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【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
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「伸幸くん?」
「おー。やっぱりことちゃんなのよー、ばんは~」
聞き馴染んだ家族の声色に、お祭りの入口付近で途方に暮れた表情で立っていた
立花 深紺灯
が、大きな安堵の息を吐く。
今日がお祭りだったと気付くのが遅れて、猫鳴館で一緒に暮らす家族とはいえさすがに誰がお祭りに行く予定なのかまで分からなくて。
結局一人で来てみたものの、見知らぬ人たちも大勢集まる場所ではどうしても萎縮して。
そんな時、遠目に見つけた寝ぐせ気にせず歩く男の子。かき氷の屋台から出てきて、のんびりふらふら。
その独特な雰囲気と足取りに見覚えがあれば、深紺灯はこちらに向かって進んで来るその彼を暫しじっと見つめていた。
真辺 伸幸
とぱっちり目が合えば、ようやく強張っていた緊張が解かれるのを実感する。
「ことちゃん浴衣似合うねぇ」
「あ、ありがとうっ。伸幸くんも、浴衣素敵だよ」
「箪笥の肥しになってるから虫干しついでに着とけって着付けられたのよー」
「あたしも、お母さんの仕送りに入ってて。友達と行っておいでーって」
「自分で着たのー?」
「うん。何とか着方覚えてた、と思うんだけど……どっか変じゃないかな?」
「ぜーんぜん。かわいいよぉ」
いちごシロップでほんのり染まった舌を見せるように朗らかに笑う伸幸に、寂しさ感じそうになっていた胸にどんどん体温が戻るのを感じながら。
深紺灯はすっかり自然な微笑み浮かべて、お祭りってやっぱり人が多いんだね、と改めて周囲を見渡したり。
「お友達と行っておいでーって渡されたならぁ、誰かと来てるのぉ?」
「そ、それが……誘う人、決まらなくって」
「なら、俺とご一緒どうですかー」
へにゃりと笑う伸幸へ、瞳丸くした後深紺灯は幸せそうに頬を緩める。
なんでもないように言葉をくれる。それがいつもどれだけ優しい温もりを自分に分けてくれているのか、彼はきっと知らないのだろうな。
猫鳴館の大好きな家族からの言葉。深紺灯が何よりも求めているものだから。
「うん、あたし1人で困ってたの。よかったらご一緒してくださいっ」
屋台通り彩る提灯の、橙色の灯火が家族団欒のようなあたたかさ纏って二人を包む。
『ふふー浴衣でお祭りって久し振りだぁ』『あたしも!』なんて和やかな会話と共に、伸幸と深紺灯は楽しむ人々の中へと混ざって行った。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
ふらふら~ん……ウィック。
お祭りらしく盛大に呑んで呑まれてしたようなおぼつかない足取り。
そんな
酒浸 朱蘭
は、これでもたった今参道商店街に着いたばかりである。
己の将来を見据えての、日々ろっこん駆使して酔っ払い状態である彼女だが思考はこれでも落ち着いている。
今のところ。
(祭りだ祭りだー! って勢いで来ちまったけどー……さすがに一人じゃ寂しいよなぁ。誰かいねぇかな)
つまみを物色するかのような目つきで人だかりに視線を走らせていた虚ろな瞳が、とある後頭部見つけて
クワッ☆と見開かれた。
―― そういえば、今日って七夕祭りだったっけ。
たまたま所用で外を歩いていた
黒葛 瑞樹
は、薄暗くなったはずの界隈が未だテラテラと淡い光で賑わっているのに目を留めて、初めてお祭りの存在を思い出していたり。
うーん。面倒、だけど、気付いたのもご縁かなぁ。
気まぐれにそう思ったりすれば、一旦帰ってそのままの気分の下浴衣なんて着てみたりして。
改めて、提灯の明かりに惹かれるように足を向けた。
折角なら、事前に誰かと誘い合わせれば良かったかなぁ。
行き交う人たちが楽しそうに誰かとお喋りする様子を眺めては、空気にあてられたようにキョロキョロと周囲を窺う瑞樹。
知り合いの姿が中々見つけられないでいれば、少し残念そうな苦笑いを口元に浮かべた時、背後から元気な呼び声がした。
「みーずーきー!」
「え? 朱蘭?」
「一人か? 良かったら一緒にあそぼーぜ!」
「あ、うん、いいよ。って朱蘭浴衣! 浴衣あぶないから走らないでー!」
駆けてきてはにこにことした申し出が朱蘭の口から飛んできて、勢いに飲まれたどたどしい返事となった瑞樹だけれどすぐに別の意識に思考が集中された。
相変わらず酔っ払い状態の朱蘭の姿は、何度か宴会を共にさせてもらっていれば見慣れてきてはいる、ものの。
浴衣で走ってくるその裾や胸元がどんどん緩んでいくではないか。
さすがに焦る瑞樹である。周囲の視線とか、男の子的に動揺する云々とかとかで。
友人が好奇の視線に晒されるのは瑞樹とて本意では無い。
自分の元まで来た朱蘭の襟を、思わず正してやったり。
自らの視線は別所へ逸らせながら。
「お? さんきゅーだぜ」
「気を付けてよ……色々」
どこか疲れた声のトーンな瑞樹であったが、無事遊び相手をゲットしたお互い。
表情はどちらも嬉しそうであった。
そうと決まれば! と早速屋台をあちこち巡り出す。
「あ、ねえ朱蘭あれも美味しそうだよ。いってみない?」
「牛串じゃん! お酒にも合いそうだよな、いいぜ!」
覗いた先の串たちをしげしげと見つめる朱蘭。
本物のお酒はまだ飲むことは出来ないが、お酒の事を勉強しているとついついその食べ物に合いそうな酒名が頭をよぎったり。
ちょっと高めの良い肉だなコレ。そしたら実家の店のあの棚の~、なんて。
牛串に続いてケバブやB級グルメなどなど、その場ではまだ食べず袋に入れられたのを両手にぶら下げながら、ある程度食べ物系の屋台に満足すれば、次は遊び系へレッツゴー☆
「ちょ、朱蘭っだから浴衣―!!」
「ん~? なんだどうしたー? ほら、瑞樹もよぉく狙わないと」
「それ以上前のめりは駄目だから……!」
射的やスーパーボール掬いで、夢中になってはしゃぐ朱蘭が着崩れるのも気にしないものだから。
その度瑞樹が注意促したり、時には視線の盾になったり。
かと思えば、輪投げに一旦集中すると目当ての景品に当たるまで、今度は瑞樹が真剣に何度もチャレンジしていたり。
そうしてなんやかんやと体動かせば、また何となく食べ物に目がいって荷物が溜まって来た頃に。
「ふー! 少しはしゃぎ過ぎた気がするぜ! どっかで落ち着いてこいつら食うかー」
「う、うん、そうだね。花火も始まるみたいだし丁度よさそうだ、是非ソウシヨウ」
純粋に遊び回って心地よい疲労からそう提案する朱蘭。
朱蘭ほどははっちゃけて無いはずなのに、やたらと疲れた気がする瑞樹。喜んでその提案にのるのだった。
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担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
102人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月22日
参加申し込みの期限
2018年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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