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FEAR THE FORCE:夢幻泡影
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第七次産業革命に成功、テクノロジーが奇跡的なまでに発達し、今や世界をリードする超先進国となった寝子島公国、叡智の光はあまねく島中を照らし、犯罪発生率を極限にまで下げ高い幸福度をもたらした。
しかし光るあるところに闇があるのもまた、まごうことなき真実なのである。
科学を悪に使う者! 寝子島のいずこかに、悪の天才がときに野心を抱き、世界征服を夢見てたちあげた脅威の地下帝国が存在した……!
「そう……私が悪の科学者にして首領だ!」
顎に手をあてる決めポーズに決め顔、インク壺に落ちたてるてる坊主みたいに、どす黒いマントをひるがえす。世界をひざまずかせることができる悪があるとすれば、それは彼、
南戸河 蔵人
のことにほかならない。
「怪人たちよ! 時は来た!」
くるり振り返った蔵人の頭は、ブロッコリーみたいな色と形をした凶悪なまでの爆発ヘアだ。この髪型を維持するために、毎回フロンガスたっぷりのスプレー2本が必要となるらしい。(これぞ環境破壊! 悪!)
ばさあ、とマントを両手でひろげ、ふはははと蔵人は高笑いした。悪だ。これ以上ないくらいの悪だ。
その声を聞くや、蔵人配下の悪ロボット軍団は、キイッと一斉に声を上げた。
どれもこれも禍々しい、恐るべき面構えのロボットたちだ。
ある者はフランケンシュタインズモンスター風、あるものはバズーカを背負った亀のよう、ハリネズミとおっさんの融合体みたいな怪人もいれば、タコをかぶったコックさんという開発コンセプト不明なものもある。いずれにせよ、十数体がずらりそろうとなかなかに壮観だ。しかも蔵人の開発工場では現在も、あらたな怪人の開発最終テストが繰り返されているという。
彼ら怪人はときどき、妖怪ハンターなる謎の男に、「妖魔封印!」などと叫ばれ叩き壊されている。殴って壊したら封印でもなんでもないし、そもそも妖怪ではないのだが……まあ、悪の天才らしく好敵手にも事欠かない、という点だけは好意的に解釈したい。
蔵人の威勢の良さはつづかなかった。突然、天才は、ふうとグレーなため息をついたのである。
「ああ……つまらない……」
「首領、いかがしました?」
副官的存在のロボットが怪訝な声で問うた。
「スーパーネコジッマ君か」
「どうぞご遠慮なく、首領の心の内を打ち明けてくだされ」
そうか、と蔵人は愁いに満ちた声で語るのである。
「このところ私がすごすぎて何をやってもうまくいく……マジゴッド……」
妖怪ハンターという邪魔者もないではないが、その妨害などたかが知れているのだ。
「いかにも、その通りでございます」
「しかしそれがつまらんのだよ。刺激が足りない。人生には刺激が必要だ……!」
頂点を知る者の孤独というわけか、だがロボ軍団随一の知恵者スーパーネコジッマは動じなかった。
「ならばご命令を。悪の天才は刺激を待つ側ではなく、刺激を生み出す側でなければなりませぬ……! いざいざ、うんと悪なくわだてをお与えくだされい」
なおこのスーパーネコジッマは、ひょろり大きな人間大のサンマに、これまたひょろりとした両手両脚が生えたような姿をしている。……要するに
寝子 サンマ
氏なわけだが、怪ロボ軍団に混じっていてもまったく違和感がなかった。
「そうだな」
君子豹変す、天才もまたしかり、蔵人はたちまち気を取り直した。
「ひらめいたぞ! 子どもたちには現実の厳しさというものを、これでもかと押し付けなければならない! そう……平和を乱すもの! それこそがこの世界に必要なのだ!」
「おお、まさに慧眼」
「と、いうわけスーパーネコジッマ君! 今日、寝子島の小学校は遠足だそうだ……後はわかるね?」
「御意」
サンマさんことスーパーネコジッマは膝を折り最敬礼した。
「そうだ! 子どもたちの顔を洗え! 一人残らずピッカピカにだ!」
「天命、しかと拝領いたしましたッ!」
スーパーネコジッマは怪人数体を引き連れ、どやどやとアジトを出て行くのであった。
ほどなくして成功の報が届いた。遠足バスをジャックした怪人軍団は、子どもたちの顔を丁寧にクレンジングしてから解放したという……! しかも、洗顔指導まで行ったというから完璧だ。
「よくやった……やっぱり私はゴッドすぎたようだ」
満足気に、しかしどこか一抹の寂しさを抱きつつ蔵人はつぶやくのである。
「また計画を無事成功させてしまった……やはり私に不可能はないのか……」
不可能に挑戦したい。
かなわぬ願いと知っていても、そう願わずにはおれぬ蔵人であった。
「あと、まだやってないことがあるとすればあれくらいかなあ……」
司令の椅子に頬杖をついて呟く。
「やるか……! やっちゃうか……公王のお宅訪問……!」
つぶやきを聞いたロボット怪人たちが、「ざわ…」とざわめきを発する。
誰も果たしたことがなく、かつ極悪なふるまいではないか……!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
前回シナリオ
FEAR THE FORCE:変異-METAMORPHOSE
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
21人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月09日
参加申し込みの期限
2018年08月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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