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【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
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「浴衣! 七夕! こちらの世界のお祭りへカチコミですわー!」
すっかり寝子島がお気に入りな星の塔からのお客人も、只今テンションあげあげで混ざり中。
アイオ・キャンドライト
はこのお祭りを全力で満喫するべく、まずは形から! とばかりにバラ模様の浴衣に身を包み、頭にはすでに購入済な白猫のお面付き。
これだけの人で賑わっていたら、ここで歌えばどれだけアイオの歌が広がるのでしょう!
と、若干喉がウズウズもし出しているけれど、本日のメインはそれでは無いと誘惑堪え、辺りをきょろきょろし出す。
ワガハイ
万条 幸次
のおとも カユウ 猫である
今にもそう聞こえてきそうな、イイ感じにぴょっこりと鞄から顔を覗かせる白黒猫・花遊へ、『大丈夫か? 苦しくない?』と時折声をかけてやりながら。
家にいるのも勿体ないかと、幸次は現在一人と一匹で屋台をぶらぶら回っている。
猫でもタレのかかってないイカ焼きなら食べられるかな?
そう思案していたところへ、蒼い目の白猫さんもとい、耳ぴこぴこさせながらこちらへ勢いよく駆けて来る人の姿捉えデジャブを感じた。
「いましたわ! コージ、アイオですわっ、お久しぶりですわーっ!」
「わー!! 耳、だから耳―!」
同時に駆けよれば、その頭にお面が付けられているのに気付いて、少しホーッ。
お祭りだし……これなら付け耳、とでも思ってもらえる……かなぁぁぁ。
まだちょっぴり首を傾げている幸次へ、アイオは構う事無く突然がしりっとその手を掴まえた。
「え? あ、ごめんアイオさん。お久しぶりで、」
「コージ、一緒にちょうちん散歩へ参加しましょう!」
「はい? うん? い、いいよ、ってちょっと待ってぇ!」
幸次の言葉を待たず、半ば強制的に腕を取り目当ての会場まで引きずり始めるアイオへ、
転ぶ! 俺が転んだら花遊が巻き込まれるからー! などと叫ばれる声は、果たして受付へたどり着くまでにアイオの耳に届いただろうか ――
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
他の家庭よりも少しだけ、作法や教育が行き渡る家系の一人娘となれば日頃から習い事にも忙しく。
この日も
賀陽 霖花
はお祭りの存在は知っていても、行けるとは期待していなかった。
しかして、彼女の両親はちゃんと霖花の頑張りを見ていてくれたらしい。
勉強頑張ってるから今日くらいは遊んできていい、と同じく忙しい母が仕事前に浴衣を着付けてくれたのだ。
―― 頑張っててよかった。
ちょっとだけ誇らしく思えば微笑んでから。霖花はすぐ後ろを歩く本日のお祭りのお供、
伊崎 朔秀
へチラリと視線をやった。
いつも塾の帰りに迎えに来てくれる彼。
今日一緒してくれるのは、塾がお祭りに代わっただけなのだろうな……と溜息も出るけれど、やはり一緒に居られるなら嬉しくて。
家を出る際に浴衣姿の霖花を見た彼は、綺麗な微笑みを浮かべて
「浴衣、よくお似合いですよ」
なんてとても自然と口にしてくれた。そう、あまりに違和感ない程に。慣れたように。
―― 朔って今までにも誰かとこういう所に来た事あるのかしら……その、恋人、とか……。
大人な彼を考えれば、どうしたってその存在に行き着く想像力。
なんて、……訊けるわけはないわね。
淡い想いを抱えたまま、霖花は何度目かの溜息をついた。
夜のお祭りに姫一人ではご主人様方も心配でしょうから、俺が同行します。
そう仕事へ出る間際の霖花の両親へ、自ら申し出たのは他ならぬ朔秀であった。
そんなに小さい子供でもないしお祭りならクラスメイトたちも来てるのでは、とやんわり微笑む主人たちへ
姫に何かあってからでは遅いのです、とこちらもやんわり、しかしどこか固い決意含んで告げる朔秀へ主人たちもならばと同行をお願いしたわけである。
