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輝け! 写真館 Recollection
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■リコレクションの招き猫
傘を差し、
恵御納 夏朝
は町を歩く。
向かう先は、写真館リコレクション。
夏朝は歩きながらもそっと周りに視線を送る。
いつもは野良も飼い猫も始め、沢山の愛らしい猫の姿を見かけることが出来るのだが、雨となれば皆どこで雨宿りでもしているのか、その姿は殆ど見られない。
にゃんこ大好きな夏朝にとって、それはとてもとても残念で悲しいこと。
(……けど、雨に負けない位に頑張らないと)
無表情な中で、微かに夏朝の瞳に力が入る。
この雨の季節があるからこそ、開放的な夏が始まるのだから。
(少し、早く着いちゃったかな……)
前回のウェディングドレス撮影に続き、今回も理子に頼まれ水着撮影に挑むことになった夏朝。
雨模様であることから、タオルや密閉可能なビニール袋などを持参し万全の体勢で、また遅刻せぬよう早めに家を出たこともあり、予定時間よりも早く到着した次第。
「開いてるかな……こんにちはー」
夏朝が扉を開く、と。
『にゃぁん』
店内に響くにゃんこの鳴き声に夏朝のテンションがギュンと上がった!
「あっ、いらっしゃいませ、です!」
パタパタと的子が玄関に姿を現した。
「恵御納さん、すみません。今お客様の猫の衣装を脱がしてる最中で……」
的子の言葉に、夏朝の焦げ茶色の瞳が強く輝いた。
「僕も手伝うよ!!」
有無を言わせぬ夏朝の勢いに驚きつつ、強力な助っ人に勿論理子は大喜びでした。
修の17匹の愛猫達が皆それぞれにケージへと収まった。
衣装を脱がすのも、ケージに入れるのも一筋縄ではいかなかった、が。
「恵御納も手伝ってくれて助かったよ」
「僕も、お役に立てたならよかった。八神君も来てたんだね」
友人関係である修と夏朝。猫を中心としながら話は弾み。
「恵御納も撮影に?」
夏朝がコクリと頷く。
「バイトだけれど」
そうか、頑張ってな、と修は声をかけ。来た時と同じく、ワゴンで猫達と共に家へと戻っていったのだった。
思わぬ所で沢山の猫と戯れることが出来、夏朝のテンションはだいぶ上がった模様。
「ちょっと恥ずかしいけれど……でも、頑張るよ」
夏朝の左手を覆うパペットのハルくんがおー!と片手を上げる。
「恵御納さん、水着はこちらですっ」
的子が夏朝を案内した先には、色とりどりの水着。
「以前に来た時に見かけなかったものもいっぱい、だね」
「えぇ、今回のために更に新しいものを買い足した、と小田切さんも言っていました」
お好きなものを着てくださいね、と的子が笑みを見せれば。夏朝は真剣に水着を吟味しつつ、パペットのハルくんが的子に向かってペコり、とお辞儀した。
「……じゃあ、これにしよう」
一組の水着を手に、夏朝は更衣室へと向かうのだった。
着て来た服装や荷物を密閉袋にしっかりと仕舞う夏朝。
お店側でも湿気の対策は行っているとは思うが、少しでもその手間や心配を減らしたい、と夏朝は自分で出来ることは対策するよう努めつつ。
「……お待たせしました」
夏朝が更衣室を出れば、満面の笑みを浮かべた理子が立っていた。
「夏朝ちゃん、めちゃキューートッ!」
ビシッ! と親指を立てる理子に、パペットのハルくんキャッキャと手を振り。
夏朝は白の大きなフリルがメインとなった爽やかなビキニ姿。腰元を明るい黄緑色の覆う。夏朝の小柄で華奢な身体を愛らしく彩る。
「ハルくんのグリーンの水着も素敵よね!」
理子がうんうんと頷けば。
「小田切さん、持ってきましたっ」
的子が小道具を抱えてやってきた。つば広のストローハットににゃんこ柄の入った水色の浮き輪。透明感があり、とても夏らしい水着は、ハルくん用サイズも用意されていた。
「オッケー、バッチリじゃない! それじゃあ、撮影いっちゃいましょー!」
理子の声に、夏朝も的子も頷くのだった。
シャッター音が響き渡る。
「お、夏朝ちゃんそのポーズいいわねぇ!」
あまり表情の変わらない夏朝ではあるが、二度目の撮影ということもあってか前回以上に微細に表情が変わるのが見て取れた。
(恥ずかしさもあるけれど……でも良い姿を撮ってもらえたら嬉しいな)
浮き輪の上に座り、夏朝はハルくんと共にポーズを決める。
「あー、かっわいい!」
夢中でファインダーを覗く理子を見ながら、夏朝は思う。
(今回の写真も、前回のように店頭に飾られるから……)
そう思うと、自然に夏朝の右手が上がった。
「にゃん♪」
「か!! わ!! い!! い!!」
理子の声にならない声が響く。まるで招き猫のようにグーにした手を動かし、そして微笑む姿。
「いただきました! 本日最高のにゃあさちゃんショットいただきましたよー!」
大興奮の理子の背中に(こんな大人もいるんだなぁ)と生温かい視線を送る的子だった。
「お待たせしました、フルートタルトとアイスティーです」
的子が給仕するケーキとドリンクが夏朝の前に置かれると、ありがとうございます、とハルくんと共に夏朝が頭を下げた。
フルーツの甘みが夏朝の疲れを柔らかに癒す。
「今日は雨だけど……いずれきっと、晴れるから」
「はい、私も。そう思います」
夏朝の呟きに、的子も笑みを浮かべ同意した。
的子にとって一番好きな季節、夏がもうすぐやってくる。
「Recollectionさんも、夏の海やプールみたいに良い人沢山やってきて、賑わいますように」
ほんのりと笑みを浮かべる夏朝に、的子も大きく頷いた。
「夏朝ちゃん、的子ちゃん、見て見てほら良い写真~!」
理子が現像した写真を手にやってくる。
その手元を覗き、やや頬を染める夏朝。愛らしい撮影は嬉しくも、そしてやはりちょっと気恥ずかしくもあり。
「やっぱり飾るならこれよね!」
「私もその写真がぴったりだと思いましたっ」
的子も頷いたのは、夏朝が招き猫ポーズを取っているもの。
どんな額縁にしようかしら、と2人が相談し合うのを見て、夏朝は目を細める。
(沢山のお客さんが来るのは勿論……このお店が害為すものに、狙われませんように)
寝子島だからこそ、起こりうる事態が不意に夏朝の頭をよぎる。
(魔除けになる可愛めの物とかプレゼントしようかな……?)
そう思いながら、アイスティーを口に含む夏朝だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月07日
参加申し込みの期限
2018年08月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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