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幻想遊戯~お前もナポリタンにしてやろうか~
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「ふう、ここまでは何とかなってるわね」
椎井 莉鳥
は呟いた。
「うん、椎井のおかげでね」
北里 雅樹
の言葉もあながち間違いではない。
ある程度要塞内部の様子も分かってきた。大総統は恐らく要塞の土台――外から見るとナポリタンの大盛りの部分――と砲台部分――パスタが絡まったフォークの部分――との間にいて、制御装置を守っているのだろう。進んでいる方向も間違ってはいない筈。だが、ここまで来るのも容易ではなかった。
時間はかかっても敵パスタ兵に見つからないようにと歩を進めてきたふたりだが、やはりちょっとした小競り合いはある。そこで役にたったのは莉鳥のろっこん『スタンハンド』だ。相手を気絶させる程度の威力ではあるが、なんとか敵をやりすごすぐらいには充分といえた。
「大総統との戦闘でどこまで通じるのかが疑問なのよね」
そろそろゴールが近いことは分かっている。莉鳥はスクロールの残回数を確認しながら呟いた。
「そうだね……でも、案外どうにかなるんじゃないかな」
現実的かつ冷静に、慎重に事を進める莉鳥と、突飛かもしれないが時として大胆な思いつきで大きく進展させる雅樹。
互いに背中を守るならば、なるほど、ふたりはいいコンビだった。
「またそんな事言って……」
莉鳥が何事か言おうとしたその時、雅樹はすっと通路の奥を指差した。
「ほら、あれ」
その先にはすでに開けられたドアがある。この軍事的要塞において、ただ扉が開けっ放しになっていることは考えにくい。つまり、先にここまで到達した者がいるのだ。
「俺達は、ふたりだけで戦ってるワケじゃないからね」
そして、その開けられたドアのほうから声がする。ひらりと舞い出てきた一匹の蝶。
屋敷野 梢
だ。
「大統領はこっちです……!」
その言葉に二人は足を速める。
☆
御剣 刀
は今まさにナポリターナ・スパゲッティーノ大総統の眼前にいた。
『よく来た……さきほどの奇襲とは違い、良い目をしているな』
刀は真正面から大総統を見据え、刀を構えた。ここに来るまでのパスタ兵との戦闘でスクロールはほとんど使ってしまった。だが問題はない。
「ここで負ければ寝子島がパスタ化されてしまう……負けるワケにはいかないだろう」
鞘に入れたままの刀。彼の戦闘術の基本は抜刀術だ、ここでスクロールを使う必要はない。
『違いない……だが、夜明けが近づけば私を倒したとて、パスターXはパスタ光線を発射するだろう……』
大総統もまたパスタードソードで応戦の構えを取った。接近戦用の武器を持った刀相手なら、ライフルを使用した方が有利のように思えるが、それを使わないということは、大総統なりの矜持なのかもしれない。
『それまでに、私を倒して止めることができるかな……?』
「当然だ……そりゃあパスタも美味いだろうがね」
ぐっと力を入れる刀。大総統との間の空気がピリっと冷える。
『やってみるがいい……』
心の撃鉄が落ちる。刀のろっこん『加速』は一瞬にして敵との距離を詰めることができる。
「寝子島で幅を利かせてるのはラーメンと蕎麦なんだよ!」
☆
「こんなに敵がいるなんて、思わなかった……!!」
それはそれとして、
志波 拓郎
はまた走っていた。予想通り砲台の根元付近に出ることは成功した。だが、そこに外部からの上陸を警戒して多くのパスタ兵が待ち受けていたことは想定外だったのである。
相手をしていてはキリがない。目的は砲台の無力化であるのだから、目指す場所は決まっていた。
「あそこだ……砲台と土台の付け根……」
大盛りパスタ皿とフォークとを繋ぐのは、細く絡まったスパゲッティだ。そこを破壊できれば、砲台の無力化を図ることが出来るだろう。
しかし、それゆえに警戒も充分だった、ということだろう。
「!?」
砲台の根元には、明らかに他のパスタ兵と様子の違う4体が待ち構えていた。
「何だ!?」
大総統の他にも、優秀なパスタ兵がいるという話は聞いていた。しかしまさか、ここにきてその4体が一斉に現れるとは。
『ボンゴレ!』
『ペペロンチーノ!』
『カルボナーラ!』
『ジェノベーゼ!』
パスタ四天王である。
「……構ってられるか!!」
拓郎は吐き捨てると、この時のために持ってきた食用油を構えた。
「槍投げや砲丸投げは専門外だけど……!」
四天王の頭上を、放物線を描いて舞う食用油。目標を過たず、砲台と土台の接続部に命中した。
「よし!」
構わずに襲ってくる四天王を無視して、スクロールを解放した。回数は8回。
「一回分は残して……あとはここで使い切っても構わない!!」
選択した魔術はジェネレイトファイア。食用油が命中した接合部に、巨大な炎が出現した。
『!?』
思わず振り返る四天王。基本的に要塞を構成している物質はパスタだ。食用油をかけられて燃やされれば燃える可能性が高い。接合部が炭化して脆くなれば、砲台を自重で崩壊させることもできるかもしれない。
拓郎の狙いはそこにあるのだ。
だが、これですぐに砲台が壊れてくれるわけではない。そのあと襲ってくる四天王からどうやって逃げるか。問題は山積みだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月07日
参加申し込みの期限
2018年09月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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