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FEAR THE FORCE:夢幻泡影
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その場所は深閑として俗世より遠く、空気すら冷ややかに感じられた。
寝子島神社、その奥部にある鎮守の森だ。
今日もこの場所で、
御剣 刀
は『刃引き刀』をふるう。
閃。
閃につぐ、閃。
一振り一振りに魂を込めるかのように。
抜く迅(はや)さに負けぬ鮮やかな太刀さばきで、刀は得物を鞘に戻す。
されど収まってなお、空気中には微粒子のような余韻が漂っているのだった。
昂ぶりを鎮めるべく、大地に正座して呼吸を整える。
刀は目を閉じ、黙考する。
俺の願いを叶えるのは、
この一振りの積み重ねだ。
はじめて剣を手にした日から、どれだけの月日が流れたことだろうか。
祖父から学んだ剣を、極めあらたな剣術を生み出すべく研鑽を重ねた。
いや、重ねているのだ。
今現在も、どんなときも。剣がともにあっても、なくても。
風の音が聞こえる。
木漏れ日が、貌(かたち)を変えるのがわかる。
この森にあるあらゆる生命、その脈動が伝わってくるようである。
そも、剣を持つのはなんのためか。
御剣刀は我が身に問うた。
即答できる。
日常を守るためだ。
それは自分にとってのフツウ、手を伸ばせる範囲での日常だ。
願い、未だ成就せず。それはわかっていた。
なぜなら、あのとき――。
どこかから記憶が流れ込んできた。
俺のフツウを脅かす香川に俺の剣術、俺の刃は届かなかった。
刀の体には強烈な圧がかかっていた。
重い。
骨が軋(きし)んでいる。内臓が潰れそうだ。
それでも刀は、ひとふりの剣になったように螺旋に挑み続ける。
「過去を経て今に至り未来を目指す俺がそれを断ち切るからな!」
ついに剣尖が、螺旋を破り鈍い輝きを放った。
だがそれまでだった。
――過去より積み上げてきた一振り一振りを現在に託すも、俺の刃は香川を倒しフツウを守るという未来に届かなかった。
刀の願いはただひとつである。
今度こそ香川に俺の刃を届かせる。それに尽きる。
だとしたら、
……俺は?
心の縦糸と横糸がたちまち乱れた。凧揚げの最中に風が唐突に止んだかのごとく、刀は自分の記憶と周囲の世界が、たちまち無に帰していく感覚に襲われたのである。
じゃあ俺は、ここで何をしているんだ?
愕然とした。独立国寝子島という話も、公王香川という話も、古い映画の書割のごとく、裏から見ればうすっぺらな幻想であったと気付く。
やおら立ち上がる。袴の裾を踏んでしまいつんのめる。
そもそも、この場所は、なんだ?
鎮守の森は答えない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
前回シナリオ
FEAR THE FORCE:変異-METAMORPHOSE
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
21人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月09日
参加申し込みの期限
2018年08月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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