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輝け! 写真館 Recollection
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■業務終了
「3人共、お疲れ様ー!」
カメラを片付け、理子が首をコキコキと動かしながらやってくる。
「理子さんもお疲れさまです……」
ケーキと飲み物を運んでいた時子。理子に気づき穏やかな笑みを浮かべた。
「はい、的子さんはショートケーキですね」
恭しく的子の前に差し出される純白のショートケーキに
「わ。すごいや、お誕生日みたい……」
自分の表情が満面の笑みになっているのを自覚する。
「あら、的子ちゃん今日はお煎餅じゃないの?」
理子の言葉に的子ははにかみ
「今日は、せっかくなので!」
「たまには違うものを味わうのも良いですよね……。幽さんはチーズケーキ、ですね」
「ありがとうございまーす。理子さん、ゴチになりまーーす」
ニカッと理子に笑みを見せる幽。
「どーぞどーぞ、たーんと召し上がれ!」
「あざーっす。そうだ、理子さん。そろそろ暑くなりそうだし、アイスとかも作ってくださいよー」
「あー、いいわね。あたしも食べたいわー」
「理子さんの作ったの食べてみたいっす」
「え? 作るのあたし!? 旦那産じゃなくて」
うす、と幽が言う。
「責任もって平らげてくれるんでしょうね……!?」
「ちょっとその責任は取れないっす」
そんなやりとりに、時子はクスリと笑みを零す。
(仕事も楽しいですが……このティータイムも楽しみの一つですね)
時子は自分の分のチーズケーキもテーブルに置き、そして紅茶を4人分注ぐ。
「時子ちゃんありがとっ! いやぁ本当に、時子ちゃんの気配り半端ないわぁ。落ち着いていて肝の据わった感じとか、あたし見習いたいもの」
「そんな……お仕事ですから……」
恥ずかしそうに頬を染めつつ、時子が入れた紅茶が目の前に並び。
いただきます、と皆が手を合わせ。それぞれがケーキを口に運んだ。
(ふぁあ、美味しい……!)
的子がショートケーキのクリームの口どけ、柔らかな甘みに身悶える。
その様子を暖かい表情で見守る幽や時子の視線にあわわ! と手をパタパタさせつつ
「雨降りですけど、盛況で良かったです」
「確かに。夏になったらまた忙しくなりそうっすね」
今から待ち遠しいなー、と両腕をぐんと伸ばす幽の言葉に反応し、
「ご迷惑でなければ、またお手伝いさせて下さい!」
「あらっ、嬉しいわねー。喜んで! どころかこちらからお願いしたい位よー! 的子ちゃんは勿論、時子ちゃんも、幽くんも!」
満面の笑みで笑う理子。
「あ、そういえば理子さんのお兄さん来てたっすよね。ガチお兄さんなんすか?」
「……お兄さん、ですか?」
時子が首を傾げる。
「そーそー、雑誌の撮影で、って感じで」
「私は猫さんとのウェディング写真が印象的でした」
的子が思い返すように話題に出す。そして、つい視線が窓へと向かった。
先月の様々なウェディングドレス写真が目に入り。
(そうか、ウェディング写真まだ間に合うのか……)
「あら? 的子ちゃんもドレス写真撮る? あたし張り切っちゃうわよ!」
理子が腕にググッと力を入れる。
「あ、その、大丈夫ですっ」
確かに、この間は見惚れてた……けど。
「いいんです」
私は、今は。
笑みを見せるが、上手に笑えてる気がしない。
「でも、撮るってなったら、その時は、小田切さんにお願いしたいです」
的子の言葉に理子は目尻を下げ
「勿論よ! 光栄だわ、その時には今以上に良い写真が撮れるようにあたし頑張るわよ!……あ、じゃあ水着姿撮る?」
「け、結構ですっっ!」
確かに一番好きなのは夏だが、今ここで撮影するのはハードルが高い。
理子はそのままクルンと幽と時子へと首を向ける。
「結構っす」
「……理子さんの水着写真はないんですか……?」
