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森に蠢く死霊術師と死者の傭兵団
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人は死した後、どこへ向かうのだろうか。
それは誰にもわからない。誰も知る由がない。
死は安息の訪れであり、生者として懸命に生きた者達の休息期間。
だが、それが与えられない者達もいるのである。
そう、他ならぬ……死霊術師の手で。
「はぁぁぁぁぁッ!」
常闇 月
は手にした二刀の剣を振るう。その動きは軽やかで装備の重量を感じさせない動きであった。
振るわれた剣は彼女がイザナの加護によって借り受けたイザナの一対の剣である『二刀一神』。
雷神と呼ばれる雷で刃が構成された剣が常闇に振るわれる度、彼女に迫っていたかつて傭兵団員であった骸を消し炭とする。
雷の斬撃はいかなる防御すら弾き飛ばし、無慈悲に彼らを焼いた。
「……まだまだですっ!」
常闇の片手に握られた風神が二の太刀と言うべきその風の刃を振るい、接近していた数体の骸の傭兵を風の奔流で吹き飛ばす。
横薙ぎに進む荒れ狂う竜巻が骸の傭兵をズタズタに切り裂き、彼らを塵へと変えていく。
だが何度倒しても倒しても骸の傭兵は地中から湧き出し、塵へと変えても数分後には再び集まって再構成されてしまっていた。
「全く、予想通りだな……やはり、彼らとは正面切って戦うべきではない。作戦通りに行く、着いてこれるな?」
「誰に言っているんですか、当たり前です。それにあなたはすぐに無茶ばかりする……放っておけない人ですからね」
八神 修
はそういった常闇とお互いの死角を補いながら、あえて苦戦し疲労している風に見せかけながら所定の位置まで後退していく。
彼らの後退に合わせ、前線維持を担当していた
尾鎌 蛇那伊
も後退する。
彼らが後退した位置には八神が考案したある仕掛けが用意されていた。
それらは絶対的な破壊力を持つものではないし、圧倒的な守備効果があるものでもない。
だがそれらは確実に今の骸の傭兵達には効果的であるものであった。
彼らの後退に機を見た骸の傭兵は一団を追撃する部隊と死霊術師イアの家を守る部隊とに分かれる。
それを見た常闇は苦々しい顔をした。
(やはり元は傭兵、骸となったとはいえ、全てが掛かってくれるわけではないのですね……!)
それでも多数の傭兵を引き連れる事に成功している常闇は八神と共に木々の間をジャンプしながら抜けていく。
追いかける骸の傭兵達は何が仕掛けられているとも知らずに土煙を上げ、突っ込んできた。
「狩りトれぇェェェェ!」
「相手は二人ダ、追い詰めて数で潰スゾ!」
荒っぽい言葉を放ちながら突っ込んできた中の骸の傭兵の一人が何かに足を取られ転倒する。
直後、しなる枝が彼を殴り飛ばしそのまま数体の骸の傭兵を巻き込んで側面にカモフラージュされていた落とし穴へと叩き落とした。
落とし穴はかなり深く、一度落ちれば上がってくる事はできそうにない。
予想していなかった枝による罠によって骸の傭兵達は一瞬浮足立ち、常闇達を追撃していたその半数の数を穴の底へと失った。
「ちっとばかし頭の回ルヤツ見てぇだが……俺達はまだ、イルゾォォ!」
「男は討ち取って首を晒せ! オンナは剥いちまえぇぇ! ひゃーーっはっはっはっはっは!」
骸の傭兵が八神と常闇に迫るが二人は慌てる事は一切ない。
先に動いたのは八神であった。
彼は借り受けた戦斧を振るい、人薙ぎで骸の傭兵の首をまとめて斬り落とす。
だが首を失ってもなお、体は彼への攻撃をやめず、剣を、斧を振り被って迫っている。
常闇は鋼糸を展開すると骸の傭兵達を瞬時に絡め取り、転倒させた。
彼らが鋼糸に絡まってもがいている間に常闇と八神は素早く用意していた風呂敷に骸の傭兵達の斬り落とした首を包んだ。