さて、お祭りでは何をしましょうか。
賑わう屋台たちは、ただ風景として眺めるだけでそう思案する朔秀。
もしもここで霖花が、屋台のものを食べてみたい、などと言い始めたらば断固口にさせない気満々である。
どんな材料を使って、どんな過程で、どんな調味料が入って、どれほど入念に消毒された皿へ盛ったか、などなど、全て把握できる己が作ったものならばいざ知らず。
朔秀の目には、未知の食べ物にしか映っていないお祭りならでは屋台たちに、大事な姫を近寄らせるつもりは毛頭なかった。
決して、屋台で張り切るおっちゃんやおばちゃんやおにーさんたちに罪は無い。
これも全て朔秀個人の感覚の問題。食に全く興味がなく、味覚とそれに付随する思考が
偏り過ぎているがゆえ。
幸いか、霖花の口からも屋台云々の言葉は今のところ放たれる気配は無かった。
彼女自身もこういったお祭りはとても新鮮で、何をすればいいのか迷っているふうで。
朔秀の周囲を観察する瞳に、ふと大きな矢印と共に看板の字が飛び込んできた。
『七夕ちょうちん散歩』、そういうイベントもやっているんですね。
安全且つ無難そうだ、と判断されれば小柄な背中へと声をかけた。
「せっかくですから、一緒に参加してみますか?」
「ちょうちん散歩……そうね、行ってみたい」
お互いに安堵の微笑をこっそり胸の中で浮かべながら。
矢印の方向目指して歩み出すのだった。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
「ゆ~づき、悠月~?」
「…………」
次第に人垣が少なくなっていく道を、ひたすらに突き進む赤茶地の着物の背中へ心地よい低音が鳴り響く。
オルカ・ヴィヴァルディ
が声を掛けるのはこれで何度目だろうか。
それでも未だに
獅子目 悠月
の口からは、人の心を震わせるあの凛とした声音が発せられることは無い。
足を進めれば進める程、振り切ろうとしてみても、時間が経つごとに口内に残る甘味が鮮明になる気がして、その表情は羞恥に染まっていた。
―― なんであいつはアレで普段通りなんだ!
あまりにいつもの音で声を掛けて来るから、その余裕が無性に悔しくて悠月は素直になれずにいる。
もう気にしていない、と言ってやりたいのに。
逆にそんな態度を取っているオルカが腹立たしく思えてしまうのは、彼を特別に想っているからだと自覚しているだけに。
それでも。
悠月が決して帰路を選ぶ事をしなかったのは、お祭りが始まる前からワクワクしていたオルカの姿をずっと見ていたから。
―― 時間がたって余計恥ずかしくなっちゃったのかな。
しっかり見透かすが如く思案しながら。
自分の先をずんずんと歩く背中について行くオルカは、やり過ぎたかなと思いはするものの悠月に掛ける声に反省の色は表れていない。
むしろ悠月を呼べば呼ぶ程、その声は甘さを帯びていく。
全く返事はしてくれなくとも、理解しているから。
―― こんな状態でもちょうちん散歩に付き合ってくれるところとかホント甘いな~。
自分が行ってみたい、と紡いだ言葉を正直に受け止めて向かってくれている。
真面目なのか真っ直ぐ過ぎるのか。そんなとこもたまんないんだけど。
「Grazie、悠月」
だからとびっきりの笑みと声を贈った。
一度だけ、悠月が横顔だけ見える形で振り返る。そしてすぐに、プイッとまた前へ戻し歩み出した。
その耳は一際赤かった気がすると思うと、妖艶なまでの色を浮かべた双眸の碧玉を細めてから。
オルカは変わらぬ足取りで後に続くのだった。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
人が多く集まる参道商店街を抜け、フリルいっぱいのミニ丈浴衣の裾をひらりとさせて。
浴衣に合わせたゴシックパラソルをくるくる頭上で回しながら、軽い足取りで
天宮城 因
は人気の無い方へと進んでいく。
―― せっかくのお祭りですけど、人が多いと疲れちゃいますしぃ……。
人の少ない所でゆっくりするのが因流ですっ♪ こんなトコでも因の可愛さはカンペキですから♥
