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心の刃を胸に抱き
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◆
のんびりし過ぎも、いささか考えもので。
万条 幸次
が入ってしまった路地は、街灯が壊れているのか、ほとんど夕暮れの色濃い闇に染まっていた。
あれ、と思ったときにはもう遅い。
戻ろうと向き直れば、そこには黒い影が蠢いていた。
えっ、と気の抜けた声が漏れたのは、頭が状況に追いついていないからだろう。
エメラルドグリーンの光が煌めいて、黒い影が幸次目がけて走りだす。
そうなればいくらのんびりな幸次と言えど、大慌てで逃げ出すより他なかった。
今さらのように、背筋に冷たい汗がどっと溢れてくる。
なんだかわからないが、追いつかれたら絶対マズいと本能が告げる。
(ここで死んだらたまったものじゃない!)
けれど、早くも息が荒くなりだした。全く変わらないペースで、影は追ってきているっていうのに。
せめて、戦える何かがあれば。
そう思った時、目の前にまばゆい翡翠色の光が結集する。
反射的に手にとったソレは、
「ねこじゃらし!?」
陽だまりみたいなオレンジ色をした、おもちゃのねこじゃらしだった。
ええ……、と流石に眉根をよせる幸次。一応普通のより、ちょっと長くて大きいようだが、大丈夫なのだろうか。
不安げにねこじゃらしを見つめるその背後に、影が飛びかかる。
「うわっ、っ、このっ!」
とっさにねこじゃらしを振るえば、そいつはまるで乗馬で使う短鞭のようにしなった。
しなやかな弧を描いたねこじゃらしは、風切り音をあげて影を捉えると、そのままバターみたいに斬り裂いてしまった。
あ、意外といける。
ちょっと見直した、このねこじゃらし――なんて思ってたら、ヤギ頭の影が飛び込んできて。
「ええい!」
勢いよく振るえば、しなる穂先がヤギ頭を真っ二つ。これで二体目。
とはいえ影はまだいくらでも居て、こんな武器一本で相手をするのは、どう考えたって不利だ。
手汗ですっぽ抜けそうになりながら、ねこじゃらしを振り回して牽制。
そして『猫チェンジ』発動。
完全な猫形態に変化すると、ねこじゃらしをくわえて全力でダッシュする。
とりあえず、同じ状況の誰かを探して共闘しないと!
◆
ビルとビルとの間の、暗くて細い道の途中。
分厚い国語辞書を手に、
八神 修
が影とにらみあっている。辞書が帯びた翡翠色の光が、影の蜘蛛のような姿を顕にしていた。
修へ今まさに飛びかからんと、影蜘蛛が脚をたわめる。身構え、頁を手繰る修。
けれどその時、夕陽の光がほんのわずかに差し込んだ。
その途端、影蜘蛛が飛び退る。そのままじりじりと距離を取る影蜘蛛を、修は好機とばかりに観察する。
修が辞書に手をかければ、影蜘蛛は警戒するように後退する。影にとっては、この辞書は――修の意志に呼応して現れた”武器”は、弱点なのだろう。
そしてもう一つ。今まさに二人を阻むこの夕日――太陽の光もまた、影の弱点に違いない。
でなければ、あんな風に攻撃をやめるはずがない。
(なら、他の光を浴びせたら?)
浮かんだ疑問に、修が開いたのは「懐中電灯」の頁。意識を集中させれば、小さな懐中電灯が現れ、影蜘蛛を照らし出す。
突然の光に怯みこそしたが、あとは威嚇するように牙を鳴らすばかり。少なくとも傷を追った様子はない。
他に「火」などの光源になりそうなものを試してみるが、いずれも反応はあまり変わらないようだ。
そのうちに、夕陽の光が細くなっていく。検証できる時間は、もう長くない。
(これはどうだ?)
パラパラ、と慣れた素早く頁を開けば、小さな三日月が闇の中に浮かび上がる。頁にあるのは、「有明月」の項目だ。
けれどその光を浴びても、影蜘蛛はピンピンしていた。
月光とは、反射された太陽光。太陽光が弱点ならあるいは、と考えてみたのだけれど。
太陽の光を浴びると、灰になる吸血鬼が居るとして。そいつに月光を浴びせて、反射された日光だからって灰になるかと言われたら。
「……ならないだろうな」
つまり、そういうことなのだろう。
だが、これで「通じない」ということがわかったし、色々と試すこともできた。
使い時のなさそうな単語ばかりの頁を破り、カッターのようになって射出されたソレは、影蜘蛛を斬り裂いた。
ねこったーに情報を流した修は、「カラーコーン」でビルの隙間を通行止めにして、更に「自転車」を具現化させて走り出した。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月28日
参加申し込みの期限
2018年09月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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