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【夏至まつり】キャンドルナイトに星も燈りて
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●ナイトマルシェに誘われて(3)
花厳 望春
もまた、ナイトマルシェを訪れていた。
「さてさて、姉さん達のお土産、何がいいかな」
ついでに俺も自分用に何か欲しいな、なんて考えていたところに、
「……あ、りんご飴ある!」
と、望春は何とも言えないタイミングで、艶やかな誘惑との邂逅を果たす。
一つくださいと買い求めて、先ずは一口、ぱくり。
「ん、甘くて美味しい~。やっぱりお祭りといったらりんご飴だよねぇ」
勝手に、頬が蕩ける。
そのまま無心でもぐもぐを続けかけて、望春はハッと我に返った。
「あ、そうだ、お土産。これ食べながら探そうっと」
とりあえず甘いものは必須だと、ナイトマルシェの屋台を見て回る。
望春が見留めたのは、一風変わった、マンゴーのエクレアだ。
(珍しいし、姉さん達好きそうだからこれにしようかな)
すいません、と、店員に声を投げる。
テイクアウトが可能なことを確認したら、早速、お土産1種類GET!
椿 美咲紀
は、テーブル席で取材用のカメラのシャッターをパシャ、パシャリ。
撮影したのは、先ほど買い求めた夏野菜カレーパンとミートパイだ。
写した写真を確認して、美咲紀は「むふふ~」と頬を緩めた。
「我ながらいい出来なのです! このカメラを持ってきて正解でした!」
夜でもイイ写真を撮りたい! というパッションが、美咲紀の胸には溢れている。
あとで海での撮影もしたいと、三脚まで持参しているという本気っぷりだ。
カレーパンもミートパイも中身が見えるように、それでいて見栄えが悪くならないよう慎重に割って、
「さあ、もう一回撮影会なのですよ!」
と、美咲紀はキャンドルの具合で光の加減を調整しながら、撮影に励む。
「わ、本格的だね」
と、声がかかったのはその時だ。
顔を上げれば、そこには既知の仲である望春の姿があった。
「あ、花厳さん!」
「こんばんは、椿さん。前、座って大丈夫かな? 撮影の邪魔にならない?」
「平気なのですよ。私もそろそろ食べないと、折角のグルメが冷えちゃうし」
かくして、2人で席に着く。
りんご飴を口に楽しむ合間に、望春は美咲紀の手元を覗き込んで言った。
「椿さん、何買ったの?」
「夏野菜カレーパンとミートパイです! あ、良ければ写真も見て見て!」
「うわっ、すごいね。益々美味しそうに見える……」
望春の呟きに、美咲紀は「えっへん!」と胸を張る。
「渾身の出来なのです! 寝子高新聞のレポに、この写真も載せたいのですよ!」
「へえ、楽しみだなぁ」
そんなふうに会話を交わしたあとで、美咲紀はスッキリとしたアイスレモンティーを喉に流した。
そのあとで、いざ! とばかりに、カレーパンに齧りつく。
途端、ふわん、とその表情が蕩けた。
「暑い時でも食欲をそそる味なのです。お野菜もたっぷり入ってて嬉しい。おいしい……」
こくん、と、望春の喉が小さく鳴る。
「椿さん、食レポ上手だね……あ、姉さん達へのお土産、それにしようかな」
「お土産?」
「そう。探してたんだけど、何買ってあげるのがいいか悩んでたんだ」
「ふむふむ」
「それなら美味しそうだし、持ち帰りもできそうだし、いいかなって」
「なら、ちょっと食べてみますか? 撮影の時に割ったから、こっちは綺麗なままだし」
「え? いいの?」
「コメントを参考にさせてもらうので、遠慮なくどうぞ!」
「そういうことなら……」
差し出された半分のカレーパンを、ぱくっと口に運ぶ望春。
その瞳が、きらっと輝く。
「辛旨っ! うん、美味しい」
「良かったのですよ。ミートパイもお肉たっぷり入ってて、ああん、幸せ……あれ?」
うっとりしかけたところで、美咲紀は、足元のキジトラ猫に気付いた。
「あ、猫」
「ふふ、『美味しそうね?』って顔をしてるのです。瞳孔も丸くなって、かわいい」
この幸せをお裾分けしてあげたいけれど、残念ながらミートパイは玉ねぎ入り。
「ごめんね、猫ちゃん」
撫で撫でしてやると、キジトラ猫は「いいのよ」とばかりに美咲紀の足に身を擦り寄せた。
その温もりが、美咲紀の心をほんわかさせる。
1人と1匹のやり取りに目元を和らげていた望春が、言った。
「椿さんのお陰で助かったよ。甘いもの以外も、って思ってたから」
「はっ。ということは、甘いものはGET済み……?」
「うん、マンゴーのエクレア。これがそうだよ」
その時、美咲紀に衝撃が走る!
