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FEAR THE FORCE:夢幻泡影
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高校を卒業したときは、これでようやく制服のネクタイから解放されると思ったものだ。
ところがいざ解放されてみると、今度は首のあたりが寂しくてたまらない。
毎日とはいかずとも、やはりときどき、我が首を締めていたく思うのだ。
軛(くびき)より解かれてはじめて、軛の昔を懐かしむ、か。
呉井 陽太
の唇に、自嘲に似たものが浮かんで消えた。
専門学校の入っている高層ビル、エレベーターの『開』ボタンを押す、「すみませーん」と声をあげて、二人連れの女生徒が駆け込んでくる。
現在の陽太は専門学校生だ。ピアノ調律師を目指し、日々研鑽につとめている。
満足な毎日だ。好きな勉強ができる。充実もしている。将来の見通しだって明るい。そんな言い方が適切かどうかはわからないが、幸福といっていいだろう。
今朝もごく当たり前のように通学して、ごく当たり前のように実習をこなした。課題も与えられたから、今日は寄り道せず帰っていそしむ必要があるだろう。
「……それで陛下は……」
聞くとはなくとも陽太の耳に、二人連れの会話が飛び込んできた。
「……このところ公務にも出てこられないし」
ああ、公王のことかと陽太は考える。
いわゆる雲上人の話なので、どうも実感が湧かない。王制打倒などと大袈裟なことは考えないけれど、かといって尊崇しているわけでもない。言い方は悪いが、君主としてそれなりにやってくれればそれでいい、程度にしか考えていなかった。
だというのに。
公王……?
二人連れが途中の階で降りても、妙にその会話内容だけは頭に残った。
香川公王、か。
その響きには、着物姿で革靴を履いているような、ちぐはぐな印象がある。
これまで何百回、何千回と耳にしてきた表現であるにもかかわらず、だ。
王の親政がどうの、というポリティカルな話ではない。『香川公王』とか『香川国王』とか、そういう呼称そのものに、なんとも落ち着かないものを感じずにはおれない。
そんな呼び方じゃない。
オレは別の呼び方をしていた気がする。
エレベーターが地下一階に到着した。チン、という鐘の音と同時に陽太は小さく息を呑んでいた。
思いだした!
香川博士! それだ!
香川博士に会わねばならない、そのときわき起こった考えは、それほど突拍子もないことのように思えた。
陽太の気づきを待っていたかのように、このとき携帯電話が激しく振動した。誰からの着信かもたしかめず陽太は即応する。
「もしもし……」
『あーもしもし? 久しぶりー』
しばらく交流の絶えていた声だが、誰なのかはすぐにわかった。
志波武道。高校時代の知人だ。共通の友人はいるが、それほど親しい間柄だったわけではない。
それなのに一発でわかったというのは、どういうことなのだろう。
聞いた話では、彼は高校卒業後、地下の世界に入ったということだった。
「なんだ驚いたな。最近どうしてる?」
『積もる話もいっぱいしたいけど、先にちょっと……共有したほうがいい情報ゲットしたからな』
長く交流を立っていたというのに、昨日一緒に下校したような口調ではないか。
けれど妙だとか間が空きすぎだとか、陽太はそんな気持ちにはならなかった。
「聞いてみたいな」
このとき武道は、電話を握ったまま動きを止めた。
陽太くんって同学年の子だったよな?
その程度の認識だ。二三度なら、会話を交わしたことがあるといったくらいの。
こんなとき、真っ先に電話をするべき相手だっただろうか。
危険な思いを重ねて集めた情報、そこから導いた推論を語るべき相手だったか。
いや違う。
武道は首を振った。
陽太くんだからこそ、話したいのだ。
二三度なら会話を交わした?
むしろその認識のほうがおかしい気がする。
しかし陽太は、短い武道の逡巡から別のことを推測した。
「……わかった。人通りの少ないところに移動する。できれば『テオ』の目がないところがいいんだろう?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
前回シナリオ
FEAR THE FORCE:変異-METAMORPHOSE
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
21人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月09日
参加申し込みの期限
2018年08月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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