思いがけない時子の言葉に思わず理子の表情が固まった。
「ちょ、ちょっと待って時子ちゃん。アラフォーよ、確かに若作りはしているけれどあたしはアラフォーよ!? 時子ちゃんは本気で見たいのソレを!?」
「スタイル良さそうですし……」
真剣な面持ちで深く頷く時子。
「いや、水着なんてもう何年も着てな……」
「他人にはあんなに凄い水着薦めてるのに!」
笑いを堪える表情の幽に
「的子ちゃんもいるのよ黙らっしゃい」
ショートケーキを食べる手を止め、キョトンとした表情を見せる的子。
「わかりました、ダメならウェディングドレス姿でも良いんですけど……」
「時子ちゃん、見事なドア・イン・ザ・フェイステクニックの使い手ね……わかったわ」
理子は立ち上がると、一冊のアルバムを手に戻ってくる。
「好きなだけ見ればいい!」
半ばヤケな様子で写真を開く。
そこには純白のドレスを見に纏った理子。そして傍らにはタキシード姿の穏やかそうな男性。
いつもと雰囲気の異なる理子の姿、そして穏やかな笑み。
自分もいつかこんな写真を撮る日が来るのでしょうか……と時子の胸に暖かな熱が帯びる。
その時、隣に居るのは……。時子は一人の人物の姿を思い浮かべる。
共にベンチに座り、ラムネを飲んだあの日。そっと見た横顔は、きっとこの結婚写真を撮る時も同じ角度なのではないだろうか。
想像し、ほんのりと頬を染める時子。
しかし写真に集中する2人はそんな時子の表情に気付かず。
「へー、理子さんお似合いっすねー。隣はご主人っすか?」
「そうよ、このケーキの製造元よ。もういいわよね、ひゃー見られるの恥ずかしい」
顔をパタパタと仰ぎながら、理子は写真をしまう。
(美味しいケーキに、素敵な写真)
的子は思う。幸せそうな理子と旦那様の写真を。そしてこの写真館にやってきた人々の笑顔を。
(いいものは人を幸せにしてくれるんだなぁ)
楽しそうに笑う時子や幽、そして理子の姿に、的子も自然と顔が綻ぶのだった。
かくして。
写真館リコレクションも梅雨とは思えない程に晴れやかな季節を過ごす事が出来た。
「それじゃあ、ウェディング写真を水着写真に切り替えますか!」
幽、時子、的子は皆で店頭のウェディング写真を大切に仕舞い、新たに撮影された素晴らしい水着写真達に切り替える。
無事に7月の始まりは迎えられそうだ。
「皆さん、今日もお疲れ様でした」
時子が私服へと戻る。
美しく艶やかな和装と、それに合わせた和傘姿。
外はまだ雨模様だったが、皆晴れ晴れとした表情を浮かべ、業務を終了するのだった。
もう、夏はすぐそこに。
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あとがき
担当マスター:
金原りく
ファンレターはマスターページから!
この度はご参加いただき誠にありがとうございました!金原りくです。
6月の写真館、こうしてご参加者様にお集まりいただき
大変感謝しきりです…!
そしてとにかく!書かせていただき、とてもとてもとてもとても楽しかったですっ。
その楽しさが伝わり、また少しでもご参加いただいた皆様の
ご期待に沿えていれば幸いです。
またらっかみタイム7月の間に写真館シナリオが出せればなぁ、と妄想しつつ
ご縁がありました際は何卒よろしくお願いいたします!
理子も皆様も交流したり、構っていただけたり温かいお言葉をいただけて
とても幸せそうです、はい!
素敵な場面を書かせていただき、ありがとうございました!
またご縁がありますことを心より願っております!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月07日
参加申し込みの期限
2018年08月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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