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FEAR THE FORCE:夢幻泡影
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いけないいけない、と鬼河内萌は舌を出す。
『ろっこん』を授かった多幸感のあまり、あっちへふらふらこっちへふらふらと、萌は寝子島のあちこちで能力のテストや害のないイタズラに精をだし、目的地に着くのがだいぶ遅れてしまった。
とはいえ、着いたのである。ここが入り口だ。
感極まった萌は、両手を組んで目をキラキラさせる。
「待ってて下さい! 香川公王陛下!」
この能力を得たのは公王のおかげ、萌はそう信じて疑わない。だから王に会って直接お礼を述べたい、そう考えたのだ。
そこで彼女が訪れたのは夏の宮殿……ではなく、寝子島総合病院であった。
どうしてそういう流れになったのか、それは、萌の大胆な推理によるものだった。
ここ数ヶ月、公王は公の場に姿を見せていない。ニュースや国王動静を調べても、『体調不良』と記されているにとどまり詳細は伏せられたままなのだ。たしかに国家機密ではあろうが、どうにもこうにも怪しいではないか。ミステリーの匂いがする。MMRを主催する萌としては、確かめずにはいられない。
体調不良だとすれば病院にいるはず、たとえば隔離病棟に極秘入院しているとか……ありえない話ではないだろう。
というわけで萌は、お見舞いと称して保温容器に入れたカレー弁当を病院を持参し、病院を電撃訪問したというわけだ。
いよいよ病院に乗り込まんとする萌に、声をかける者があった。
「あの鬼河内さん……待ってて下さい公王陛下、ってどういうこと?」
「えっ!?」
なんで、と思わず萌は言ってしまう。まさか萌のろっこん『認識阻害する程度の能力』を破る者があるとは!?
「そんなキミは隣のクラスの佐藤英二くーん!」
「なんだか説明ゼリフ風だね」
佐藤英二はそう言ってから、やや申し訳なさそうに言い加えた。
「でも三年生になってからは同じクラス……なんだけど」
「おっとごめん、僕、失敗☆」
こちん、と自分の頭をげんこつする。それはそうと、と萌は声を潜めて言った。
「ところで佐藤君は僕の姿が見えるの? 聞こえるの?」
「うん……まあ」
佐藤英二は、困ったように言った。
「病院の入り口でそれだけ元気に声を出してたら……むしろ見て見ぬ振りのほうが難しいというか……」
あっ、と萌はまた舌を出した。
「感知式の自動ドアが反応しなかったらヤだから、能力オフにしたところだったーん★」
「能力?」
「おっと、今のは聞かなかったことにしてくれたまへ」
萌のハイセンスな言い回しについて行けないのか、ただ単に引いているだけなのか、あるいは無茶な要求にも応じてしまういい人だからか、英二は「うん、わかった」とうなずいた。
「それで僕は、ちょいとMMR的調査のために病院に来たわけだけど。佐藤君は?」
MMRという謎単語はとりあえず置いておくことにして、僕はね、と英二は言った。
「このところ、『とても大事なこと』を忘れてる気がしてならないんだ。それに、断片的だけど救急車が気になって仕方がない。最近救急車を呼んだ覚えがあるんだ。それが正確にいつ、どこでなのかは思い出せないけど」
笑い飛ばすかと思いきや、萌は「ふーむ」と感心したような声を出した。
「救急車だから病院、ってわけだね? 気になったから来てみた、というその行動力、嫌いじゃないよ」
「そう?」
「何を隠そう僕なんて、なにかするときってたいていそんな感じだし」
「そう言ってもらえて光栄だよ」
英二は相好を崩した。いつも萌という子は突拍子がないが、今日はそれが気持ちいい。
きょろきょろと周囲を探ると、萌はこそっと英二に耳打ちした。
「というわけで僕も突発的な行動力でここに来たんだ。会いたい人がいてね」
「それって……もしかして香川公王?」
「なんでわかったの!? もしかして佐藤君ってエスパー? サイコキネシスにテレパシー、僕だけが僕の恋を未確認?」
「……えっと、鬼河内さん自身がさっき、思いっきり口に出していたと思う」
「僕、またまた失敗☆」
こちん、と萌はもう一度自分の頭をげんこつする。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
前回シナリオ
FEAR THE FORCE:変異-METAMORPHOSE
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
21人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月09日
参加申し込みの期限
2018年08月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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