「て、テイクアウト用の箱まで可愛いのです! これは撮らねば!」
美咲紀の取材(と美味しい時間)は、まだまだ終わらなさそうだ。
羽生 碧南
は、ナイトマルシェをてくてくと歩いていた。
お気に入りの虹色Tシャツにデニムのショートパンツを合わせた、快活な印象のスタイルだ。
辺りには、食べ物の芳しい匂いが満ち満ちていて、
(あ、夏野菜のカレーパン、美味しそう! あっちのミートパイも……)
なんて、碧南は目移りしきり。
THE・運動部女子! な旺盛な食欲を刺激されて、
「ええい! もう、全部買っちゃえ!」
と、結局碧南は、あれもこれもと、気になったものを片っ端から買い求めた。
そうして、野外テーブル席に、それらをどん! と置く。
ズラリと並んだ料理を前に、碧南は瞳を煌めかせた。
「いただきますっ!」
手を合わせて、先ずはとカレーパンに齧り付く。
「んっ! 野菜の甘さと辛めのカレーが最っ高!」
ぺろりと食べ切ってしまって、次は、ミートパイだ。
「お肉がぎっしり……これは止まらない! マンゴーのエクレアは夏らしい爽やかな味!」
「そっちの飲み物は?」
「自家製レモネードです! 市販のとは全然味が違う……って!」
声に、今更ながらハッとして、がばと振り返る碧南。
気障な感じに小さく手を上げてみせるのは、
鷹取 洋二
だ。
碧南の心臓は、途端、バクバクと暴れ出した。
「たっ、たたたた、鷹取先輩!?」
「やあ、羽生くん。中々の健啖家ぶりだね」
「いやあの、こ、これは……」
「見ていて気持ちがいいよ。僕までお腹が空いてきてしまうな」
混じりけのない褒め言葉なのが碧南にもわかったが、それでも、恥ずかしいものは恥ずかしい。
頬が、勝手に火照るのを感じた。
「羽生くん?」
「だ、大丈夫です! それより先輩、夏至まつり、夜の部もコンプリですか?」
我ながら間抜けな質問かも、と思わなくもなかったが、ここは、何とかして話題を逸らしてしまいたい。
その目論見(?)は果たして成功し、洋二は、「ああ、そうなるよね」とにこりとした。
「それで、折角だから満喫したいなと……ああ、そうだ」
洋二が、いいことを思いついたというふうで、ファサァ、と前髪をかき上げる。
「羽生くん、もしかして、もう満腹かな?」
「へ? あの、ええっと……」
「もしまだ余力があるなら、ナイトマルシェを一緒にまわ……」
「はい! まだまだいけます!」
恥じらいを覗かせかけた碧南だが、『鷹取先輩と一緒に買い食い』という誘惑の前に見事陥落。
かくして、2人は並んで、ナイトマルシェを巡ることに。
「次は何にしようかな……」
「羽生くんの嗅覚は鋭そうだよね。何か、オススメはあるかな?」
「うーん、そうですねぇ……」
洋二の問いに碧南が考え込んだところで――ふと、通行人のある会話が耳を掠めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月06日
参加申し込みの期限
2018年08月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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