きゅるんっ、とハート帯びる瞳孔輝かせた先。
自身と同じ進行方向を歩いて行く、大変見覚えのある後ろ姿、というか後頭部を見つけた。
恰好はやはりお祭りだからなのか、淡白い髪と対比するように映える黒地に鬼灯が中の実を透かせている、そんな浴衣。
足元は草履やゲタで無く、アンティークブーツなのがピアスと相まって彼らしさを控えめに浮き彫りにさせている。
因より前を行くなんて生意気甚だしいですねぇ。
笑顔のままそんな事を思えば、もう両の足は前に追いつく程スピード早めていた。
「あれあれぇ、すおーさんじゃないですかぁ、こんばんはっ♥」
因の絶好調なぶりっ子声を受けた後頭部が振り向けば、表情自体はそれ程変わらぬものの大変嫌そうなオーラが一瞬で覆ったのが分かる。
何度も何度も顔を突き合わせては互いに応酬を繰り返してきている、因だから読み取れる変化かも
しれないが。
正面向き直した顔を覗き込むように、もう真横へやって来た因へ視線やらぬまま
如月 蘇芳
は口を開いた。
「ずいぶん俺のことを見つけてくれるけど、もしかして因君は俺のことが好きなのかな?」
ああ、もちろんそんなのお断りだけどね。そう小さく笑みすら作ったまま続ける。
蘇芳自身も、人混みは避けたい性格であれば当然のようにこの道を歩いていたわけだったのだが。
―― こんな日にまで因君の顔を見たくなかったんだけどなぁ……。
日頃から思っている事をあえて心で呟いてみる。
人々の存在感から距離を取る時、それは建前な会話を紡ぐのが億劫になる時でもあるゆえに。
とはいえ、この今横を歩く顔相手には取り繕う言葉を選ぶ必要は無い。
蘇芳の口はいつも通りに口を開いていた。
「え~? 因に好きになってもらいたいっていう裏っ返しですかそれ。すおーさんツンデレさんですもんねぇ」
「耳が遠くなっちゃったんだね因君」
「そんなことより、お祭りなのに一人寂しく歩いてどうしたんですかぁ?
あ、もしかしてガールフレンドにドタキャンでもされましたぁ?
とーっても賢くて見る目のある彼女さんなんですねっ♥」
「残念だけど外れだよ、門限が厳しい家の子だから、送り届けてあげたんだ」
「ふぅん、へ~♪ 表面上は優しいんですもんねぇ、どの彼女さんにもきっと。ぺらっぺらの表面上は」
……まだ覚えてたか。
二人でホテルの一室に閉じ込められた際に、画面越しに話してくる人物がいらぬ言葉を投げてきた事がそういえばあった。
そこから何となく予測でもされたのかもしれない。
面倒な相手に面倒な情報与えてくれて。
恨みがましく振り返りながらも、決して表情崩す事無く氷の微笑みを向け続けた。
「因君こそ、独りぼっちでこんな所を歩いて、何をしているのかな?
あぁ、友達がいなくて素直にお祭りを楽しめないんだね、可哀想に」
「違いますぅー、屋台のごはんなんて因のお口に合いませんしぃ?
貧乏舌のすおーさんにはお似合いなんでしょうけど!」
ブリザードの笑顔が吹きすさび交わされる。
夜とはいえもう大分暑いはずなのに、この二人の空間だけ底冷えがする。第三者が見ていたらそんな印象を持ったかもしれない。
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3人まで
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日常
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1000人
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102人
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シナリオガイド公開日
2018年09月22日
参加申し込みの期限
2018年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月29日 11時00分
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