗きに駆け出した。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
『先輩……その、一緒に回りませんか?』
そう自信なさげに、おずおず見上げて来た瞳と共にそう告げられたのはつい先程の事。
お祭り、それは理想の美少年が更に色気増す浴衣というアイテムを身に纏う、素晴らしきイベント。
ロベルト・エメリヤノフ
もそんな美少年に並んで見劣りせぬよう、張り切って浴衣を着ては早速ナンパしにウキウキと会場へ向かっていた最中。
後ろから人が近づく気配がすれば、袖をクイッ……と引かれ振り返る。
後輩である
来島 アカリ
の姿がそこにあった。
元々可愛らしい容姿である彼が、今は黒と紫を基調にした大人っぽいあやめ柄の浴衣。
チョイスされた小物たちの効果もあり、どこかいつもより小悪魔的な妖艶さがある。
それもひとえに、大好きな人の好みへ少しでも近づけたいというアカリの一途さによるもの。
アカリの方は昼からこのお祭りを覗きに来ており。
そこで短冊と共にもらった青い不思議な金平糖を、口内で転がしている内に無性に会いたい人の顔が
浮かんで。
会えるか分からない……けれど会えたなら。
そんな淡い期待の下、一生懸命浴衣に着替えてから。その姿が通りがかりそうな道をウロウロしていたのであった。
「いいよ。ちょうど行こうと思ってたしね」
可愛い後輩、そして今日というお祭り仕様な雰囲気ある格好。
誘われた以上は、と脳裏よぎればロベルトは了承の言葉をかけていたのだった。
その瞬間、不安げな影を帯びていたグラデーションの瞳がパッと華やいだのを見れば、うん可愛いんだけどね、なんて思いながら
ロベルトとアカリは連れ立って歩き出していた。
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―― ハァー……どうしようかな……。
桜花寮・浴室にて。大きな溜息が響いた。
羽生 碧南
は数時間前まで、日中の七夕浴衣祭りへ楽しく参加していた。後半までは。
途中出会った想い人、
鷹取 洋二
と話している内についつい想いがこみ上げてきて。
結果意図せず、勢い余って想いを盛大に叫んでしまったのである。
叫んだあとは、ほぼ逃げるように去ってしまったわけだが。
伝わったかどうかは置いておくとして、後悔はしていない自分が居れば、想い続けた分ちょっぴり己が誇らしく感じられた。
とはいえ、決して気にならないわけではないのだ。
気持ちは落ち着いたものの、寮にて暫し夜のお祭りへ繰り出すかどうかをアンニュイな表情で考える碧南が
いた。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
102人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月22日
参加申し込みの期限
2018年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月29日 11時00分
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