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【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
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「よかったらたこ焼き一つ、いかがですな?」
「いいのか? ありがとうっ」
「それにしても、夜は暗いですな……昔はもっと見えてた気がしますのになー……」
「昔? でも確かに、夜の三夜湖ってなんか不気味だね」
ちょっと怖いや。そこまでは女の子の手前、飲み込んで。
水戸 健吾
と
ミーツェ・M・フェリス
は、たこ焼きもぐもぐしながら散策中。
金色猫目も、月や星灯りもない闇夜なれば提灯の灯りだけではどこか心もとなさそうに、時折周囲をキョロキョロさせて。
そんなミーツェを見やれば、相手はちょっぴり年上かもしれないけれど自分は男!
カッコつけたいお年頃もあり、健吾の足は勇ましく歩く。
「よし、どんどん進むぞ!」
滅多に来れない夜の湖、冒険心くすぐられるのも本心だったり。
恐らく一人ならば、順路からちょっぴり逸れて獣道なんかも発見しに回っているだろう。
でも今は2人。どこか寝子島に馴染みがなさそうな、独特な雰囲気な女の子。
しっかり提灯持ち合って、正しく行くべき道をゆく。
そのはずだったのだが。
「ここ何処だろう。迷っちゃったかな」
「迷子ですな?」
「うん。でも大人の人たちも沢山参加してるだろうから、すぐ誰か来ると思うんだけど」
意外とのんびり迷子になった。
どうしよっかー、と二人が顔を見合わせたそこへ、こちらものんびりモクモク。雲がやってくる。
「あれ? 雲が近づいてくるぞ」
「(ねこじまの雲は、降りてくるのですにゃ?)なな、形も変わってきたのですな」
「平べったくて四角い形をしているから絨毯みたいだな」
一時雲と見つめ合った二人。
再び顔を見合わせた時、お互いの瞳の中には好奇心の光がランランと輝いていた。
「これは乗ってもふもふしてねって合図なのですな」
「思い切って乗ってみよう、か」
「乗りましょうなー!」
「えい!」
もふーん!
そんな効果音が小柄な体二つを受け止めてくれれば、乗れた!? と笑顔が溢れ出す。
しまいには上空へ飛び始める雲絨毯に、『すごい、凄い凄いよ! 夢を見ているのかな? もうどっちでも良いや』と大興奮な健吾、帽子や洋服が飛んで猫耳などなどが出ちゃわないよう片手で抑え、もう片手は健吾と共に提灯へなミーツェは『両手塞がっててもふもふ出来ないのですな……』とうずうず複雑そうに。
それでも高く高く昇っていった先で、きらきら光るものがたくさん広がっていれば、ミーツェも健吾と一緒に感動の声を上げた。
「きらきら綺麗なのですなー!」
「うわぁ! こんなに星がいっぱい、見た事ないかも! ……あっ、流れ星!」
「流れ星には願い事、と聞いた事があるのですな!」
「何かお願いしたいことあるのか?」
「これからも、きらきらやふわふわや素敵なものが、色々たーくさん楽しめるといいのですなー!」
お星さまに向かって、うなー!☆ とお願い事を叫ぶミーツェと暫し笑い合ってから。
両手を後頭部に回して、健吾は雲絨毯の上へ思い切って寝転んでみる。
気持ち良さそう! とマネっこしてお隣りへ転がるミーツェも。
「もふもふ、もふもふですなー♪」
「ふかふかの雲に寝そべりながら夜空を眺めるなんて贅沢だよね。……ふぁ~ちょっと眠くなってきちゃった」
「な?」
上空の涼しい風に頬を撫でられて。
星たちの小さなまたたきが子守歌のように安心できて。
むにゃむにゃ……。
瞼閉じた健吾から、すぐにスーッと寝息が聞こえてくれば、提灯は落とさぬようにしっかりと握ってやりながら、ミーツェもお隣の温もりと夜空の煌めきに、暫し身を預けるのだった。
◇
「雲さん、ありがとうですなー!」
「ありがとなー!」
思わぬお昼寝……夜寝? をお空の上でした後。
いつの間にか地上に降りてくれていた雲から下りて、健吾とミーツェは仲良く雲さんをお見送り。
親切な雲さん、ちゃんとお散歩コースの上に戻してくれたらしいと分かって、また元気よく歩き出す足音二つ。
「そういえば、名前なんていうんだ?」
「ミー……みつえは、猫座 みつえと申しますな!」
「俺、水戸健吾」
「ミトさん、な?」
「健吾でいいよ」
「ケンゴ! みつえもみつえでよいですなー♪ 頑張ってゴールするのですなー!」
「おー!」
暗い湖にこだまする声たち。
けれど、スタートした時よりも二人の目にはずっと明るく、道が続いているように見えるのだった。
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担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
102人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月22日
参加申し込みの期限
2018年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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