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短冊を吊した
鴻上 彰尋
は、巫女さんから貰った青色の金平糖を口に含み、歩き出した。すると。
(どうしたんだろう、すごく、すごく会いたい)
短冊にも書いた、想い人。
七夜 あおい
の面影が突然胸を締め付け始めたのだ。
青い金平糖のせいだろうか。君の瞳と同じ色だな、なんて思ったからだろうか。
今君はどうしているのだろうか。こんな人混みに探してしまう、あの綺麗な青い瞳を。天の恋人達が会える1年に1度の奇跡が、俺にも降ってこないだろうか。君に、会いたくて―――。
色とりどりの浴衣を着ているはずの周囲の人々も、モノクロに見えてしまう。さ迷うように歩いていた彰尋の足が、ピタリと止まった。
そこには、薄桃色がほわりと浮かんでいた。屋台の前の、焦げ茶色のツインテールが振り返る。青い瞳が彰尋を捉え、ふわと細くなった。
「―――あ、彰尋君!」
七夜 あおい
の顔を見た瞬間、彰尋のあの乾くような気持ちは無くなっていた。代わりに現れたのは、温かな灯火。いつも君と会うと、ぽおっと胸が温かくなる。……そして、少しだけ鼓動が速くなるんだ。
「こんにちは、あおいさん。あおいさんもお祭りに来たんだね」
屋台の主人から何かを受け取ったあおいが、笑顔で彰尋の方に歩いてきた。
「うん、ぶらぶらとねー。今はしょっぱいのが食べたくなってこれ買ってたの」
そう言って彰尋に見せたのは星型のポテトスナック。それを1つひょいと食べ、あおいはもぐもぐと笑った。
「美味しー。でも、彰尋君と作ったハッシュドポテトの方が美味しいけどね!」
「あ、はは。ありがとう」
不意打ちの言葉に、彰尋は照れて頭を掻いた。
特に予定もないと言うあおい。彰尋が少し一緒にお祭りを回らないかと誘うと、笑顔で頷いた。
あおいからポテトを貰ったり、お返しに2人であんず飴を食べたり。楽しく歩いていた2人はくじ引きの屋台までやってきた。弟妹達のために彰尋がお土産を買ってやろうと考えたのだ。
「へえー、女の子と男の子でくじが分かれてるんだ。いいねー」
「弟にはスーパーボールすくいの方で用意しようかと思ってるから、女の子のくじを引こうかな」
彰尋は4回くじを引く事にした。すると。
「はずれはなかったけど、1つかぶっちゃったね」
屋台を離れ、袋を見たあおいがうーんと言った。そう、女の子らしくおもちゃのネックレス、ブレスレット、イヤリングが出たのだが、ブレスレットがかぶってしまったのである。
「でも、今のおもちゃって凄くいいんだね。可愛い」
あおいがかぶったブレスレットを見て感心したように言った。ゴムでできているブレスレットなので、大人でも着けられそうだ。すると、あおいが突然ひょいと彰尋の手を取った。
「?!」
「おー、彰尋君でも入るねー」
心臓が止まるほど驚いた彰尋をよそに、あおいはブレスレットを彰尋の腕にはめる。そしてにこにこと笑った。
「妹さんとお揃いで着けてもいいんじゃないかな?」
「え、いや……」
うまく口が回らない。それでも彰尋はもう1つのブレスレットを袋から出すと、あおいの手を取り、そっと手首に通した。
「……あおいさんの方が似合うよ。良ければ貰ってくれないかな」
「いいの?」
驚くあおいに彰尋は笑った。
「俺が着けるよりよっぽどいいよ」
「ありがとう彰尋君!」
あおいは手首を掲げ、茶目っ気たっぷりに笑った。
「妹さんとお揃いだね……今は彰尋君とお揃いだけど」
「! ほんとだ」
2人はお互いの手首を出し、顔を合わせる。そしてあははと笑った。
楽しい時間はいつもあっという間に過ぎる。彰尋は大切に2人の時間を過ごした。はぐれないよう注意して。あおいが無理の無い速度で歩けるよう、自分の歩みを少し遅くして。
「……じゃあ、またね! 彰尋君」
参道を下りた所で、あおいが元気に手を挙げた。その手首にはブレスレットが光っている。彰尋も、
「気を付けて」
と言ってから、言葉を続けた。
「……あの、言いそびれてたんだけど、浴衣姿……可愛いね」
「わ、嬉しいな。ありがとう! 頑張って着て良かった」
大変だったんだよ~なんて舌を出すあおい。そして少し話してあおいは帰って行った。
その背中を彰尋はしばらく見送る。そしてそっと自分の腕に収まっているブレスレットに触れ、微笑んだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月15日
参加申し込みの期限
2018年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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