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FEAR THE FORCE:夢幻泡影
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NEKOJIMAのロゴが入ったビニール製大容量バッグ、俗に言う野球部遠征用バッグを担ぎ、新田亮はひとり帰路にあった。
勝利の余韻はもう冷めた。甲子園出場という言葉も、なぜだか今は、どこか他人行儀に思える。
冷静になって考えてみる。疑問だらけだ。
この国の人間は成功者が多すぎるのではないか。
スポーツに芸術、発明。あらゆる分野で大活躍している。
まるで、あらかじめ成功が決定づけられたレールを進んでいるようだ。
寝子島公国という国そのものが、あたかも成功と不可分であるかのように。
……考えれば考えるほど疑問は深まるが、だからといって決定的な解答が出るわけではない。いつもは気にならないバッグの重さが、なぜか今日は肩に意識された。
うん? と亮は足を止めている。
野良猫だ。自動販売機の真横、前足を揃えたきれいな姿勢で座っている。
あれはエジプト座りというのだと、なにかで読んだことがあった。エジプトの古代神バステトが、ああいうポーズをしているからだとか、なんとか。
顔は左右均等なハチワレ模様、マスカット色の瞳でじっとこちらを見ていた。
エサでもほしいのか?
亮はバッグから、糖分補給用に持ち歩いているクッキーの包みを取り出した。
「ほら、これやるからこっちに来い」
しゃがんで呼びかけた。野良猫は興味を持った様子だが、警戒心が勝るのか近寄ってこない。
「悪いことなんざ考えてないって」
ふっと周囲が黒いものに包まれた。
影がさしているのだ。仰いでそこに、監視気球ロボットの姿を亮は認めた。
「ああ、テオか。まぁ犯罪じゃないから平気だろ」
つぶやいてすぐ、自分の言葉にひっかかるものを感じた。
「テオ? 以前そんな愛称の猫がいたような気がする。確か正式な名前はテオ……
テオドロス・バルツァ
だったか」
びくっと動いた。野良猫が、だ。
『呼んだか』
声が聞こえた。
亮は周囲を探す。誰の姿もない。気球だって遠ざかってゆく。
『こっちだ』
とすれば自動販売機が話したというのか。亮が自販機に触れると、
『いい加減気付け。お前の足元の猫だよ』
苛立っているのか、ふんと猫は鼻を鳴らした。
「猫がしゃべった!? ……じゃ、なくて」
亮は息を吸い込む。頭痛から解放された気分だ。
「そんなことに驚いている場合じゃないよな」
どさっと音を立て、遠征用バッグを歩道の脇に置いた。もうこれは必要ない。
そうだった。『テオ』ってのはこっちだった。
『駄猫でいンのも悪かなかった。だが、記憶が戻っちまったもんは仕方ねぇ』
そろそろ戻そうか、と猫は言った。
『本来、あるべきものをあるべきところに』
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
前回シナリオ
FEAR THE FORCE:変異-METAMORPHOSE
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
21人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月09日
参加申し込みの期限
2018年08月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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