this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
幻想遊戯~お前もナポリタンにしてやろうか~
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
「あ」
河島 澪
の呟きも空しく、世界は光に飲み込まれた。
☆
ようやく大総統の部屋を突き止め、突入した矢先に暴走したエネルギーの爆発に巻き込まれたのだからたまらない。
「……で、これはどういう状況?」
溢れる光しか見えない世界の中、澪の呟きに応える者は、たったひとつ。
「ハイ、ひとことで言うとミッションコンプリートです」
事の元凶である『遊びと名づけられた物語』――『ブック』である。
澪は肩をすくめた。ブックは続ける。
「アナタたちは夜明けまでに大総統を倒し、砲台を無力化いたしました。おめでとうございます」
「……一般人や、パスタ化した人達に害はないんだろうね?」
澪がちらりと視線を送ると、そこに
屋敷野 梢
が『発生した』。彼女の両腕はまだパスタ化したままだ。
「まあ、さすがにこのままは困りますねー。あと天利さんのぎっくり腰もー」
明るく返答するブック。
「はい。もちろんです。クエストは完了ですから、あらゆる被害は元に戻ります。あ、でも」
「?」
「探偵さんのぎっくり腰は、勝手に発生したものなので、治りません」
「あー……そうなんですかー……じゃあ今度、見舞いにでも行きますかねー……」
「砲台はどうなったんだ? 近くにいた人なんかは無事なのかい?」
天利の腰にはさほど興味がないとばかり、澪は訊ねる。
ブックがつい、と手を動かすと、
志波 拓郎
が空中に『発生した』。
「はい、彼は要塞の砲台を直接破壊するという難易度の高いミッションをこなしました。特別な経験点を得るに値します。脱出に関しては、具体的な帰りの手段がありませんでしたが、このクエストは寝子島の無事を確保した時点で終了ですので、問題ありません」
拓郎は周囲を見渡しながら、呟く。
「……まさか、砲台ごと爆発するとは、思わなかった、からね」
その拓郎の足元に水溜りがひとつ『発生した』。
水戸 健吾
だ。
「大総統はどうなったの? 寝子島は守られたんだよね?」
その問いに、ブックは大きく頷いた。
「はい。いわゆる寝子島のフツウは守られました。大総統は……」
どこからともなく、刀を携えた
御剣 刀
が『発生した』。
「間違いなく倒したよ、首を刎ねてな。……まぁ、パスタの急所が首だったのかどうかは怪しいけど」
その疑問にも、ブックは答えた。律儀なのか、なんなのか。
「はい、一応首と心臓部はクリティカルヒットに設定していたのですが、マジックミサイルと首の切断のダブルクリティカルで、一気にヒットポイントを減らされてしまいました」
少し興奮気味のブック。澪はその様子を眺めながらも、最後の質問をした。
「それで……元の寝子島には帰してもらえるんだろうね? 確か明日提出のレポートがあったような気がするんだが」
「ええ。タイヘンおつかれさまでした。夜明けと共に皆さんはそれぞれの寝床で目覚めるでしょう……と」
「?」
少し、ブックの姿が揺らいだような気がした。
「……どうやら、少し損傷があるようです……失礼しました。皆さんの帰還には影響ありません」
「……そうかい?」
「はい……私の内部数値に……損傷……古くなった……忘れられて……またお会いしましょう……」
「ああ。それじゃあ、ね」
少しずつ、ブックの姿が霞んでいく。どうやら、ブックの言うところのクエストの終了が近いようだ。
皆、それぞれが自分達の居場所に帰っていく。ブックの姿が完全に消えると光の世界は真っ白になる。
そこに残されたのは、
椎井 莉鳥
と
北里 雅樹
だけ。
「……終わったってこと、かしら?」
「んー。そうみたいだね」
「やれやれ、とんだことに巻き込まれたわね……いったい何だったのかしら」
「まあ……この島じゃ珍しくもないんじゃない?」
「そうは言うけど……まあいいわ。明日も学校だった気がするし……さっさと目覚めて欲しいもんね」
「ははは……まだ部活とか忙しいのかい?」
「そうねえ……夏の大会の準備もあるし……2年はそろそろ忙しくなる頃でしょ」
「2年ね……」
「何か?」
「何でもないです」
そんなこと今はいいでしょ、とばかりに莉鳥は雅樹に視線を送った。
なんとなく、白い背景が薄くなっている気がする。そろそろ終わりだ。雅樹は、何の気なしに呟く。
「あの、さ」
「何よ」
「今度、また何か食べに行かないか……スパゲッティでもいい……俺はやっぱりミートソースかな」
莉鳥は、軽くため息をついた。ほんの少しだけ微笑みながら。
「……麺類以外でお願いするわ」
<END>
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
まるよし
ファンレターはマスターページから!
皆様こんばんは、まるよしです。
今回は3流パニック映画的なものを目指しましたが、いかがでしたでしょうか。
皆さんのアクションはやはり様々でどれも面白かったため、思ったよりもパスタ兵の出番が少なかったですね。
反面、主人公達が存分に活躍できたので、良かったと思います。
2回目の登場を経て、ブックにも少しの変化が見られるようです。また次回以降、登場することがあれば何らかの進行を見ることができるかもしれませんね。
ともあれ、ご参加された皆さま、ありがとうございました。
次回はあまり間を置かずに次のガイドを発表する予定ですので、またよろしくお願いします。
では、またご縁がありましたなら。
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
幻想遊戯~お前もナポリタンにしてやろうか~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月07日
参加申し込みの期限
2018年09月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!