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【七夕】ミルキーウェイに愛を叫べ 屋台も楽し~い♪
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「とても熱い姉妹愛でしたね! それでは、次の方。
滝原 レオン
さんです!」
ゆっくりと壇上に立ったレオンは、その眼光鋭い瞳でギンッと見物人を睨む。そしてすうっと息を吸うと、思い切り叫んだ。
「俺は! かわいいものが! 大好きだ! どう好きかって聞かれるととにかく全部としか言いようがないが、とにかく大好きだ! 自分でぬいぐるみ作るぐらいには大好きだー!」
全く外見からは想像できないファンシーな告白に、観客からはどよめきと共にたくさんの拍手が送られる。その拍手の中、レオンはぜーぜー言いながら顔を赤くして壇から降りた。
(……我ながら訳の分からないことを叫んだ気がする)
ふらふらとしながらもレオンが息を整えていると、「ねえ」と声をかけられた。振り向けば、同級生の女の子。
(ヤバイ、ここにいたのか?!)
大会に出れば大なり小なり知り合いに伝わるのは覚悟していたが、こんなに早く現実に直面するとは。レオンはピキンと固まってしまう。しかし彼女はレオンを前ににっこり笑った。
「滝原君がかわいいもの好きなの、知ってたよー」
「……へ?」
「だって、小さい動物とか見る時、すっごく目尻下がってるよ。気付かなかった?」
「……!」
(いやもうハイ、大好きです……!)
ぐうの音も出ないレオンに、彼女は「また色々話そーね!」と笑顔で去って行った。
脱力しながら手を振り見送ったレオン。しばらくボーッとしていたが、深い深い息をついた。
(なんだよ……今まで隠してた俺が馬鹿みてえじゃん……)
はは、とレオンは少し笑う。そして腕を上げ、笑顔のままうーんと大きく伸びをした。
(そっか、知ってたのか)
何だか、肩の荷が下りたみたいな気分だ。
*
愛の叫びはまだまだ続く。司会者は元気に声を張り上げた。
「見た目とのギャップがなかなかある愛でしたねー! うん、愛を貫いて欲しいです。それでは、次の方。明智珠樹さん!」
アケーチ・タッマーキ
が壇上に立つとその凄みのある美しさに見物人からどよめきが起こる。しかし彼が恍惚と口を開くと、別な意味でまたどよめきが起こった。
「私の愛…それは生きとし生けるもの全てです…ッ! 老いも若きも男も女も、精一杯生きる姿は美しい…! そんな美しさ溢れる日々がとても愛おしいです…!」
凜とした声が会場に響く。アケーチはきらきらした瞳を見物人達に向けた。その瞳は―――どこかイッてしまっていた。
「願わくば、嗚呼願わくば! そんな私の溢れる愛を、熱い抱擁と共に抱きしめていただきたい! さぁ皆さん、私を思うままに抱いてくださ」
ピーーーーーーーーッ
どでかい電子音と共にアケーチの声が掻き消され、どこからともなく出てきた屈強な男達が、愛に身悶えてるアケーチをがっしり挟んで連れ去っていった。
アケーチのスピーチは紫色の金平糖のせいなのか、元々の性癖なのか……本人は気持ちよさそうだったから、どちらでもいいのかもしれない。
さて、アケーチの愛の告白をヨーヨー片手にポカンと聞いている人物がいた。
津島 直治
である。
(すごい……すごい人がいたものです)
境内を散策していた直治。何か人が集まってるな、と思って来てみたらいきなり凄いのに当たってしまったのだ。
自由(すぎる)生き方と性癖を前に、動揺する直治。少し甘い物でも食べて落ち着こうと、巫女さんから貰った紫の金平糖を食べたのだが。
(え……なんだか変です)
体と心に突然寂しさを覚えたのだ。……誰かに触れて、安心したい。
(ダメですダメです。何考えてるんですか)
直治はぷるぷると首を振る。そしてわざと何でも無いようにヨーヨーで遊びながら歩き出した。
しかし、うまくいかなかった。片方の手はヨーヨーで埋まっていても、もう片方の手が寂しくて。
(……ど、どうしちゃったんでしょう、私)
寂しさに直治は立ち止まってしまう。と、その手がきゅっと握られた。
「え?」
驚いて横を見ると。
「貴方のお傍にいつもアケーチを。……こんにちは。愛の運び屋さん、明智珠樹です」
きらきらした瞳でアケーチが直治の手を握っていた。
(先程の出場者の方です……!)
直治は驚いて声が出ない。アケーチはノンノンと指を振った。
「怖がらないで下さい。貴方が寂しそうだったので、つい」
そしてアケーチはにっこり笑った。
「誰かに触れていると安心しますよね。私も大好きなうさたんに触れてるとほっとします」
「あ、あの……」
いつもだったら直治は振り解いていたかもしれない。けれども。
「もう少し……こうしてて、いい?」
恐る恐る直治は言う。アケーチは微笑んだ。
「勿論です。私もパレードまで時間がありますから、しばらく一緒に回りましょうか」
アケーチの言葉に直治の頬が綻ぶ。……手も心も、とても温かい。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月15日
参加申し込みの期限
2018年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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