this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
輝け! 写真館 Recollection
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
つぎへ >>
■誘われし2人
「……あ、そう。到着が遅れそうなのね。了解よー」
理子が電話を切る。
「理子さん、どーしたんすか?」
アルバイト中の
紗雪 幽
が理子に声をかける。
「うん、これから来るお客さん……って言っても知り合いなんだけど、予約時間を変更してほしい、って」
「了解っす。あ、こっちにあるピアノの引き取り時間もずらした方がいいっすよね」
「そうね、そうしましょ。なんか、化粧品メーカーの撮影だって言うんだけど……何かトラブルでもあったかしらねー」
理子は首を傾げながらセットの準備を進めるのだった。
寝子島の街は今日も雨模様。
神嶋 征一郎
はメンテナンスの終わったヴァイオリンを受け取り、家路へ向かう……途中、不意に柔らかな声がかかった。
「おや、征一郎」
親しみの籠った声色に、征一郎が振り向けば。そこには
篠宮 六花
の姿があった。
「六花か」
気心知れた級友との出会いに、征一郎は微かに表情を和らげ。手に持つ封筒と、どこかワクワクした表情を見せる六花に
「……新しい楽譜でも手に入れたか」
「あたり」
六花の釣り目がちな赤い瞳が喜びに細まる。
そんな征一郎と六花が連れだって歩くのを、一人の男が見つめていた。
「……すッッばらしい!!」
電話を切った後、偶然見かけた麗しの男子2人に目が離せないその男。
「これは、あの2人に頼むしか……ッッ!」
そして、写真館リコレクション。
「いらっしゃいませー!」
幽が明るくお客様を出迎えれば、3人の男性の姿。
「りこぴーん、遅くなってごめん★」
「いいわよ、連絡もくれたし。それじゃあ自由に使ってね☆」
熊のような体型の男は理子にフレンドリィに話しかける。
(あの熊おじさんが理子さんの知り合い……オネェっぽいし)
幽が表情は明るく、しかし内心では冷静に観察する。
(そして後の2人は……あれ?)
寝子島高校の生徒だ、と幽は思う。確か芸術科の先輩達だろう。
「……自分は興味ねぇって言ったんだが……何故ここにいる」
眉間に指を充て、征一郎が息を吐く。
「征一郎は何でも似合いそうだけど……まさか俺もとは」
明らかに巻き添えだよなコレ、と六花が苦笑する。
「友人がイケメンだと辛い」
六花がほろり、と流れそうな涙を袖で拭う仕草を見せる。
そんな2人の元に、カメラの準備が終わった熊系オネエ系カメラマンが近づく。
「本来のモデルさんが急病だったから、本当に助かったわぁ! 2人とも本当に本業がモデルとかじゃないの?」
「……自分は音楽系雑誌と夏のスイーツアイス特集で撮ったことはあるが、流石に化粧品の類はねぇ」
しかし、先日の創立記念祭でも押し切られて化粧を施された。男の化粧ブームでも来てるのか、と征一郎は思う。
「自分より六花の方がまだ似合うだろうが」
溜め息をつく征一郎に、え? 俺!? と六花は慌てた表情を見せる。
「俺は取材とか、撮影とか全部初めて初めてなんだからな!?」
「うふふ、経験者さんも初めてさんも安心して! アタシはカメラの腕は勿論、化粧もちゃぁんと学んできてるから安心してね★」
で、今日は本人に化粧品を選んでもらう企画で~~と企画趣旨が説明される。
「と、いうわけで。2人はどのリップカラーが良い?」
出された化粧品を見比べる六花と征一郎。しかし、さぁ選べ! と言われたものの常日頃から化粧を行っているわけではないのだから、何を選べばよいかさっぱり、である。
「あーー……じゃあ、このラベンダー色」
「征一郎、決断早いな。じゃあ俺は、このチェリーレッドを」
目についた色をそれぞれに選び。
「それじゃあ、2人共レッツメイク★」
不満顔の征一郎と、不安顔の六花。そんな2人の表情をよそに、嬉々としてメイクと衣装を整える熊男だった。
「どんな格好になるか楽しみっすねー」
笑みを見せる幽に、理子はニヤリと笑む。
「幽くん、見つかると多分誘われるわよ」
「……理子さん、俺ちょっとバックヤードいってきまーーす」
撮影場所には簡素な椅子。
「……さっさと終わらせたかったら恥は捨てろ」
ラメ入りのラベンダーのリップ、そして同色のアイラインを引き更にクールさを増した征一郎。
白のインナーに黒のジャケット。胸元には上質な輝きを持つシルバーのネックレスに同じくモノトーンを感じさせる腕時計を左手首に嵌め。征一郎のクールな美しさを更に引き立てている。
「……終わらないのも確か、か」
設置された機材はプロの仕事であることを物語っている。
眩しいライトに目を細めた後、六花は一呼吸置く。
(どんな経験であれ、無駄にするつもりはない)
少しだけ視線を上げ、征一郎の横顔を見る。きっと、隣に立つ彼も同じ気持ちだろう、と六花は推測する。
(全てを糧にすればいい)
六花のチェリーレッドで彩られた唇。その口角が無意識に上がる。
(ここで、増やせばいい)
「行こう」
化粧を引き立たせるために、モノトーンで纏められた和装。
背筋を伸ばし、静かに六花は進む。六花の美しい銀髪から鈴の音が響く。
(表情が変わったじゃねぇか)
余裕と色気を纏いだした六花の姿に征一郎はふ、口だけで笑んだ。
「早く終わらせる」
征一郎は六花と共に椅子へと腰かけ、いざ撮影がスタートするのだった。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
輝け! 写真館 Recollection
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月07日
参加申し込みの期限
2018年08月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!