this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【七夕】ミルキーウェイに愛を叫べ 屋台も楽し~い♪
<< もどる
1
…
20
21
22
23
24
…
30
つぎへ >>
楽しい屋台デートを続けている
雨崎 荒太郎
と
西野町 かなえ
。色々な屋台を巡り、次にやってきたのはかたぬきの屋台だ。
「得意! 地元のお祭りじゃひと夏のおこづかいたんまり稼がせてもらったくらい、自信あるもんねー」
たこ焼きの名誉挽回。屋台のオヤジにかたぬきの菓子と針を貰った荒太郎は、腕まくりをしながら長いベニヤが置かれた台の前に座り込んだ。
「こうやって針をドリルみたいにしてね、周りをちょっとずつ削り落としていくのがコツなんだ~」
そう言いながらこつこつと器用に少しずつ周囲を削っていく。荒太郎の目は真剣そのものだ。その集中している横顔に、かなえはうっかり見惚れてしまうくらい。
(こーたん、こういうの得意なんやね。まだまだ、知らないとこがっぱいやな。……こーたん、がんばってー!)
彼の邪魔をしないように、心の中で大声援。その熱い眼差しを受けながら地道に作業を進めていた荒太郎の瞳が、ふっと閉じられる。静かに針がベニヤの上に置かれた。
「よし、完成……」
「おー、やったーこーたん! 上手くできた!」
彼女の賛辞にかっこいいポーズを決めようとした荒太郎。と、その鼻の穴がふわわと広がった。
「こんなのお茶の子……ふぁ……ふぁ………………へっくし!」
「あーーーーーーーっ?!?!」
ペキリ。
荒太郎がくしゃみをした拍子に、手の下のかたぬきが真っ二つ。青くなる2人に、屋台のオヤジがにやにやしながら近付いてきた。
「あーあー上手く出来てたのに割れちゃったね。久々骨のある奴が来たと思ったのになー。いやあ残念残念!」
嬉しそうなオヤジにキッとかなえが噛みついた。
「おじさん、これ完成してから割れたやろ? ダメなん?」
「ダメだよ。俺のとこに持ってくるまでが作業だから。ほら、帰るまでが遠足って言うだろ?」
そうそう。かたぬき屋のオヤジはよくこういう難癖をつけて換金させないのが殆どだ。しかし、かなえは1歩も引かなかった。
「そんなん最初に聞いてないで! それにおじさんさっき言ったやないか。『上手く出来た』って。こーたんが完成したとこ見とったんやろ!」
かなえの怒濤のラッシュにオヤジはたじたじ。―――かくして。
「おこづかい増えてよかったね、こーたん♪」
「うん、難易度高めだったから、ちょっとした金額になったね~。これで次遊ぼうか。何がしたい、かなたん?」
「やったー! じゃあね、金魚すくい!」
下駄の音も軽やかに、2人はほくほくと次の屋台に向かった。
青く細長いトロ舟に、赤や黒の金魚たち。鮮やかなコントラストですいすいと元気に泳ぐ様は、見ているだけで涼しげだ。たくさんのお客で賑わう金魚の屋台。荒太郎とかなえも屋台の主人からポイと器を受け取り、トロ舟の前に座った。
「動かれると、なかなか難しいよねー」
荒太郎は狙いを付けて金魚を掬おうとするが、元気な金魚たちはスルリと逃げる。かといって元気のない金魚では持ち帰った時に死んでしまう確率が高い。夏祭りのジレンマである。
「ポイも最近のはちょっと薄くなってるんじゃないかな? 昔からこんなだったっけー」
そう言いながらもていていと金魚を追う荒太郎。かなえも金魚と睨めっこだ。
「うちんとこのお祭りはモナカやったで……あー、しっぱいや」
かなえが眉を八の字にして水からポイを引き出す。紙は見事に破れていた。
「うーん、むつかしいけど、楽しいかった! こーたんは……」
横を見たかなえの言葉が止まった。荒太郎がかなえに向けたポイは、もう紙すら残っておらず、彼の顔が丸見えだ。
2人はポイ越しに顔を見合わせると、くすりと笑い合った。
また、人混みを歩き出した2人。かなえの手には赤と黒の小さな金魚が入ったビニール袋があった。
「残念賞で金魚もらえてよかったねー」
荒太郎の言葉にかなえは笑顔で彼を見上げた。
「うん! この金魚、うちの池に放しとくねー」
「いいねー。それなら金魚ものびのびだね」
片手に金魚、片手にはかご巾着。元気に歩くかなえの姿を荒太郎は口をむにむにさせながらみていたが、とうとう意を決して金魚の袋に手を伸ばした。
「これはおれが持つよー。へへん、これで手、空いたでしょ」
そう言うと荒太郎はもう一方の手できゅっとかなえの手を握る。かなえはちょっと目をぱちくりしていたが、ほわりと頬を赤らめ笑った。
「うん、ありがとう。えへへへへ……」
どうしよう。すごく嬉しい。とうふ屋笛を100回鳴らしたいくらい。けれどそんな暇があったら。
かなえは荒太郎と繋いだ手をえい! と高く上げて言った。
「よーし、屋台はまだまだいっぱいや。面白そうなとこ全部回るでーっ!」
「おーっ!」
かなえのかけ声に、荒太郎も元気に応える。そして2人は仲良く手を繋ぎながら笑顔で歩き出した。
<< もどる
1
…
20
21
22
23
24
…
30
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【七夕】ミルキーウェイに愛を叫べ 屋台も楽し~い♪
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月15日
参加申し込みの期限
2018年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!