「お前達、何を……むがっ!?」
「や、ヤメロオオオオオオオ!」
「じゃあな、首がなければ……真面な戦闘はできないだろ!」
八神は力の限り森の木に向かって首入りの風呂敷を放り投げる。
憐れ、首は樹上の枝葉に引っかかり、落ちては来ない。
首を失った体はやけをおこしたのか、武器をめちゃくちゃに振り回しているが常闇と八神にとってそんな亡者の出来損ないを落とし穴へ誘導し叩き落とすのは容易であった。
「手を焼かせてくれたな、若き策士とその優秀な友よ。だが……小細工は俺には通用しない」
「そうだろうな、貴方には生半可な攻撃では返り討ちに合う……そのぐらいはわかる」
「ほう、実力差を感じてなお退かぬ、折れぬ、その姿勢……我が傭兵団に欲しい所だ」
「その言葉は……生きている貴方から聞きたかったよ……ッ! 常闇、今だッ!」
「――ッ!?」
八神の声に合わせ、ナスデンの背後にいつの間にか移動していた常闇は雷神でナスデンの首を狙い斬り掛かった。
だが彼女の刃は神速の速さで振り向いたナスデンに弾かれてしまう。
「いい攻めだ、だがしかしッ! 遅い!!」
大柄なナスデンの身の丈以上もある大剣が薙ぐように振られ猛烈な剣風と剣圧が常闇を襲う。
咄嗟にガード姿勢に入るが常闇は鋭い剣圧にその身を切り刻まれ、そのまま吹き飛ばされてしまった。
「く、あぁぁぁぁーーーッ!」
「もらったぁぁぁッ!」
ナスデンは跳躍し、空中で無防備な体制を晒している常闇に大剣を振り下ろすが、直後に側面から迫った太い枝に腕を殴り飛ばされ大剣を弾かれる。
大剣はくるくると回転し、離れた地面に刺さった。
「な、ん……だ……!?」
ナスデンが視線で枝の飛んできた方を見ると、枝の根本付近に小さなナイフが刺さっている。
(あの一瞬、わざと吹き飛ばされ無防備な身体を晒して……俺をこの位置に、誘ったというのか! こいつら……なんというッ!)
「はぁぁぁぁぁーーッ!」
武器を失い、体勢を崩したままのナスデンへ走ると八神は戦斧を思いっきり振り抜いた。
ハルバードの様に長い戦斧がナスデンの肩口から彼を袈裟斬りに切り裂く。赤い血潮が噴き出し、ナスデンはその場にがくりと膝をついた。
「が、あぁぁあッ!」
八神は間髪入れずに戦斧を構え直し、彼の首を落とすべくナスデンの首筋を狙って戦斧を振り下ろした。
だが首へ到達する前に八神の戦斧はナスデンの太い右腕で掴まれ、その動きを止めてしまう。
構わず力を込める八神であったが、ナスデンに掴まれた戦斧はびくともしない。
「良い一撃だった……だが最初の攻撃で首を落とすべきだったな。そこがお前の……甘さだ」
「ぐっ……!」
ナスデンが力を込めると、彼の手で戦斧の刃にひびが入り音を立てて粉々に刃は破壊された。
八神は多少の怯みは見せたが柄だけとなった戦斧を棍の様に扱い、素手のナスデンと渡り合う。
数回の交差の後、力強く振られたナスデンの拳が八神の腕を弾き八神は戦斧を取り落とす。
即座に距離を詰めたナスデンは八神の首を掴み、ぎりぎりと締め上げた。
「……っ!」
「終わりだ、若き策士よ」
無表情のままのナスデンへ八神はにやりと笑って見せる。
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担当ゲームマスター
ウケッキ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
お色気
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月14日
参加申し込みの期限
2018年09月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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